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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


13.2.6 JP1/SLMと連携するためのネットワークの設定について

ここでは,JP1/SLMと連携するために必要なIPアドレスの名前解決やポート番号の設定について説明しています。

〈この項の構成〉

(1) IPアドレスの設定について

JP1/SLMホストからPFM - Managerホスト間,PFM - AgentおよびPFM - RMホストからJP1/SLMホスト間で,それぞれ名前解決できるホスト名を設定してください。jpchostsファイルにホスト名とIP アドレスを定義した場合は,通常の名前解決より優先して解決されます。

メモ

Performance Management は,1 対1 でアドレス変換する静的NATに対応しています。

動的NATや,ポート変換機能を含むNAPTには対応していません。

(2) ポート番号の設定について

PFM - ManagerとJP1/SLMでは,次の表に示すポート番号を利用します。このポート番号はデフォルトで割り当てられています。

ファイアウォールを設置している場合など,「表13-3 JP1/SLMと連携するためのポート番号」のポート番号を通過させる必要があります。httpsd.confの設定やJP1/SLMの設定によって,使用するポート番号を変更して運用する場合は,該当するポート番号が通過できるように設定してください。

ポート番号の設定の手順は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のネットワーク構成の変更について説明している個所を参照してください。

JP1/SLMとの連携で使用するポート番号とそれぞれの目的を次に示します。

表13‒3 JP1/SLMと連携するためのポート番号

目的

ポート番号

通過方向

JP1/SLMとの連携の設定に使用します。

PFM - Manager のViewServer サービスで使用されます。

22286

JP1/SLMホスト→

PFM - Managerホスト

JP1/SLMからPFM - Web Consoleを起動するために使用します。

PFM - Web Console のWeb Service サービスで使用されます。

20358

Webブラウザ→

PFM - Web Consoleホスト

JP1/SLMホストでパフォーマンスデータを受信するために使用します。

JP1/SLMホストで設定します。

20905

PFM - AgentおよびPFM - RMホスト→

JP1/SLMホスト