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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


4.10.1 JP1/PFM - Web Consoleへ引き継がれる案件情報

JP1/Service SupportからJP1/PFM - Web Consoleの[レポート選択]画面を呼び出す際に,JP1/Service Supportの案件情報がJP1/PFM - Web Consoleへ引き継がれ,該当するJP1/PFM - Web Consoleの[レポート選択]画面を表示できます。

JP1/PFM - Web Consoleの[レポート選択]画面を呼び出す際に,JP1/PFM - Web Consoleに引き継がれる情報を,次の表に示します。

項番

パフォーマンス管理製品(JP1/PFM)が監視するホストが発行契機となるJP1イベント

JP1/PFM - Web Consoleに引き継がれる情報

案件項目名

1

  • 発生元ホストマッピングが有効のとき

 拡張属性−固有情報

 発生元ホスト名(E.JP1_SOURCEHOST)

  • 発生元ホストマッピングが無効のとき

 基本属性

 発行元イベントサーバ名(B.SOURCESERVER)

事象が発生したホスト名

hptl_jp1_imss_add_item_info_$nキーに入力した案件項目の2番目

2

基本属性

登録時刻(B.TIME)

事象が発生した日時

hptl_jp1_imss_add_item_info_$nキーに入力した案件項目の3番目

注※

hptl_jp1_imss_add_item_info_$nキーの1番目には,項目ID「JIMSD_LOGIN_USER_ID」を指定してください。案件項目に情報を入力する必要はありません。

情報を引き継ぐための検討例を,次に示します。

  1. 前述の表にあるJP1イベントを,JP1/Service Supportのどの案件項目に引き継ぐか検討してください。

  2. 1.で決めた案件項目を,JP1/Service Supportのシステムプロパティファイルのhptl_jp1_imss_add_item_info_$nに指定してください。

JP1/PFMが監視するホストが発行契機となるJP1イベントが発生した場合,JP1/IM - Managerの自動アクションで案件登録コマンドが実行される設定がしてあるときは,引き継がれた情報を基にJP1/PFM - Web Consoleと連携するURLが作成されます。

JP1/PFM - Web Consoleとの連携に必要なURLの情報,およびhptl_jp1_imss_add_item_info_$nに入力した案件項目が案件フォームに存在しない場合,該当する案件項目を案件フォームに追加してください。

システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)のhptl_jp1_imss_add_item_info_$nについては,「13. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照してください。

案件フォームのカスタマイズについては,「9.9 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。