jpctool config alarmsync
形式
jpctool config alarmsync [-noprogress] [-target アラーム反映状態]
機能
アラーム反映状態がFailed(反映失敗)およびUncertain(状態不明)のサービスに対して,アラーム情報を反映するコマンドです。Failed(反映失敗)またはUncertain(状態不明)のうち,どちらか一方の状態のサービスに対して実行することもできます。jpctool config alarmsyncコマンドの実行後は,jpctool alarm unappliedコマンドを実行して,アラーム情報が正しく反映されたかどうかを確認してください。
コマンドを実行できるホスト
PFM - Manager
実行権限
- Windowsの場合
-
Administrators権限を持つユーザー
- UNIXの場合
-
rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1pc/tools/
引数
-noprogress
このオプションを指定すると,反映処理の進捗状況は出力されません。
-target アラーム反映状態
Failed(反映失敗)またはUncertain(状態不明)のうち,どちらか一方の状態のサービスに対して実行する場合に指定します。アラーム反映状態に実行対象のアラーム反映状態を指定します。
注意事項
-
このコマンドは多重実行できません。
-
同一ホスト上でjpctool config syncコマンドと同時に実行できません。
-
監視二重化の場合,セカンダリーのPFM - Managerからの実行はできません。
-
PFM - Managerサービス(Master ManagerおよびView Serverサービス)が起動していない場合,このコマンドは利用できません。
-
論理ホスト環境の場合,待機系ノードでは実行できません。
-
コマンドを実行した結果,アラーム反映状態が完了とならなかった場合でも,コマンドは正常終了します。
-
アラーム反映状態がFailed(反映失敗)またはUncertain(状態不明)のサービスが1つもない状況でこのコマンドを実行した場合,コマンドは正常終了します。
-
コマンドの実行中にPFM - Managerサービスが停止した場合や,Ctrl+Cキーやシグナルで中断した場合は,反映処理が停止します。コマンドを再実行して反映し直してください。
-
大規模な環境の場合,反映処理に時間が掛かるときがあります。
処理時間の目安は次のとおりです。
(反映するCollectorサービス※数)×4+(反映するAction Handlerサービス数)×2+300秒
Agent Collectorサービス数が2,500,Action Handlerサービス数が2,500の場合の処理時間の目安は,約255分です。
注※ Agent CollectorサービスおよびRemote Monitor Collectorサービス
戻り値
0 |
正常終了した。 |
1 |
コマンドラインの形式が不正である。 |
2 |
コマンドの実行権限がない。 |
5 |
PFM - Managerホスト以外で実行された。 |
12 |
jpctool config syncコマンドまたはjpctool config alarmsyncコマンドが実行中である。 |
17 |
監視二重化の環境でセカンダリーのPFM - Managerから実行した。 |
101 |
Master Managerサービスが起動していない。 |
200 |
メモリーが不足している。 |
211 |
ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。 |
221 |
Master Managerサービスからアラーム反映状態の情報取得に失敗した。 |
222 |
通信処理でエラーが発生した。 |
237 |
反映結果の判定処理でタイムアウトが発生した。 |
255 |
予期しないエラーが発生した。 |
使用例
>jpctool config alarmsync KAVE06201-Iアラーム定義とアクション定義の反映処理を開始します [50/50] KAVE06205-I反映結果の判定処理を開始します KAVE06206-I反映結果の判定処理が正常終了しました KAVE06202-I アラーム定義とアクション定義の反映処理が正常終了しました