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JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド


jbsadduser

〈このページの構成〉

機能

JP1ユーザーを登録します。このコマンドを実行すると,登録するJP1ユーザーに対するパスワードの入力が促されます。-pオプションを指定した場合は,パスワードの入力は促されずに指定したパスワードが登録されます。-dsオプションを指定した場合は,パスワードを入力しないで連携ユーザーを登録できます。

形式

jbsadduser [-h 論理ホスト名]
           [-s 認証サーバ名]
           [-p パスワード | -ds]
            JP1ユーザー名
注※

-dsオプションは,Windowsだけで使用できます。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1base/bin/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに設定されている認証サーバにJP1ユーザーを登録します。

-s 認証サーバ名

JP1ユーザーを登録したい認証サーバを指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。

-p パスワード

標準ユーザーのパスワードを指定します。大文字と小文字は区別されます。パスワードに指定できる文字数は,6〜32(バイト)です。また,パスワードに使用できる文字は,\ " :とタブ・スペースを除くASCII文字だけです。このオプションを指定した場合,パスワードの入力は促されずに指定したパスワードが登録されます。

-ds

このオプションは,Windowsだけで使用できます。

連携ユーザーを登録する場合に指定します。このオプションを指定して登録したJP1ユーザーがログインするときは,ディレクトリサーバが管理しているパスワードを入力してください。

JP1ユーザー名

JP1ユーザーとして登録したいユーザー名を指定します。JP1ユーザー名には,小文字しか使用できません。指定できる文字数は,1〜31(バイト)です。また,JP1ユーザー名に使用できる文字は,* / \ " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | = , + ? < >とタブ・スペースを除くASCII文字だけです。

注意事項

戻り値

0

正常終了

1

ユーザーは登録済み

2

引数誤り

4

メモリーなどシステムリソースが不足した

8

認証サーバが未起動または応答しない

16

認証サーバ側の処理でエラーが発生した

24

不正なパスワード

32

通信機能の初期化中にエラーが発生した

128

内部処理で矛盾を生じた(C++の例外)

255

そのほかのエラー