6.1 アラームの概要
Performance Managementでは,監視エージェントで監視しているパフォーマンスデータがあらかじめ設定されたしきい値に達した場合,ユーザーに通知されるように設定できます。
データがしきい値に達した場合のシステムの動作を定義したものを「アラーム」,複数のアラームを1つにまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。アラームテーブルは,PFM - AgentまたはPFM - RMの種類ごとに1つだけある「フォルダ」下にあります。このフォルダは,PFM - Web Consoleの[メイン]画面のナビゲーションフレームで[アラーム階層]タブを選択したときに表示されるアラーム階層の2階層目に表示されます。
データがしきい値に達した場合,監視エージェントは「アラームイベント」を発行して通知します。このアラームイベントを受けて,Performance Managementが実行する動作のことを「アクション」と呼びます。Performance Managementのアクションを次に示します。
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システム管理者にEメールで通知する
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修復プログラムなどのコマンドを実行する
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ほかのJP1製品と連携するためのJP1イベントを発行する
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SNMPトラップを送信する
アラームテーブルは,監視エージェントに関連づけることで,しきい値の超過を検知できます。アラームテーブルと監視エージェントとを関連づけることを「バインド」と呼びます。
また,1つの監視エージェントに複数のアラームテーブルをバインドできます。