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JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド


環境変数ファイル

〈このページの構成〉

形式

環境変数名1=変数値1

[環境変数名2=変数値2]

ファイル名

任意のファイルを使用します。

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

コマンドを実行するホストの任意のフォルダ

UNIXの場合

コマンドを実行するホストの任意のディレクトリ

説明

JP1/IMの管理対象ホストでコマンドを実行するときの環境変数を定義するファイルです。

自動アクションやJP1/IM - Viewでの操作によって,JP1/IMの管理対象ホストでコマンドを実行するときには,そのコマンドの実行環境として環境変数を指定できます。環境変数は,ここで説明している形式で記述された環境変数ファイルにより指定できます。

環境変数ファイルのファイル名は任意です。複数の環境変数ファイルを用意することにより,実行するコマンドごとに任意の環境変数を指定できます。

Windows環境で環境変数ファイルを指定しない場合,システムの環境変数でコマンドが実行されます。

各行の最後には,必ず改行を入れてください。

1行の上限サイズは1023バイトです。マルチバイト文字コードを指定した場合は,JP1/Baseの文字コードでエンコーディングされます。

環境変数名=変数値」の形式以外の文字列は指定しないでください。コマンドを実行するホスト側のOSによってはコマンドが異常終了することがあります。

定義の反映時期

環境変数ファイルは,コマンド実行を開始するときに参照されます。

記述内容

環境変数名

環境変数の名称を指定します。

改行文字を含む環境変数は指定できません。

変数値

環境変数の値を指定します。

1行の上限サイズは1,023バイトです。なお,環境変数ファイルのエンコーディングは,コマンドを実行する管理対象ホストの文字コードとなります。

ここにシステム環境変数名を指定することでシステム環境変数の値を引き継げます。

システム環境変数を指定する場合は,システム環境変数名を「<-」と「->」で囲み,「<-variable->」のように指定してください。