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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


10.1.3 ネットワーク構成の設計

Performance Managementを論理ホスト運用するときは,論理ホスト名と論理IPアドレスで通信できるように,ネットワークを構成する必要があります。

論理ホスト」とは,クラスタソフトに制御された,フェールオーバーの単位となる論理的なノードのことです。論理ホストは,「論理ホスト名」と「論理IPアドレス」を持ちます。アプリケーションは,共有ディスクにデータを格納し,論理IPアドレスで通信すれば,物理的なノードに依存しないで,フェールオーバーできます。

物理ホスト」とは,物理的なノードのことです。物理ホストが使うホスト名(hostnameコマンドまたはuname -nコマンドを実行したときに表示されるホスト名)を「物理ホスト名」,物理ホスト名に対応したIPアドレスを「物理IPアドレス」といいます。

論理ホストと物理ホストの概要を次の図に示します。

図10‒8 論理ホストと物理ホストの概要

[図データ]