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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


5.7.1 レポートを表示する

ヒント

レポート系列ページング機能が有効な場合,[レポート]画面のグラフのフィールドが複数のページに分割されることがあります。デフォルトでは,1つのページに14個のフィールドが表示されます。表示するページは,下部フレーム上側の[図データ][図データ][図データ][図データ]ボタンで切り替えられます。

レポート系列ページング機能の設定方法および設定項目については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementのインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。

また,次のレポートでは,レポートの表示を期間ごとに変更できます。

  • レポート(履歴レポート)

  • 複合レポート(履歴レポート)

  • イベント履歴

レポート表示期間変更ボタンによって,現在表示しているレポートと同じ期間幅分,前後の時間帯のデータに移動できます。なお,[レポート表示設定]タブでは,より詳細なレポート表示期間の設定変更が行えます。

  • [図データ]:現在表示しているレポートの表示期間を,現在表示している期間分過去に移動したレポートを表示します。

  • [図データ]:現在表示しているレポートの表示期間を,現在表示している期間の半分過去に移動したレポートを表示します。

  • [図データ]:現在表示しているレポートの表示期間を,現在表示している期間の半分未来に移動したレポートを表示します。

  • [図データ]:現在表示しているレポートの表示期間を,現在表示している期間分未来に移動したレポートを表示します。

例えば,10:00〜11:00という1時間のデータを表示していた場合は,それぞれ次のようになります。

  • [図データ]:9:00〜10:00のデータ

  • [図データ]:9:30〜10:30のデータ

  • [図データ]:10:30〜11:30のデータ

  • [図データ]:11:00〜12:00のデータ

また,1月1日〜1月30日という30日間のデータを表示していた場合は,それぞれ次のようになります。

  • [図データ]:12月2日〜12月31日のデータ

  • [図データ]:12月17日〜1月15日のデータ

  • [図データ]:1月16日〜2月14日のデータ

  • [図データ]:1月31日〜3月1日のデータ

〈この項の構成〉

(1) 特定のエージェントを指定して表示する

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。

  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[エージェント階層]タブを選択する。

  3. [エージェント階層]画面のナビゲーションフレームで,レポートを表示するエージェントを選択する。

    選択したエージェントにチェックマークが表示されます。

    ヒント

    PFM - RMの監視対象のレポートを表示したいときは,監視対象に対応するリモートエージェントまたはグループエージェントを選択します。

  4. メソッドフレームの[レポートの表示]メソッドを選択する。

    インフォメーションフレームに,[レポートの表示 > レポートの選択]画面が表示されます。[レポートの表示 > レポートの選択]画面は,ツリー種別の選択項目によって表示が異なります。

    ツリー種別が「レポート」の場合は,後述の「ツリー種別が「レポート」の場合」を参照してください。ツリー種別が「ブックマーク」の場合は,後述の「ツリー種別が「ブックマーク」の場合」を参照してください。

注意

レポートが表示されない場合

履歴レポートが表示されない場合は,レポートの表示対象であるStoreデータベースのレコードの設定が,次のようになっているかどうかを確認してください。

  • Logの値が「Yes」

  • Collection Intervalの値が1以上

上記の設定になっていない場合は,上記の設定に変更してください。履歴レポートは過去の収集データを利用して表示するため,表示対象のレコードがStoreデータベースに記録されるように設定されていないと表示できません。

また,複合レポートが表示されない場合は,表示対象である登録レポートが設定されていないことが考えられます。複合ブックマークの編集によって設定してください。

メモ

[レポート]画面は,次のように表示されます。

ツリー種別が「レポート」の場合:

  • エージェントを1つだけ選択したとき

    レポートを複数選択したときは,選択した数だけ[レポート]画面が表示されます。

  • エージェントを複数選択し,「履歴(1つのエージェント)レポート」または「リアルタイム(1つのエージェント)レポート」を選択したとき

    エージェントごとに[レポート]画面が複数表示されます。

  • エージェントを複数選択し,「履歴(複数のエージェント)レポート」を選択したとき

    すべてのエージェントのデータが表示された1つの[レポート]画面が表示されます。

ツリー種別が「ブックマーク」の場合:

