Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


3.10.1 監視対象マシンの時刻設定に関する注意事項

〈この項の構成〉

(1) 時刻設定についての注意事項

(2) 未来の時刻に変更した場合の注意事項

(3) 過去の時刻に変更した場合の注意事項

現在時刻より過去の時刻に変更した場合,パフォーマンスデータは変更後の時刻から,データの収集および履歴情報が保存されます。変更前の同じ日時に収集されたデータおよび履歴情報がある場合,同時刻のデータが混在してしまうため,時刻設定を変更したあとに次の手順を実施し,Storeデータベースをクリアする必要があります。

  1. Performance Managementのプログラムおよびサービスを停止する。

    Performance Managementのプログラムおよびサービスが起動している場合は,すべて停止してください。サービスの停止にはjpcspm stopコマンドを使用してください。

  2. マシンの時刻を現在時刻より過去の時刻に変更する。

  3. Performance Managementのプログラムおよびサービスを起動する。

    Performance Managementのプログラムおよびサービスを起動します。サービスの起動にはjpcspm startコマンドを使用してください。

  4. jpctool db clearコマンドを実行し,Storeデータベースから対象となるAgentのPI,PD,PLレコードを消去する。

    詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。