16.4.4 PFMサービス自動再起動機能の運用
- 〈この項の構成〉
(1) 自動再起動機能
自動再起動機能を利用した運用例を次の図に示します。この例では,3時間に1回Agent Collectorサービスの稼働状態を確認し,サービスが停止している場合に自動的に再起動する例です。
- Restart Configurationsの設定
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Restart when abnormal Status:Yes(デフォルト)
- Agent Collectorサービスの設定
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Auto Restart:Yes
Auto Restart - Interval(Minute):180
Auto Restart - Repeat Limit:5(デフォルト)
(2) 定期再起動機能
定期再起動機能を利用した運用例を次の図に示します。この例では,1日1回9:00にPFM - Agentサービスを再起動する例です。
- Agent Collectorサービスの設定
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Scheduled Restart:Yes
Scheduled Restart - Interval:1(デフォルト)
Scheduled Restart - Interval Unit:Day
Scheduled Restart - Origin - Year:2007(年)
Scheduled Restart - Origin - Month:11(月)
Scheduled Restart - Origin - Day:1(日)
Scheduled Restart - Origin - Hour:9(時)
Scheduled Restart - Origin - Minute:0(分)
- 注意
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サマータイム(夏時間)が適用される地域で定期再起動機能を用いた運用を行う場合,次の注意事項があります。
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サマータイム開始時には1時間時刻が進むため,存在しない時刻が発生します。
再起動間隔の単位を日,週,月のいずれかに設定している場合に,定期再起動のタイミングが存在しない時刻にスケジューリングされると,1時間前の時刻で再起動が行われます。
例えば,東部標準時の場合,3月の第2日曜日の午前2時からサマータイムが開始されるため,3月の第2日曜日の午前2時から午前3時が存在しません。定期再起動のタイミングが3月の第2日曜日の午前2時から午前3時にスケジューリングされたときは,1時間前の時刻で再起動が行われます。
(例)
東部標準時の3月の第2日曜日が3/10の場合に,定期再起動の起点を1/10 午前2:30,再起動間隔の単位を月,間隔を2ヶ月に設定したときは,次のように再起動が行われます。
スケジューリングされる時刻
再起動されるタイミング
1/10 午前2:30
1/10 午前2:30
3/10 午前2:30
3/10 午前1:30
5/10 午前2:30
5/10 午前2:30
7/10 午前2:30
7/10 午前2:30
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サマータイム終了時には1時間時刻が戻るため,時刻が重複することがあります。
再起動間隔の単位を日,週,月のいずれかに設定している場合に,定期再起動のタイミングが重複する時刻にスケジューリングされると,サマータイム終了後の時刻で再起動が行われます。
例えば,東部標準時の場合,11月の第1日曜日の午前2時にサマータイムが終了するため,11月の第1日曜日の午前1時から午前2時が重複することになります。定期再起動のタイミングが11月の第1日曜日の午前1時から午前2時にスケジューリングされたときは,サマータイム終了後の時刻で再起動が行われます。
(例)
東部標準時の11月の第1日曜日が11/3の場合に,定期再起動の起点を9/3 午前1:30,再起動間隔の単位を月,間隔を2ヶ月に設定したときは,次のように再起動が行われます。
時刻
再起動の有無
9/3 午前1:30(サマータイム)
再起動される
11/3 午前1:30(サマータイム)
再起動されない
11/3 午前1:30(標準時間)
再起動される
1/3 午前1:30(標準時間)
再起動される
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定期再起動機能で,定期再起動の起点となる日時には存在しない日時を指定しないでください。
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