Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


6.8.6 アラームテーブルのプロパティを確認する

あるPFM - AgentまたはPFM - RMで定義されているアラームテーブルの一覧,またはあるアラームテーブルに定義されているアラームの一覧とバインドされているエージェントの一覧を表示できます。

注意

個々のアラームのしきい値など,アラームで定義されている定義情報は表示できません。アラームの定義情報を確認する場合は,jpctool alarm exportコマンドでアラーム定義をエクスポートして確認してください。アラーム定義のエクスポートについては,「6.7.3 アラーム定義を変更する」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) アラームテーブルの一覧を表示する

あるPFM - AgentまたはPFM - RMで定義されているアラームテーブルの一覧を表示するには,jpctool alarm listコマンドを使用します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。

  2. jpctool alarm listコマンドを実行する。

    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)で定義されているアラームテーブル名を確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm list -key UNIX

    出力結果は次のようになります。この例では,監視テンプレートとアラームテーブル「alarmtable1」が定義されていることが確認できます。

    Product ID:U
    Alarm Table Name:
      alarmtable1
      PFM UNIX Solution Alarms 6.70
      PFM UNIX Solution Alarms 7.00

    jpctool alarm listコマンドを,-keyオプションだけ指定して実行した場合に表示される情報を,次の表に示します。

    表6‒13 jpctool alarm listコマンドの表示情報(-keyオプション指定)

    項番

    表示情報

    説明

    1

    Product ID

    PFM - AgentまたはPFM - RMの種類を示すプロダクトIDを示す。各PFM - AgentまたはPFM - RMのプロダクトIDについては,各PFM - AgentまたはPFM - RMのマニュアルの,付録に記載されている識別子一覧を参照のこと。

    2

    Alarm Table Name

    アラームテーブル名を示す。

    jpctool alarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

(2) アラームテーブル内のアラームの情報を表示する

あるアラームテーブルに定義されているアラームの一覧とバインドされているエージェントの一覧を表示するには,jpctool alarm listコマンドを使用します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。

  2. jpctool alarm listコマンドを実行する。

    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)の監視テンプレートPFM UNIX Solution Alarms 7.00で定義されているアラームの情報を確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm list -key UNIX -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00"

    出力結果は次のようになります。この例では,監視テンプレートのすべてのアラームが有効であること,および監視テンプレートがホスト「hostA」とホスト「hostB」にバインドされていることが確認できます。

    Product ID:U
    DataModelVersion:3.0
    Alarm Table Name:PFM UNIX Solution Alarms 7.00
    Alarm Name: 
      Disk Service Time   [active]
      I/O Wait Time       [active]
      Kernel CPU          [active]
      Pagescans           [active]
      Run Queue           [active]
      Swap Outs           [active]
      User CPU            [active]
     
    The Bound Agent:
      UA1hostA
      UA1hostB

    jpctool alarm listコマンドを,-keyオプションと-tableオプションを指定して実行した場合に表示される情報を次の表に示します。

    表6‒14 jpctool alarm listコマンドの表示情報(-keyオプション,-tableオプション指定)

    項番

    表示情報

    説明

    1

    Product ID

    PFM - AgentまたはPFM - RMの種類を示すプロダクトIDを示す。各PFM - AgentまたはPFM - RMのプロダクトIDについては,各PFM - AgentまたはPFM - RMマニュアルの,付録に記載されている識別子一覧を参照のこと。

    2

    DataModelVersion

    データモデルのバージョンを示す。

    3

    Alarm Table Name

    アラームテーブル名を示す。

    4

    Alarm Name

    アラーム名およびアラームが有効か無効かを示す。

    • active:アラームが有効であることを示す。

    • inactive:アラームが無効であることを示す。

    5

    The Bound Agent

    アラームテーブルがバインドされているエージェントのサービスIDを示す。

    jpctool alarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。