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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


3.14.1 案件フォームのカスタマイズ

案件フォームは次のようなカスタマイズができます。

案件フォームをカスタマイズするには案件フォーム定義ファイル編集コマンドを使用する方法およびテキストエディターを使用する方法があります。それぞれの流れについて次の図に示します。

図3‒39 案件フォームをカスタマイズする流れ(案件フォーム定義ファイル編集コマンドを使用する方法)

[図データ]

案件フォーム定義ファイルのカスタマイズ方法および詳細情報の参照方法については,「9.10 案件フォーム定義ファイルのカスタマイズ」を参照してください。

プロセスの標準案件フォームの設定方法については,「9.9 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。

図3‒40 案件フォームをカスタマイズする流れ(テキストエディターを使用する方法)

[図データ]

カスタマイズした案件フォームは,[案件フォームの詳細情報]画面から,案件フォームIDやバージョン,プロセスワークボードや案件で使用されているか,どの対象システムで使用されているかなどを確認できます。データベースのメンテナンス時には,使用されていない案件フォームがあるか確認してください。使用されていない案件フォームがある場合は,削除してください。

案件フォームのカスタマイズ方法,詳細情報の参照方法,削除方法,プロセスの標準案件フォームの設定方法については,「9.9 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。

カスタマイズした案件フォームは[案件作成]画面で確認できます。[案件作成]画面を表示する方法については,マニュアル「JP1/Service Support 操作ガイド」の案件を作成する手順について説明している章を参照してください。

注意事項
  • 次に示す項目はメイン画面(案件一覧)の案件一覧や[履歴の表示]画面などのヘッダーで表示される項目のため,非表示にできません。

    タイトル,プロセス,システム,案件ID,プロセス間ID,優先度,ステータス,登録者,担当者,作業期限,更新日時,登録日時

  • 項目の変更および必須項目の設定は,項目の種類によってできない場合があります。項目の変更および必須項目の設定ができる項目の種類については,「13. 定義ファイル」の「案件フォーム定義ファイル(任意)」を参照してください。

  • 選択肢コードは各プロセス間で統一してください。統一していない場合,次の問題が発生します。

    ・エスカレーション時に,意図しない選択肢コードに変換されたり,引き継がれない。

    ・案件検索用の案件フォームの選択系の項目には,選択肢コードが重複したコードを定義できないため,[案件検索条件指定]画面にすべての項目を表示させることができなかったり,[案件検索結果一覧]画面からダウンロードしたCSVファイルの選択コードが正しく表示されない。

    メモ

    入力時の手間を省くために,案件の各項目に入力する情報をあらかじめ入力候補値として登録しておくこともできます。案件の作成や編集時には,登録されている入力候補値を選択するだけで情報を入力できます。また,複数ある項目の入力候補値同士を連動させて表示させることもできます。詳細については,「4.12 JP1/Service Support以外のシステムで管理している情報との連携」を参照してください。