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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


10.2.4 jsshasetupinfo.batの編集

クラスタ環境構築用のjsshasetupinfo.batコマンドの内容を編集します。ファイルの内容は,クラスタ構成となる実行系,待機系それぞれで同じにする必要があります。

jsshasetupinfo.batコマンドの格納先を次に示します。

JP1/SSパス\conf\setup\jsshasetupinfo.bat

jsshasetupinfo.batコマンドのファイル形式を次に示します。

[図データ]

jsshasetupinfo.batコマンドでは,次の内容を編集できます。「項目」に示す個所以外を変更すると,エラーになります。

表10‒6 jsshasetupinfo.batコマンドで編集できる内容

項目

説明

デフォルト値

IMSSDBDIR

ローカルディスク上の案件管理DBの格納先フォルダ名※1

JP1/SSパス\db

IMSSSHAREDIR

共有ディスク上の共有ファイル格納先フォルダ※1

IMSSDBPORT

案件管理DBサーバとの通信用のポート番号※2

24400

IMSSHTTPPORT

WWWサーバ,およびWWWブラウザーとの通信用のポート番号※2

24401

IMSSWEBCONPORT

WWWコンテナサーバとWWWサーバの連携用のポート番号※2

24402

IMSSWEBSHUPORT

WWWコンテナサーバとの通信をシャットダウンするときに使用するポート番号※2

24403

IMSSWEBHTTPPORT

システム設定用のWWWサーバとの通信用ポート番号※2

24404

IMSSLOGICALHOST

クラスタ運用で使用する論理ホスト名

IMSSPHYSICALHOST

現用系の物理ホスト名

(凡例)

−:デフォルト値がない

注※1

案件管理DBの格納先フォルダ名を指定するときは,次の点に注意してください。

・133バイト以内の絶対パスで指定してください。

・OSで使用できる文字を指定してください。

・使用できる文字は,半角英数字,「_(アンダーバー)」,「\(円記号)」,「()(丸括弧)」,「.(ピリオド)」および半角空白です。

・フォルダ名の末尾に「\(円記号)」は指定しないでください。

・フォルダ名の前後に半角空白およびタブを使用しないでください。

・ネットワークドライブは指定できません。

・存在しないフォルダ名を指定した場合は,jsshasetup.batコマンドの実行時に作成されます。

・「D:\」のように,ハードドライブの直下を指定しないでください。

注※2

IMSSDBPORTには,半角で5001〜65535の数値を設定できます。IMSSHTTPPORT,IMSSWEBCONPORT,IMSSWEBSHUPORT,IMSSWEBHTTPPORTには,半角で1〜65535の数値を設定できます。ただし,次の点に注意してください。

・それぞれのポート番号が重複しないようにしてください。

・他製品が使用しているポート番号と重複しないようにしてください。

・設定したポート番号の前後に半角空白およびタブを使用しないでください。

メモ

jsshasetupinfo.batコマンドでは,モデルファイル(JP1/SSパス\conf\setup\jsshasetupinfo.bat.model)を提供しています。モデルファイルはjsshasetupinfo.batコマンドの内容をリセットする場合に利用してください。jsshasetupinfo.batコマンドを削除し,モデルファイルをコピー,リネームすることでjsshasetupinfo.batコマンドとして使用できます。