13.2.6 JP1/SLMと連携するためのネットワークの設定について
ここでは,JP1/SLMと連携するために必要なIPアドレスの名前解決やポート番号の設定について説明しています。
- 〈この項の構成〉
(1) IPアドレスの設定について
JP1/SLMホストからPFM - Managerホスト間,PFM - AgentおよびPFM - RMホストからJP1/SLMホスト間で,それぞれ名前解決できるホスト名を設定してください。jpchostsファイルにホスト名とIP アドレスを定義した場合は,通常の名前解決より優先して解決されます。
- メモ
-
Performance Management は,1 対1 でアドレス変換する静的NATに対応しています。
動的NATや,ポート変換機能を含むNAPTには対応していません。
(2) ポート番号の設定について
PFM - ManagerとJP1/SLMでは,次の表に示すポート番号を利用します。このポート番号はデフォルトで割り当てられています。
ファイアウォールを設置している場合など,「表13-3 JP1/SLMと連携するためのポート番号」のポート番号を通過させる必要があります。httpsd.confの設定やJP1/SLMの設定によって,使用するポート番号を変更して運用する場合は,該当するポート番号が通過できるように設定してください。
ポート番号の設定の手順は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のネットワーク構成の変更について説明している個所を参照してください。
JP1/SLMとの連携で使用するポート番号とそれぞれの目的を次に示します。
目的 |
ポート番号 |
通過方向 |
---|---|---|
JP1/SLMとの連携の設定に使用します。 PFM - Manager のViewServer サービスで使用されます。 |
22286 |
JP1/SLMホスト→ PFM - Managerホスト |
JP1/SLMからPFM - Web Consoleを起動するために使用します。 PFM - Web Console のWeb Service サービスで使用されます。 |
20358 |
Webブラウザ→ PFM - Web Consoleホスト |
JP1/SLMホストでパフォーマンスデータを受信するために使用します。 JP1/SLMホストで設定します。 |
20905 |
PFM - AgentおよびPFM - RMホスト→ JP1/SLMホスト |