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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


4.1.6 監視コンソールを使用するためのWebブラウザの設定手順

PFM - Web Consoleを使用するために,次に示すWebブラウザの設定が必要です。

注意

Webブラウザや,ブラウザのアドオンのポップアップブロックを有効にしている場合,ポップアップウィンドウを表示する操作を行っても画面が表示されなかったり,ウィンドウを閉じる操作に関連する処理(子ウィンドウのクローズ,レポートデータのキャッシュのクリア処理,ログアウト処理など)が正常に実行されなかったりすることがあります。この場合,Webブラウザのポップアップブロックの設定で,許可するサイトにPFM - Web Consoleのアドレスを追加したり,ポップアップブロック機能そのものを無効にしたりすることで回避できます。

■Internet Explorerで,許可するサイトにPFM - Web Consoleのアドレスを追加する方法
  1. Internet Explorerの[ツール]−[インターネットオプション]メニューを選択して[インターネットオプション]画面を表示する。

  2. [インターネットオプション]画面の[プライバシー]タグを選択して[設定]ボタンをクリックして[ポップアップブロックの設定]画面を表示する。

  3. [ポップアップブロックの設定]画面の[許可するWebサイトのアドレス]テキストフィールドに,[http://サーバ名:20358/PFMWebConsole/]または,[https://サーバ名:20358/PFMWebConsole/](httpsでの暗号化機能利用時)を登録して[追加]ボタンをクリックする。サーバ名には,PFM - Web Consoleをインストールしたマシンのホスト名を入力する。

  4. PFM−Web Consoleの画面を操作する。

■Firefoxで,許可するサイトにPFM - Web Consoleのアドレスを追加する方法
  1. Firefoxの[ツール]−[オプション]メニューを選択して[オプション]画面を表示する。

  2. [オプション]画面の[コンテンツオプション]を選択して[許可サイト]ボタンをクリックして[許可サイト−ポップアップ]画面を表示する。

  3. [許可サイト]−[ポップアップ]画面の[サイトのアドレス]テキストフィールドに,PFM - Web Consoleをインストールしたマシンのホスト名を入力して,[許可]ボタンをクリックして許可サイトの一覧に追加する。

  4. PFM - Web Consoleの画面を操作する。

■Google Toolbarでポップアップブロック機能を無効に設定する方法
  1. Google Toolbarの[設定]−[オプション]メニューを選択して[ツールバーオプション]画面を表示する。

  2. [ツールバーオプション]画面の[詳細]タグを選択して[さらにボタンとオプションを設定する]画面を表示する。

  3. [さらにボタンとオプションを設定する]画面で[ポップアップブロッカーを有効にする]のチェックをオフにする。そのほかのアドオンの設定については,各アドオンのヘルプなどを参照してください。

Webブラウザと監視コンソールサーバ間を暗号化通信する(ログイン画面がhttpsから始まるURLに接続する)場合だけ,次に示す設定が必要です。

Webブラウザごとの設定項目の例を表に示します。

〈この項の構成〉

(1) Firefox(Windows)の場合

ここでは,Firefox 3.6の設定を例として示します。

表4‒5 Firefoxの設定

メニュー

カテゴリー

設定項目

[ツール]-[オプション]

[プライバシー]-[履歴]

[Firefoxに]のタブから「記憶させる履歴を詳細設定する」を選択し,[サイトから送られてきたCookieを保存する]を選択する([サードパーティのCookieも保存する]および保存期間の選択は任意)。

[コンテンツ]

[画像を自動的に読み込む]を選択する。

[JavaScriptを有効にする]を選択する。

[コンテンツ]-[JavaScriptを有効にする]

[詳細設定]で「ウィンドウの移動または大きさの変更」を選択する。

[コンテンツ]-[フォントと配色]

デフォルト値を使用する。

[コンテンツ]-[言語]

  1. [言語設定]で一覧に設定したい言語があるかどうか確認する。

    日本語の場合:[日本語 [ja]]

    英語の場合:[English [en]]

    中国語の場合(簡体字):[中国語/中国 [zh-cn]]

  2. 設定したい言語がない場合,[追加する言語を選択...]のプルダウンから設定したい言語を選択する。

    設定したい言語がある場合は,手順4に進んでください。

  3. [追加]ボタンをクリックする。

  4. [言語]一覧で設定したい言語が最上位になるまで[上へ]ボタンをクリックする。

[セキュリティ]-[パスワード]

