1.8.8 そのほかの注意事項
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PFM - Managerを停止する際,PFM - AgentまたはPFM - RMが同時に停止したり,アラームイベントが発行されたりした場合に次のメッセージが出力されることがあります。
KAVE00188-E イベント送信に失敗しました (service=Trap GeneratorサービスまたはView ServerサービスのサービスID)
Trap GeneratorサービスのサービスIDが出力された場合は,アラームイベント発生時のアクション(SNMPトラップ)が実行されていない可能性があります。PFM - Managerを再起動後,イベント履歴を確認し,発生したイベントを確認してください。
View ServerサービスのサービスIDが出力された場合は,対処は必要ありません。
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電源断などによって,PFMサービスが停止処理を正常に行わずに停止した場合,サービス構成情報ファイル(jpcns.ini)ファイルが壊れることがあります。この場合,次の再起動時にサービス構成情報ファイルは自動で回復されますが,jpctool service listコマンドなどでTrap GeneratorサービスのサービスIDが2つ表示されることがあります。
<回復策>
次の手順を実行して回復してください。
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不要なTrap GeneratorサービスのサービスIDを削除する。
■物理ホスト
jpctool service delete -id "Trap GeneratorサービスのサービスID"
■論理ホスト
jpctool service delete -id "Trap GeneratorサービスのサービスID" -lhost 論理ホスト名
jpctool service deleteコマンドを実行したあと,PFMサービスの再起動やjpctool service syncコマンドを実行する必要はありません。
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監視二重化の構成の場合はプライマリーとセカンダリーを同期させる。
Trap Generatorサービスに対してPFMサービス自動再起動機能を設定していた場合は,Trap Generatorサービスに対してPFMサービス自動再起動機能の再設定を実施してください。
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PFM - Managerを運用する環境のOSがLinuxでSELinux機能が有効のときは,PFM - Managerのサービス起動やコマンド実行に失敗することがあります。この場合,OSのシステムログに次のメッセージが出力されます。
SELinux is preventing /opt/jp1pc/以下のファイル名 OSが出力するメッセージ. For complete SELinux messages. run sealert -l OSが指定するID
この場合,「sealert -l OSが指定するID」を実行し,出力されるメッセージの対処に従ってください。
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AIXのDLPAR機能を使用してLPARの構成変更を行う場合は,PFM - Baseのサービスを停止してから行ってください。
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AIXのSMT機能の操作を行う場合は,PFM - Baseのサービスを停止してから行ってください。