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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


1.1 企業システムでの稼働監視の必要性

今日の企業システムは,ビジネスを支える重要な役割を担っています。そのため,企業の基幹業務システムでトラブルが発生すると,業務の遅延や中断による巨額の損失が発生するだけでなく,顧客の信用を失うおそれがあります。したがって,企業システム全体の可用性を向上したり,システムのボトルネックを解消し業務を安定稼働させたりすることは,ビジネスの重要な課題となっています。

ここでは,企業システムの可用性を向上させたり,システムを安定稼働させたりするにはどのようにすればよいかを説明します。

〈この節の構成〉