[サイトのパスワードを保存する]のチェックを外す。

注※

Firefox23以降では,ブラウザから設定を変更することはできません。ただし,ブラウザの初期値が表に示す設定値となっているため,設定を変更する必要はありません。

(2) Firefox(UNIX)の場合

ここでは,Firefox 3.6の設定を例として示します。

表4‒6 Firefoxの設定

メニュー

カテゴリー

設定項目

[編集]-[設定]

[プライバシー]-[履歴]

[Firefoxに]のタブから「記憶させる履歴を詳細設定する」を選択し,[サイトから送られてきたCookieを保存する]を選択する([サードパーティのCookieも保存する]および保存期間の選択は任意)。

[コンテンツ]

[画像を自動的に読み込む]を選択する。

[JavaScriptを有効にする]を選択する。

[コンテンツ]-[JavaScriptを有効にする]

[詳細設定]で「ウィンドウの移動または大きさの変更」を選択する。

[コンテンツ]-[フォントと配色]

サイズ「12」を選択する。

[コンテンツ]-[言語]

  1. [言語設定]で一覧に設定したい言語があるかどうか確認する。

    日本語の場合:[日本語 [ja]]

    英語の場合:[English [en]]

    中国語の場合(簡体字):[中国語/中国 [zh-cn]]

  2. 設定したい言語がない場合,[追加する言語を選択...]のプルダウンから設定したい言語を選択する。

    設定したい言語がある場合は,手順4に進んでください。

  3. [追加]ボタンをクリックする。

  4. [言語]一覧で設定したい言語が最上位になるまで[上へ]ボタンをクリックする。

[セキュリティ]-[パスワード]

[サイトのパスワードを保存する]のチェックを外す。

注※

[コンテンツ]-[フォントと配色]の[詳細設定]ボタンをクリックして表示する[フォント]ダイアログの対象言語に,Firefoxを起動したプロセスで有効となっているLANG環境変数に応じた言語を設定して,サイズを変更する必要があります。

(3) Internet Explorer の場合

ここでは,Internet Explorer 9.0の設定を例として示します。

表4‒7 Internet Explorerの設定

メニュー

タブ

ボタン

設定項目

[ツール]

-[インターネットオプション]

[セキュリティ]

[レベルのカスタマイズ]

[セキュリティの設定]

-[スクリプト]

-[アクティブスクリプト]

-[有効にする]

[ダウンロード]

-[ファイルのダウンロード]

-[有効にする]

[詳細設定]

  • [マルチメディア]

-[画像を表示する]

-[Webページのアニメーションを再生する*]

  • 次のうちどれか1つをチェックする。※1

    [セキュリティ]

    -[TLS 1.0を使用する]

    -[TLS 1.1の使用]

    -[TLS 1.2の使用]

[全般]

[閲覧の履歴]

-[設定]

[保存しているページの新しいバージョンがあるかどうかの確認]

-[自動的に確認する]※2

[言語]

  1. [言語]一覧に設定したい言語があるかどうか確認する。

    日本語の場合:[日本語 [ja]]または[日本語(日本) [ja-JP]]

    英語の場合:[English/Australia [en-au]]または[English [en]]

    中国語の場合(簡体字):[中国語(中国) [zh-cn]]

  2. 設定したい言語がない場合,[追加]ボタンをクリックして[言語の選択]ダイアログボックスの[言語]一覧で設定したい言語を選択する。

    設定したい言語がある場合は,手順4に進んでください。

  3. [OK]ボタンをクリックする。

  4. [言語]一覧で設定したい言語が最上位になるまで[上へ]ボタンをクリックする。

[表示]-[文字のサイズ]

[中]

(凡例)−:該当しない

注※1

Webブラウザと監視コンソールサーバ間を暗号化通信する(ログイン画面がhttpsから始まるURLに接続する)場合だけ設定する必要があります。

OSによっては,[TLS 1.2の使用]がないことがあります。

注※2

WebブラウザでInternet Explorerを使用し,[インターネット一時ファイル]の設定で[Webサイトを表示するたびに確認する]を設定している場合,画面表示に負荷がかかりリクエストが正常に処理されず,画面が更新されないことがあります。この場合,PFM - Web ConsoleではInternet Explorerの[インターネット一時ファイル]の設定で[自動的に確認する]を設定することを推奨します。

(4) ブラウザ使用時の注意事項