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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


付録G.2 データモデルのバージョン互換

PFM - Agentには,製品のバージョンのほかに,データモデルのバージョンがあります。

PFM - Agentをバージョンアップすると,データモデルもバージョンアップされる場合があります。データモデルは上位互換を保っているため,古いバージョンで定義したレポートの定義やアラームの定義は,新しいバージョンのデータモデルでも使用できます。

PFM - Agentのデータモデルのバージョンについては,各PFM - Agentマニュアルの,付録に記載されているバージョン互換を参照してください。

5.0と6.0のデータモデルのバージョンが混在する場合を例にして,バージョンの互換性について説明します。

〈この項の構成〉

(1) レポートを表示する場合

データモデルのバージョン5.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したエージェントから表示できます。データモデルのバージョン6.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン6.0で定義したエージェントだけに表示できます。

[図データ]

(2) アラームテーブルをバインドする場合

データモデルのバージョン5.0で定義したアラームテーブルは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したエージェントにバインドできます。データモデルのバージョン6.0で定義したアラームテーブルは,データモデルのバージョン6.0で定義したエージェントだけにバインドできます。

[図データ]

(3) レポートにドリルダウンレポートを関連づける場合

データモデルのバージョン5.0で定義したドリルダウンレポートは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したレポートに関連づけることができます。データモデルのバージョン6.0で定義したドリルダウンレポートは,データモデルのバージョン6.0で定義したレポートだけに関連づけることができます。

[図データ]

(4) アラームにレポートを関連づける場合

データモデルのバージョン5.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したアラームに関連づけることができます。データモデルのバージョン6.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン6.0で定義したアラームだけに関連づけることができます。

[図データ]