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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


14.1 JP1/AJS3と連携した監視の概要

Performance Managementは,JP1/AJS3と連携して監視できます。

Performance Managementでは,監視対象から収集したパフォーマンスデータを,グラフや表でわかりやすく表示したレポートで確認できます。JP1/AJS3と連携することで,JP1/AJS3の実行ホスト(エージェントホスト)のレポートを,JP1/AJS3の画面から直接表示して確認できます。

JP1/AJS3と連携したPerformance Managementによる監視の例を次の図に示します。

図14‒1  JP1/AJS3と連携したPerformance Managementによる監視の例

[図データ]

メモ

JP1/AJS3とは

JP1/AJS3とは,定型的・定期的な業務を自動化することを目的とした,JP1シリーズの製品です。

JP1/AJS3を使うと,複数の業務の内容と実行順序を定義することで,業務を自動で処理できるようになります。また,業務の実行を開始する時刻をあらかじめ定義しておいたり,何らかの事象が起こったときに業務を開始するように定義したりすることもできるため,複雑な業務も自動化できます。

JP1/AJS3によって業務を自動化すると,次のような効果があります。

  • より少ない人員で業務を運用できます。

    ホストが各地に分散している場合でも,業務を自動的に実行でき,1台のホストの画面で操作や監視ができるため,少ない人員で業務を運用できます。コストを削減し,人的資源を有効活用できます。

  • 人手によるミスを減らし,確実な運用ができます。

    定型的な業務を自動実行するため,オペレーションミスを減らせます。

  • 管理者が常駐していなくても,障害にすばやく対処できます。

    障害時にだけ実行する処理を定義したり,障害時に管理者へ自動的にメールを送ったりなど障害対応の手段も自動化できるので,管理者が常駐していなくても,障害にすばやく対処できます。

〈この節の構成〉