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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


KNAB26103-E

データベースのリカバリーに失敗しました

データベースのリカバリーコマンドが失敗しました。

(S)

コマンドの処理を中止します。

(O)

jssdbbackup.batコマンドの注意事項,または次の原因が該当していないか確認してください。

障害用リカバリー実行時で該当する場合は原因を除去し再実行してください。

拡張用リカバリー実行時で該当する場合はコマンド実行前に採取した障害用バックアップファイルで障害用リカバリーを実行して,原因を除去し再実行してください。

オプション共通

  • バックアップファイルをネットワークドライブ上に指定している。

  • UNCパス指定になっている。

  • バックアップファイルの出力先に指定したドライブがない,またはメディアが挿入されていない。

  • バックアップファイルの出力先に指定したドライブが使用できる状態になっていない。

  • コマンド実行中に「JP1/Service Support」サービスを起動した。

  • コマンド実行中に「JP1/Service Support - DB Server」サービスを停止した。

  • コマンド実行中にほかのJP1/Service Supportのコマンドを実行した。

  • 障害用バックアップで採取したファイルで拡張用リカバリーを実行した。また,拡張用バックアップで採取したファイルで障害用リカバリーを実行した。

  • 拡張用バックアップ実行時のサイズより小さいサイズで拡張用リカバリーを実行した。またはバックアップ実行時のデータベース再編成によって,リカバリー先の案件管理DBのサイズに格納できなかった。

  • 案件保存DBのセットアップ状況および拡張回数が,バックアップ実行時と異なっている。

注※

-oオプションを指定して取得したバックアップデータの場合は,バックアップ取得時の次に示す情報を,バックアップファイル出力先フォルダに出力されているdbpath.txtに保存しています。エラー要因を特定する場合に確認してください。

・jssdbbackup.batコマンド実行時に指定したオプション

・データベースのサイズ

・案件管理DBおよび案件保存DBのセットアップと拡張先ディレクトリの情報

-fオプションを指定した場合

  • ファイル名を絶対パスで指定していない。

  • バックアップファイル名にフォルダを指定している。

  • 絶対パスで指定したバックアップファイル名が,259バイトを超えている。

  • バックアップファイルのファイル名が255バイトを超えている。

  • ファイル名にマルチバイト文字を指定している,またはOSで指定できない文字列を指定している。

-iオプションを指定した場合

  • フォルダ名を絶対パスで指定していない。

  • バックアップファイル出力先フォルダ名に,ファイル名を指定している。

  • フォルダ名にマルチバイト文字を指定している,またはOSで指定できない文字列を指定している。

また,異なるバージョンの環境で採取したバックアップファイルを使ってリカバリーした場合は次の手順を実行してください。

最新バージョンの環境で採取したバックアップファイルを,旧バージョンの環境にリカバリーした場合
  1. 最新バージョンに上書きインストールする。

  2. -vupオプションを指定してセットアップする。

  3. 最新バージョンの環境で採取したバックアップファイルをリカバリーする。

旧バージョンの環境で採取したバックアップファイルを,最新バージョンの環境にリカバリーした場合
  1. 最新バージョンをアンインストールする。

  2. バックアップファイルを採取した際のバージョンのJP1/Service Supportを新規インストールする。

  3. セットアップする。

  4. 旧バージョンの環境で採取したバックアップファイルをリカバリーする。

  5. 最新バージョンを上書きインストールする。

  6. -vupオプションを指定してセットアップする。

これらに該当しない場合は資料を収集して,システム管理者に連絡してください。