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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


5.3.8 レポートに関連づけるレポートを設定する(ドリルダウンレポート)

必要に応じて,表示中のレポートから関連するレポートをドリルダウンで表示するドリルダウンレポートを設定します。

ドリルダウンレポートには次の2種類があり,目的に合わせて設定します。両方を設定してもかまいません。

〈この項の構成〉

(1) レポートレベルのドリルダウンレポートを定義する

  1. [新規レポート > ドリルダウン]画面で[追加]ボタンをクリックする。

  2. [新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]画面のレポート階層から,レポートに関連づけるドリルダウンレポートを選択する。

    選択したレポートにチェックマークが表示されます。なお,ツリー種別プルダウンメニューから「ブックマーク」を選択することで,ブックマークおよび複合ブックマークをドリルダウンレポートとして関連づけることもできます。

    ヒント

    レポートまたはブックマークを検索する場合は,検索文字列をテキストボックスに入力して[絞込]ボタンをクリックします。

  3. [OK]ボタンをクリックする。

    [新規レポート > ドリルダウン]画面の[レポート]に,手順2で選択したドリルダウンレポートが表示されます。

  4. [完了]ボタンをクリックする。

    [新規レポート > ドリルダウン]画面が閉じ,レポートの設定が終了します。

(2) フィールドレベルのドリルダウンレポートを定義する

  1. [フィールド]から,ドリルダウンレポートを関連づけたいフィールドを選択する。

    選択するフィールドの[選択]ラジオボタンをクリックします。

  2. [バインド]ボタンをクリックする。

  3. [新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]画面のレポート階層から,フィールドに関連づけるドリルダウンレポートを選択する。

    選択したレポートにチェックマークが表示されます。

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    [新規レポート > ドリルダウン]画面の[フィールドのドリルダウン]の[レポート]に,手順3で選択したドリルダウンレポートが表示されます。

  5. 選択したフィールドを表示するときの条件式を設定したい場合は,[条件式の編集]ボタンをクリックする。

  6. [新規レポート > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]画面のドリルダウンレポートの条件式を設定する。

    例えば,[レポート]画面に表示されているプロセスのCPU使用率よりCPU使用率が高いプロセスを,ドリルダウンレポートとして表示したい場合,条件式を次のようになるように設定します。

    [条件式]:CPU % > CPU %

    左辺の「CPU %」はドリルダウンレポートに表示するCPU使用率を示します。これは,[新規レポート > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]画面の最初の[フィールド]に指定します。

    右辺の「CPU %」は,ドリルダウンレポートの表示元になる,[レポート]画面に表示されているCPU使用率を示します。これは,[値かフィールドのどちらかを選択してください]の[フィールド]に指定します。

  7. [OK]ボタンをクリックする。

    [新規レポート > ドリルダウン]画面が表示されます。手順6で設定した条件式が[フィールドのドリルダウン]の[条件式]に表示されます。

  8. [完了]ボタンをクリックする。

    [新規レポート > ドリルダウン]画面が閉じ,レポートの設定が終了します。