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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


付録A.2 PFM - Web Consoleの表示

〈この項の構成〉

(1) PFM - Web Consoleで表示できる[レポート]画面の数

表A‒1 PFM - Web Consoleで表示できる[レポート]画面の数

内容

推奨数

1つのPFM - Web Consoleで表示できる[レポート]画面

4

1つのPFM - AgentまたはPFM - RMの情報を複数のPFM - Web Consoleで表示できる[レポート]画面

10

(2) レポートに表示できる最大データ数

リアルタイムレポートでは,データを30回分まで表示します。変更する場合は,初期設定ファイル(config.xml)のmaxRealtimeCacheを変更してください。

(3) 表示するリアルタイムレポートの数

PFM - AgentまたはPFM - RMで複数インスタンスレコードを収集する場合,1回の収集で扱うことができるインスタンス数は32,767個までです。

(4) 表示するレポートのフィールド数

レポート内のフィールド数は制限していませんが,フィールド数が多い場合,グラフや凡例が一部またはすべて見えなくなることがあります。表示するフィールド数は20個程度を推奨します。

(5) タイリング表示で表示できるレポートのグラフ数

タイリング表示で表示できるレポートのグラフの最大数は,デフォルトで50です。タイリング表示を実行した場合にサーバへの負荷が高いときは,対象のブックマークを複数に分割して,グラフの表示数を減らしてください。

タイリング表示で表示できるレポートのグラフの最大数を変更したい場合は,初期設定ファイル(config.xml)のmaxTileReportsの値を変更してください。

(6) 同時にログインできるユーザーアカウント数

表A‒2 PFM - Web Consoleに同時にログインできるユーザーアカウント数

内容

認証モード

最大数

1つのPFM - Web Consoleに同時にログインできるセッション数

PFM - Web Consoleへのログイン時(JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーからのPFM - Web Consoleの画面表示(シングル・サインオン)以外)

PFM認証モード

5

JP1認証モード

JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーからのPFM - Web Consoleの画面表示時(シングル・サインオン)

PFM認証モード

JP1認証モード

64※1※2※3

(凡例)

−:該当しない

注※1

JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーからのPFM - Web Consoleの画面表示(シングル・サインオン)と,それ以外からのPFM - Web Consoleへのログインを併用する場合,同時にログインできるユーザーアカウント数の最大数は,双方を合わせて「64」です。

注※2

PFM - Web Consoleは,ログインするユーザー数およびシステムが管理するエージェント数に応じてメモリーを使用します。そのため,メモリー量の見積もりを実施する必要があります。メモリー量の見積もり方法については,「付録C.7 運用に応じたメモリー量の見積もり方法」を参照してください。

システムで管理できるエージェント数の目安を,次のモデルケースで示します。

■モデルケース1

<運用ケース>

  • PFM - Web Consoleのメモリー量:1,536メガバイト

  • 同時にログインするユーザー数:64

  • 表示するレポート:1,440レコード(デフォルト値),10フィールドの履歴レポート

  • 業務グループ数:100

注※ PFM - Web Consoleのデフォルトのメモリー量に,JP1/IM2との連携時に拡張が必要なPFM - Web Consoleのメモリー量(512メガバイト)を加算した値です。

<システムで管理できるエージェント数の目安>

  • レポートキャッシュファイル化機能が有効な場合

    150エージェント

  • レポートキャッシュファイル化機能が無効な場合

    90エージェント

■モデルケース2

<運用ケース>

  • PFM - Web Consoleのメモリー量:8,192メガバイト

  • 同時にログインするユーザー数:64

  • 表示するレポート:1,440レコード(デフォルト値),10フィールドの履歴レポート

  • 業務グループ数:100

<システムで管理できるエージェント数の目安>

  • レポートキャッシュファイル化機能が有効な場合

    1,190エージェント

  • レポートキャッシュファイル化機能が無効な場合

    1,130エージェント

注※3

複数のセッションで,PFM - Web Consoleの画面での操作またはエージェント階層やレポート画面の自動更新が,同時に行われた場合,応答に時間が掛かる場合があります。

エージェント階層の自動更新については,初期設定ファイル(config.xml)のdefaultAutoRefreshパラメーターで,PFM - Web Consoleにログイン後の初期値を「無効」に設定できます。