3.2.2 パフォーマンスデータの収集の流れ
(1) パフォーマンスデータ収集の処理の流れ
(2) パフォーマンスデータのライフサイクル
PFM - AgentおよびPFM - RMは,次に示すタイミングでパフォーマンスデータを収集します。
今回収集したパフォーマンスデータが,前回収集したパフォーマンスデータと同じ監視対象から取得したデータであるとPFM - AgentまたはPFM - RMが判断した場合,実際には異なる監視対象から取得したデータであっても,PFM - AgentまたはPFM - RMは同じレコードの同じフィールドのデータとして扱います。例を次に示します。
- 一貫性に関する例
-
PFM - Agent for Platform(Windows)のProcess Detail(PD)レコードの場合,同じ監視対象のパフォーマンスデータかどうかを,プロセス名とプロセスIDで判断します。
PFM - Agent for Platform(Windows)は,前回取得したパフォーマンスデータとプロセス名とプロセスIDが同じであれば,今回取得したパフォーマンスデータも同じプロセスのデータであると認識します。収集のインターバル中にプロセスがいったん消滅して再生成された場合でも,プロセス名とプロセスIDが同じであれば,PFM - AgentまたはPFM - RMは同じプロセスのパフォーマンスデータとして認識します。この場合,パフォーマンスデータの一貫性は失われます。
図3‒11 パフォーマンスデータの一貫性についての例