5.2.3 サービス情報の削除手順
次のような場合,jpctool service listコマンドおよびjpctool monitor listコマンドで表示されるサービス情報を削除する必要があります。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMをアンインストールしたとき
-
接続先のPFM - Managerを変更したとき
-
運用開始後に,次のどれかのホスト名を変更したとき
-
PFM - Manager
-
PFM - AgentまたはPFM - RM
-
PFM - Base
-
-
監視二重化をアンセットアップしたとき
-
PFM - AgentまたはPFM - RMのインスタンスをアンセットアップしたとき
-
PFM - AgentまたはPFM - RMをアンインストールまたはアンセットアップしていない状態でホストをシステムから取り除いたとき(例:マシンを撤去した場合など)
サービス情報を削除するにはjpctool service deleteコマンドを使用します。PFM - AgentホストまたはPFM - RMホストのLANケーブルが接続されていないなどの物理的な理由で通信できない場合は,サービス情報を削除できません。jpctool service deleteコマンドを実行する際は,PFM - ManagerホストとPFM - AgentまたはPFM - RMホストが物理的に接続されていることを確認してください。なお,jpctool service deleteコマンドを-forceオプションを指定して実行することで,強制的にサービス情報を削除することもできます。
サービス情報を削除する手順を次に示します。
-
PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。
-
削除対象のPFM - AgentまたはPFM - RMのサービスを停止する
この操作は,PFM - AgentまたはPFM - RMをアンインストールまたはアンセットアップしていない状態でホストをシステムから取り除いた場合は不要です。
-
jpctool service deleteコマンドを,情報を削除したいサービスのサービスIDを指定して実行する。
例えば,ホストhost02上にあるPFM - Agent for OracleのAgent Storeサービスの情報を削除する場合は,次のように指定します。
jpctool service delete -id "OS*" -host host02
PFM - AgentまたはPFM - RMをアンインストールまたはアンセットアップしていない状態でホストをシステムから取り除いた場合は,jpctool service deleteコマンドは-forceオプションを指定して実行してください。
-
jpctool service syncコマンドを実行する。
jpctool service syncコマンドで同期したサービス情報が反映されるタイミングは,PFM - Web Consoleのバージョンによって異なります。jpctool service syncコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
-
PFM - Web Consoleのエージェント階層で「User Agents」を選択して表示されるツリーから,不要になったエージェントを削除する。
- 重要
-
PFM - RMのリモートエージェントをアンセットアップした場合(jpcconf target unsetupコマンド実行後)は,自動的にサービス情報が削除されるため,jpctool service deleteコマンドの実行は不要です。
ただし,アンセットアップ後にPFM - Web Consoleに情報を反映するためには,jpctool service syncコマンドの実行が必要です。
サービス情報は,次のタイミングで削除されます。
-
PFM - Managerおよび削除対象のPFM - RMのサービスが起動しているとき
jpcconf target unsetupコマンドを実行すると,PFM - RMからPFM - Managerにサービス情報の削除要求が行われ,PFM - Managerでサービス情報が削除されます。
-
PFM - Managerまたは削除対象のPFM - RMのサービスが停止しているとき
jpcconf target unsetupコマンドを実行後に,PFM - RMのサービスが起動してPFM - Managerに接続されたタイミングで,PFM - Managerでサービス情報が削除されます。
-