Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド


10.1.5 JP1イベントの転送設定を変更する

  1. 転送設定ファイル(forward)を編集する。

  2. 転送設定ファイル(forward)の変更内容を有効にする。

    転送設定ファイル(forward)をリロードするか,イベントサービスを再起動すると,変更内容が有効になります。

    • 転送設定ファイル(forward)をリロードする

      システムの運用中に設定を有効にできます。次のコマンドを実行してください。

      jevreload

    • イベントサービスを再起動する

      Windowsの場合:[コントロールパネル]の[サービス]ダイアログボックスで,「JP1/Base Event」の名称のサービスを終了したあと,再起動してください。

      UNIXの場合:jevstopコマンドでイベントサービスを終了したあと,jevstartコマンドで再起動してください。

〈この項の構成〉

(1) マネージャーホストから定義情報を収集・配布する

転送設定ファイル(forward)の情報は,JP1/IM - Managerのシステム構成で定義された上位ホストから下位ホストに一括して配布できます。配布に成功した時点で各ホストの転送設定がリロードされ,更新された情報を基にイベント転送が開始されます。

定義収集・配布の詳細については,「12. イベントサービスの定義情報の収集と配布(JP1/IM限定)」を参照してください。

(2) 転送設定ファイル(forward)のリロード時の注意事項

転送設定ファイル(forward)のリロード時にJP1イベントが転送中だった場合,その転送は中断され,転送に失敗したと見なされます。このため,リロード後に転送に失敗したJP1イベントから転送を再開するように,イベントサーバ設定ファイル(conf)のforward-limitパラメーターでリトライ時間を設定しておく必要があります。

(3) JP1/IM - Manager使用時の転送設定ファイルのリロードについて

転送設定ファイル(forward)の転送設定ブロックにto-upper形式を指定している場合は,JP1/IM - Managerのシステム構成に従ってJP1イベントを転送します。JP1/IM - Managerのシステム構成が変更になった場合でも,JP1/IM - Managerでシステム構成を定義するjbsrt_distribコマンド実行時に,転送設定ファイル(forward)もリロードされます。そのため,JP1/IM - Managerのシステム構成が変更になっても,各ホスト上でjevreloadコマンドを実行する必要はありません。

jbsrt_distribコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbsrt_distrib」を参照してください。