Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド


jp1hosts定義ファイル

〈このページの構成〉

形式

# コメント

ホスト名 IPアドレス,IPアドレス,IPアドレス

パラメーターの分類

必須パラメーター

なし

選択パラメーター

なし

ファイル名

jp1hostsまたは任意のファイル名

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\conf\

共有フォルダ\jp1base\conf\(クラスタ運用時)

UNIXの場合

/etc/opt/jp1base/conf/

共有ディレクトリ/jp1base/conf/(クラスタ運用時)

説明

JP1独自のhosts情報を設定しておくファイルです。jp1hosts定義ファイルは,初期設定で提供されています。ただし,初期の状態では利用できません。このファイルを利用する場合は,運用に合わせて編集してください。なお,独自にjp1hosts定義ファイルを作成,編集することもできますが,この場合も格納場所は,初期設定で提供されているjp1hostsファイルと同じ場所にしてください。

定義の反映時期

jbshostsimportコマンドを実行すると,jp1hosts情報が共通定義情報に反映されます。jbshostsimportコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbshostsimport」を参照してください。

記述内容

jp1hosts定義ファイルには,次に示す規則があります。

ホスト名 IPアドレス,IPアドレス,IPアドレス

ホスト名IPアドレスの対応を記述します。ホスト名IPアドレスの間は,一つ以上の半角スペースまたはタブ文字で区切ってください。

ホスト名
  • ASCII文字だけ使用できます。

  • 次の文字は使用できません。

    " / \ [ ] ; : | = , + ? < >

  • IPアドレスとして認識できる文字列は,ホスト名として利用できません。

IPアドレス
  • IPv4アドレスを指定できます。IPv6アドレスは指定できません。

  • IPアドレスを複数指定する場合は,「,」で区切ってください。「,」の前後の半角スペース,タブ文字は入力しても無視されます。

  • 形式は,W.X.Y.Zだけです。WXYZには,それぞれ0〜255の範囲の十進数で指定してください。

  • IPアドレスを複数設定する場合,送信時には,ホスト名に最初に設定されているIPアドレスが使用されます。

  • 送信をIPバインド方式にしている場合,送信側のIPアドレスは,自ホスト名に最初に設定されているIPアドレスが使用されます。

  • 一つのホスト名に対して指定できるIPアドレスの数は4です。また,同じホスト名の複数指定はできません。複数指定した場合,jbshostsimportコマンドを実行した際にエラーとなります。