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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


3.15.3 ステータス名称の変更

プロセスごとにステータスの名称を変更できます。

ステータスの名称は変更できるため,ステータスはステータスIDという一意のIDを使って識別します。ステータスの名称は変更できますが,ステータスIDは変更できません。デフォルトで提供しているステータスの名称,およびそれに対応したステータスIDを次の表に示します。

表3‒47 デフォルトで提供しているステータスの名称,およびそのステータスID

ステータスの名称

ステータスID

受付

JIMSD_STAT_INQUIRY

調査中

JIMSD_STAT_RESEARCH

計画中

JIMSD_STAT_PLANNING

審議中

JIMSD_STAT_DISCUSSING

承認済み

JIMSD_STAT_APPROVED

対応依頼中

JIMSD_STAT_WAITING

レビュー中

JIMSD_STAT_REVIEW

クローズ

JIMSD_STAT_CLOSE

拡張ステータス01

JIMSD_STAT_USER01

拡張ステータス02

JIMSD_STAT_USER02

拡張ステータス03

JIMSD_STAT_USER03

拡張ステータス04

JIMSD_STAT_USER04

拡張ステータス05

JIMSD_STAT_USER05

拡張ステータス06

JIMSD_STAT_USER06

拡張ステータス07

JIMSD_STAT_USER07

拡張ステータス08

JIMSD_STAT_USER08

拡張ステータス09

JIMSD_STAT_USER09

拡張ステータス10

JIMSD_STAT_USER10

「JIMSD_STAT_USER」で始まるステータスIDは,ユーザー拡張用のステータスです。ユーザー拡張用のステータスは,デフォルトでは10種類用意されています。ユーザー拡張用のステータスは,使用できる数を増やしたり,使用しない場合には画面から非表示にしたりすることもできます。ユーザー拡張用のステータスの数は,システムプロパティファイルで設定できます。詳細については,「13. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照してください。

なお,メイン画面(案件状況)での案件状況確認に影響が出るため,ユーザー拡張用以外のステータスは,完全に意味の異なる名称に変更しないでください。案件状況確認への影響について,プロセス視点での状況確認に表示される「審議中」の案件数を例に説明します。「審議中」の案件数は,ステータスIDがJIMSD_STAT_DISCUSSINGのステータスとなっている案件数が集計されて表示されています。例えば,ステータスIDがJIMSD_STAT_DISCUSSINGのステータス名称を,「審議中」から「停止中」に変更すると,案件のステータスが「停止中」となっていても,「審議中」の案件として集計され,メイン画面(案件状況)の「審議中」の案件数に表示されます。

ステータス名称は,[ステータス]管理画面で設定します。設定手順については,「9.11.3 ステータス名称の編集」を参照してください。

ステータス名称を変更した場合は,案件情報インポートコマンドに影響が出るため,コードマッピングファイルもあわせて編集する必要があります。詳細については,「13. 定義ファイル」の「コードマッピングファイル(jp1imss_itemimport_codemap.conf)」を参照してください。