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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


付録C.8 ネットワーク上を流れるデータ量の見積もり方法

Performance Managementでネットワーク上を流れるデータ量を見積もる場合には,監視運用時にネットワーク上を流れるデータ量を検討します。

注※

Performance Managementの設定変更などを実施すると通信しますが,設計・構築時の一時的な通信のため,特にシステム見積もりには含める必要はありません。

通常,Performance Managementの監視運用中にネットワーク上を流れるデータは次の2種類となります。
  • アラーム発生時に発生する通信データ

  • レポート情報を取得するときに発生する通信データ

〈この項の構成〉

(1) アラーム発生時に発生する通信データを見積もる

アラームが発生すると,PFM - Agent,PFM - RMからPFM - Managerへアラームイベントが送信されます。このときに発生するデータ量は,1件当たり5KB程度です。特にシステム見積もり時に考慮する必要はありません。

(2) レポート情報を取得するときに発生する通信データ

Performance Managementの監視運用中に発生する通信データで最も大きくなるのは,レポート情報を取得するときに発生する通信データです。定期的にレポートを取得して運用する場合などは,この通信データ量を見積もっておくことをお勧めします。

レポート情報を取得するときに発生する通信データは,PFM - AgentまたはPFM - RMからPFM - Managerへ送信されます。このデータ量はレポート情報のサイズによって変化するため,個別に計算する必要があります。計算方法は,「付録C.7(2) GUI利用時のメモリー見積もり」の「【手順1】」の1回のレポートデータ受信に必要なデータ量(B1)の計算式と同じです。