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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


付録C.4 Storeデータベースに対するjpctool db backupコマンド・jpctool db dumpコマンド実行時に必要なディスク占有量

〈この項の構成〉

(1) Master Storeサービスの場合

PFM - ManagerのMaster StoreサービスのStoreデータベースに対してjpctool db backupコマンドおよびjpctool db dumpコマンドを実行する場合に必要となるディスク占有量を,OSごとに示します。

(a) Windowsの場合

表C‒1 Master StoreサービスのStoreデータベースでの作業に必要なディスク占有量(Windowsの場合)

作業

ディスク占有量の見積もり式(単位:メガバイト)

Storeデータベースのバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

2*(1+0.1*a+0.015*a*b)

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

2*(1+0.1*a+0.015*a*b)

(凡例)

a:接続するPFM - AgentまたはPFM - RM数(インスタンスを起動している場合は,インスタンス数も加える)

b:PAレコードの保存数(初期状態は1,000)

注※

a*b*0.015 < 2000(メガバイト)を満たす値をbに設定してください。

なお,デフォルトでは次に示すディスク領域を使用します。

作業

使用ディスク領域(デフォルトの場合)

物理ホスト運用時

論理ホスト運用時

Storeデータベースのバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

インストール先フォルダ\jp1pc\mgr\store\backup\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\mgr\store\backup\配下

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

インストール先フォルダ\jp1pc\mgr\store\dump\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\mgr\store\dump\配下

(b) UNIXの場合

表C‒2 Master StoreサービスのStoreデータベースでの作業に必要なディスク占有量(UNIXの場合)

作業

ディスク占有量の見積もり式(単位:メガバイト)

Linux

Storeデータベースのバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

2*(1+0.1*a+0.015*a*b)

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

2*(1+0.1*a+0.015*a*b)

(凡例)

a:接続するPFM - AgentまたはPFM - RM数(インスタンスを起動している場合は,インスタンス数も加える)

b:PAレコードの保存数(初期状態は1,000)

注※

a*b*0.015 < 2000(メガバイト)を満たす値をbに設定してください。

なお,デフォルトでは次に示すディスク領域を使用します。

作業

使用ディスク領域(デフォルトの場合)

物理ホスト運用時

論理ホスト運用時

Storeデータベースのバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

/opt/jp1pc/mgr/store/backup/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/mgr/store/backup/配下

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

/opt/jp1pc/mgr/store/dump/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/mgr/store/dump/配下

(2) PFM - AgentまたはPFM - RMの場合

PFM - AgentまたはPFM - RMのStoreデータベースに対してjpctool db backupコマンドおよびjpctool db dumpコマンドを実行する場合に必要となるディスク占有量を,Storeバージョンごとに示します。

(a) Storeバージョン2.0の場合

表C‒3 PFM - AgentまたはPFM - RMのStoreデータベースでの作業に必要なディスク占有量(Storeバージョン2.0の場合)

作業

ディスク占有量の見積もり式(単位:メガバイト)

Storeデータベースのフルバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

S

Storeデータベースの部分バックアップ(jpctool db backupコマンドに-partialオプションを付けて実行)

Sのうち,-partialオプションでバックアップ対象に指定した期間およびレコード範囲分

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

Sのうち,エクスポート対象に指定した期間およびレコード範囲分

(凡例)

S:PFM - AgentまたはPFM - RMのStoreデータベースで使用するディスク占有量

注※

変数Sの値の算出方法については,リリースノートを参照してください。

なお,デフォルトでは次に示すディスク領域を使用します。ここではOSごとに表に示します。

表C‒4 デフォルトの使用ディスク領域(Windowsの場合)

作業

エージェントの種類

使用ディスク領域(デフォルトの場合)

物理ホスト運用時

論理ホスト運用時

Storeデータベースのフルバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

シングルインスタンスエージェント

インストール先フォルダ\jp1pc\agtX\store\backup\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\agtX\store\backup\配下

マルチインスタンスエージェント

インストール先フォルダ\jp1pc\agtX\store\インスタンス名\backup\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\agtX\store\インスタンス名\backup\配下

Storeデータベースの部分バックアップ(jpctool db backupコマンドに-partialオプションを付けて実行)

シングルインスタンスエージェント

インストール先フォルダ\jp1pc\agtX\store\partial\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\agtX\store\partial\配下

マルチインスタンスエージェント

インストール先フォルダ\jp1pc\agtX\store\インスタンス名\partial\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\agtX\store\インスタンス名\partial\配下

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

シングルインスタンスエージェント

インストール先フォルダ\jp1pc\agtX\store\dump\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\agtX\store\dump\配下

マルチインスタンスエージェント

インストール先フォルダ\jp1pc\agtX\store\インスタンス名\dump\配下

環境ディレクトリ\jp1pc\agtX\store\インスタンス名\dump\配下

注※

agtX」のXは,各PFM - AgentまたはPFM - RMのプロダクトIDを示します。

表C‒5 デフォルトの使用ディスク領域(UNIXの場合)

作業

エージェントの種類

使用ディスク領域(デフォルトの場合)

物理ホスト運用時

論理ホスト運用時

Storeデータベースのフルバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

シングルインスタンスエージェント

/opt/jp1pc/agtX/store/backup/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/agtX/store/backup/配下

マルチインスタンスエージェント

/opt/jp1pc/agtX/store/インスタンス名/backup/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/agtX/store/インスタンス名/backup/配下

Storeデータベースの部分バックアップ(jpctool db backupコマンドに-partialオプションを付けて実行)

シングルインスタンスエージェント

/opt/jp1pc/agtX/store/backup/partial/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/agtX/store/backup/partial/配下

マルチインスタンスエージェント

/opt/jp1pc/agtX/store/インスタンス名/backup/partial/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/agtX/store/インスタンス名/backup/partial/配下

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

シングルインスタンスエージェント

/opt/jp1pc/agtX/store/backup/dump/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/agtX/store/backup/dump/配下

マルチインスタンスエージェント

/opt/jp1pc/agtX/store/インスタンス名/backup/dump/配下

環境ディレクトリ/jp1pc/agtX/store/インスタンス名/backup/dump/配下

注※

agtX」のXは,各PFM - AgentまたはPFM - RMのプロダクトIDを示します。

(b) Storeバージョン1.0の場合

表C‒6 PFM - AgentまたはPFM - RMのStoreデータベースでの作業に必要なディスク占有量(Storeバージョン1.0の場合)

作業

ディスク占有量の見積もり式(単位:メガバイト)

Storeデータベースのバックアップ(jpctool db backupコマンドの実行)

2*S

Storeデータベースのエクスポート(jpctool db dumpコマンドの実行)

2*S

(凡例)

S:PFM - AgentまたはPFM - RMのStoreデータベースで使用するディスク占有量

注※

変数Sの値の算出方法については,リリースノートを参照してください。

なお,デフォルトで使用するディスク領域については,「表C-4 デフォルトの使用ディスク領域(Windowsの場合)」または「表C-5 デフォルトの使用ディスク領域(UNIXの場合)」を参照してください。