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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


12.5.6 JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーから監視する

JP1/IM2連携機能を有効に設定し,JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーにPFM - Web Consoleの画面を表示したり,JP1/IM2のREST APIでトレンド情報を取得したりする場合,Performance Managementの環境で次の操作を行ったときは,JP1/IM2の機能でIM管理ノード関連情報の反映を行ってください。IM管理ノード関連情報の反映方法については,JP1/IM2のマニュアルを参照してください。

注意
  • PFM - Managerに設定しているPFM - Web Consoleのホスト名は,統合オペレーション・ビューアー(Webブラウザ)を操作するホスト上から名前解決できる必要があります。

  • 次のどちらかの条件を満たした状態で,PFM - Web Consoleにログインしようとした場合,強制ログインを実行するかどうかの確認メッセージが表示されます。

    ・同一ユーザーのPFM - Web Consoleへの多重ログインを許可しない設定(初期設定ファイル(config.xml)のenableDuplicateLoginパラメーターに「false」を設定)の場合に,すでに同一ユーザーがログインしている。

    ・強制ログイン確認画面の表示を有効にする設定(初期設定ファイル(config.xml)のinformOfSharedSessionパラメーターに「true」を設定)の場合に,セッション上のWebブラウザでログインしているユーザーが存在する。

    強制ログインを実行すると,先にログインしているユーザーのセッションが切断され,新たなセッションが作成されます。

  • JP1/IM2をバージョンアップした場合は,JP1/IM2の機能で,IM管理ノード関連情報を再度反映する必要があります。IM管理ノード関連情報の反映方法については,JP1/IM2のマニュアルを参照してください。

  • JP1/IM2とPFM - Managerで設定するPFM - Web Consoleの通信プロトコル(「https」または「http」)は一致させてください。不一致の場合,JP1/IM2の[統合オペレーション・ビューアー]画面の[稼働状況]領域でPerformance Managementの構成要素を選択すると,[詳細表示]領域が読み込み中のまま,PFM - Web Consoleの画面が表示されません。

  • PFM - Web Consoleを12-50より前のバージョンからバージョンアップした場合,初期設定ファイル(config.xml)のdispReportsSameTimeパラメーターは未定義のため,「false」が設定された動作となります。同一セッション上のWebブラウザで,JP1/IM2のイベントからのモニター起動,またはJP1/IM2の提案機能で表示したレポート画面を同時に表示したい場合は,必要に応じてdispReportsSameTimeパラメーターの値を「true」に変更してください。

  • 初期設定ファイル(config.xml)のdispReportsSameTimeパラメーターに「true」を設定している場合の注意事項を次に示します。

    ・ログイン中のユーザーのセッションがタイムアウトした場合,Webブラウザの仕様により,同一セッション上のWebブラウザで表示している画面は,すべてログアウトした状態となります。

    ・JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーからPFM - Web Consoleにログイン中に,JP1/IM2のイベントからのモニター起動,またはJP1/IM2の提案機能でレポート画面を表示した場合,追加でメモリーを使用します。そのため,モニター起動または提案機能でレポート画面を複数表示した場合,メモリー不足となることがあります。JP1/IM2のモニター起動または提案機能でレポート画面を表示する場合のメモリー使用量については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,JP1/IM2のモニター起動でのレポート表示でログインユーザー1人当たりに必要なメモリー量について記載している個所を参照してください。