3.1.1 サービスの概要
Performance Managementは,さまざまな機能を持つプロセスを実行することで,監視エージェントの稼働状況を監視します。Performance Managementのプログラムを構成する,機能ごとのプロセスを「サービス」と呼びます。
監視コンソールでPFM - Web Consoleの[サービス階層]画面を選択することで,サービスのプロパティやステータスを確認できます。また,サービスを停止させることもできます。
- 〈この項の構成〉
(1) サービスの種類
Performance Managementのサービスが持つ機能とサービス名の一覧を次の表に示します。Performance Managementのサービスには,表に示すサービス名のほかにサービスIDが付いています。サービスIDはコマンドの実行や監視コンソールでの表示などに使われます。サービスIDについては,「付録B.1 サービスIDとサービスキーの命名規則」を参照してください。
サービス名 |
機能 |
詳細 |
---|---|---|
サービス構成情報管理 |
Performance Managementのサービス情報の登録や更新など,サービス構成情報を管理する。 |
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システム一元管理 |
PFM - Managerの中核をなすメインサーバ。レポートやアラームの定義情報の管理や,定義情報の配信を実施する。 |
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監視コンソール通信サーバ |
PFM - Web Consoleと接続する場合の通信処理を管理する。 |
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アラームイベント配信制御 |
サービス間のアラームイベント配信を制御する。 |
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イベントデータ管理 |
各PFM - AgentおよびPFM - RMから発行されたイベントデータをStoreデータベースに記録し,管理する。 |
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SNMPトラップ発行 |
監視エージェントのデータがしきい値を超えてアラームイベントが発生した場合,SNMPトラップを発行する。 |
|
アクション実行 |
監視エージェントのデータがしきい値を超えてアラームイベントが発生した場合,ユーザーに異常などの状況を通知するアクションを実行する。 |
|
ステータス管理 |
Performance Managementのサービスのステータスを管理する。 |
|
ヘルスチェック状態収集 |
次に示す稼働状態を収集したり,しきい値を監視したりする。
PFM - Web Consoleでリアルタイムレポートを表示する場合のデータ処理を実行する。 |
|
ヘルスチェック状態管理 |
次に示す,収集した稼働情報をStoreデータベースに記録し,管理する。
PFM - Web Consoleで履歴レポートを表示する場合のデータ処理を実行する。 |
サービス名 |
機能 |
詳細 |
---|---|---|
Webアプリケーション実行機能 |
PFM - Web Consoleのメインサービス。PFM - Managerへの接続や,Webブラウザからの要求を処理する。 |
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httpサーバ機能 |
Webブラウザとの通信処理を管理する。 |
サービス名 |
機能 |
詳細 |
---|---|---|
アクション実行 |
監視エージェントのデータがしきい値を超えてアラームイベントが発生した場合,ユーザーに異常などの状況を通知するアクションを実行する。 |
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ステータス管理 |
Performance Managementのサービスのステータスを管理する。 |
- 注※
-
複数のPFM - AgentまたはPFM - RMが同一ホスト上にある場合,そのホスト上にはPFM - Baseのサービスが1つだけ配置されます。
サービス名 |
機能 |
詳細 |
---|---|---|
パフォーマンスデータ収集 |
監視エージェントのパフォーマンスデータを収集したり,しきい値を監視したりする。PFM - Web Consoleでリアルタイムレポートを表示する場合のデータ処理を実行する。 |
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パフォーマンスデータ管理 |
収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録し,管理する。PFM - Web Consoleで履歴レポートを表示する場合のデータ処理を実行する。 |
サービス名 |
機能 |
詳細 |
---|---|---|
パフォーマンスデータ収集 |
監視エージェントのパフォーマンスデータを収集したり,しきい値を監視したりする。PFM - Web Consoleでリアルタイムレポートを表示する場合のデータ処理を実行する。 |
|
パフォーマンスデータ管理 |
収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録し,管理する。PFM - Web Consoleで履歴レポートを表示する場合のデータ処理を実行する。 |