  • エージェントの指定(単一,複数)に関係なく,ブックマーク登録時の選択エージェントとなります。

  • ブックマーク(複合ブックマークを除く)を選択したとき

    ブックマークに登録されている,登録レポートの数だけ[レポート]画面が表示されます。

(a) ツリー種別が「レポート」の場合

  1. レポート階層からレポートを選択する。

    レポート階層には,[エージェント階層]画面のナビゲーションフレームで選択したエージェントと同一プロダクトの[レポート]画面が表示されます。

    • 1つのレポートを表示するとき

      レポート階層からレポートを選択すると,別ウィンドウに[レポート]画面が表示されます。

    • 複数のレポートを表示するとき

      [複数選択]をチェックすると,レポート階層から複数のレポートを選択できます。ただし,[エージェント階層]画面のナビゲーションフレームで複数の監視エージェントを選択しているときは,[複数選択]は表示されません。

      レポート階層からレポートを複数選択したあと,[OK]ボタンをクリックすると,それぞれの[レポート]画面が別ウィンドウに表示されます。

    補足 [レポート]画面で[レポートの表示設定]タブが初期表示された場合

    レポート作成時にフィールドの表示条件で「表示時に指定」が設定されている場合は,[レポートの表示設定]タブが初期表示されます。必要に応じて表示条件を設定し,[OK]ボタンをクリックすると,[レポートの表示]タブが表示されます。

(b) ツリー種別が「ブックマーク」の場合

  1. ブックマーク階層からブックマークまたは登録レポートを選択する。

    ブックマーク階層からブックマークまたは登録レポートを選択すると,別ウィンドウに[レポート]画面が表示されます。

    ヒント

    表示されているブックマークや登録レポートを絞り込むには,[選択エージェントで絞り込み]をチェックします。そのときナビゲーションフレームで選択しているエージェント名が含まれているものが表示されます。表示の絞り込みを解除するには[選択エージェントで絞り込み]のチェックを外します。

(2) アラームに関連づけられているレポートを表示する

アラームに関連づけられているレポートを表示して,アラーム発生の原因を分析します。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。

  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[エージェント階層]タブを選択する。

  3. [エージェント階層]画面のナビゲーションフレームで,レポートを表示するエージェントを選択する。

    選択したエージェントにチェックマークが表示されます。

    ヒント

    PFM - RMの監視対象のレポートを表示したいときは,監視対象に対応するリモートエージェントまたはグループエージェントを選択します。

  4. メソッドフレームで[アラームの状態の表示]メソッドを選択する。

    インフォメーションフレームに[アラームの状態の表示]画面が表示されます。レポートが関連づけられているアラームには,アラームアイコン([図データ])の横にレポートアイコン(Agent for Platformの場合は[図データ]または[図データ])が表示されます。

    アラームにレポートを関連づける方法については,「6.4.6 アラームにレポートを関連づける」を参照してください。

  5. レポートを表示させたいレポートアイコンを選択する。

    選択したレポートアイコンの[レポート]画面が別ウィンドウで表示されます。

    補足 [レポート]画面で[レポートの表示設定]タブが初期表示された場合

    レポート作成時にフィールドの表示条件で「表示時に指定」が設定されている場合は,[レポートの表示設定]タブが初期表示されます。必要に応じて表示条件を設定し,[OK]ボタンをクリックすると,[レポートの表示]タブが表示されます。

(3) [イベントモニター]画面からレポートを表示する

Performance Managementシステムのイベントを一覧表示する画面を,[イベントモニター]画面といいます。[イベントモニター]画面では,あらかじめアラームに関連づけられているレポートを表示できます。

[イベントモニター]画面でレポートを表示する手順については,「7.1.2 アラームに関連づけられているレポートを表示する」を参照してください。

アラームにレポートを関連づける方法については,「6.4.6 アラームにレポートを関連づける」を参照してください。

(4) ブックマークからレポートを表示する

レポートはブックマークに登録できます。レポートをブックマークに登録する手順については,「5.6.1 ブックマークを作成する」を参照してください。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。

  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[ブックマーク階層]タブを選択する。

  3. [ブックマーク階層]画面のナビゲーションフレームのブックマーク階層からブックマークまたは登録レポートを選択する。

    選択したブックマークまたは登録レポートにチェックマークが表示されます。

  4. メソッドフレームで[レポートの表示]メソッドを選択する。

    手順3で選択したレポートの[レポート]画面が別ウィンドウで表示されます。

(5) ブックマークのタイリング表示からレポートを表示する

[ブックマーク階層]画面のタイリング表示によって,表示されている履歴レポートのサムネイル画像からレポートを表示できます。

タイリング表示のサムネイル画像からレポートを表示する手順については,「5.6.6 ブックマークの登録レポートをタイリング表示する」を参照してください。