jbshostsimport
機能
jp1hosts情報を共通定義情報に登録します。
形式
jbshostsimport { {-o|-r} jp1hosts定義ファイル名 [-f] | -d } [-h 論理ホスト名]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1base/bin/
引数
{-o|-r} jp1hosts定義ファイル名
共通定義情報に登録したいjp1hosts情報を定義したファイル名を指定します。-oオプションを指定した場合は,共通定義情報に登録済みのjp1hosts情報を削除しないで新規にjp1hosts情報を登録します(同一ホストが存在した場合は上書きします)。-oオプションを指定した場合のjp1hosts情報について,次の図に示します。
-rオプションを指定した場合は,共通定義情報に登録済みのjp1hosts情報をすべて削除してからjp1hosts情報を登録します。-rオプションを指定した場合のjp1hosts情報について,次の図に示します。
jp1hosts定義ファイルの記述形式については,「16. 定義ファイル」の「jp1hosts定義ファイル」を参照してください。
-f
このオプションを指定した場合は,jp1hosts2情報が設定されている環境に対してjp1hosts情報を強制的に登録します。
-d
共通定義情報に登録されたjp1hosts情報を削除したい場合に指定します。
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,jp1hosts情報を登録または削除したい論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
注意事項
-
JP1/Baseを起動しているときは,このコマンドを使用しないでください。
-
jp1hosts2情報が設定されている環境で,-oオプションまたは-rオプションを指定してこのコマンドを実行すると,KAVA0443-Eメッセージが出力され,戻り値8のエラーとなります。ただし,-oオプションまたは-rオプションと同時に-fオプションを指定した場合は,jp1hosts情報を強制的に登録するため,エラーになりません(KAVA0443-Eメッセージも出力されません)。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
メッセージ処理エラー |
2 |
コマンド引数エラー |
3 |
権限チェックエラー |
4 |
共通定義エラー |
5 |
文法エラー |
6 |
ファイルI/Oエラー |
8 |
jp1hosts2情報がインポート済みのためjp1hosts情報をインポートできない |
使用例
jp1hosts2情報が設定されている環境に,jp1hosts情報を設定する場合の使用例を次に示します。
jp1hosts2情報が設定された環境に対して,-fオプションを指定してコマンドを実行します。
>jbshostsimport -o jp1hosts情報定義ファイル -f KAVA0436-I 処理が成功しました。
jp1hosts2情報が設定された環境に対して,-fオプションを指定しないでコマンドを実行した場合,エラーになります。
>jbshostsimport -o jp1hosts情報定義ファイル KAVA0443-E jp1hosts2が適用されているため実行できません