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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


4.5.15 jp1EmService.changeEventStatus

イベントの対処状況を変更するメソッドです。指定したJP1ユーザーに参照権限が無いイベントを指定した場合は,エラーとなります。また,操作権限のないイベントを指定した場合は,操作されません。参照できるイベントの条件については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.2.1 IM管理ノードの構造」のIM管理ノードを選択した際に,イベントビューに表示できるイベントの説明を参照してください。

なお,このメソッドは製品プラグインの__eventGetメソッド,および__eventGetメソッドの呼び出し先のメソッドからは,呼び出しできません。

jp1EmService.changeEventStatusメソッドの詳細を次に示します。

メソッド名

Object jp1EmService.changeEventStatus(int dealt, String[] sid, String lang, String jp1User, String jp1Token)

パラメーター
dealt

変更後の対処状況を,次の値で指定します。

  • 0(未対処)

  • 1(対処済)

  • 2(処理中)

  • 3(保留)

sid

対処状況を取得したいJP1イベントのSIDを配列で指定します。JP1イベントのSIDについては「7.2.1(1) イベント情報オブジェクト」を参照してください。JP1イベントのSIDは2,000個まで指定できます。

lang

メッセージの言語を指定します。「ja」,「ja-JP」または「en」を指定できます。その他の値を指定した場合は「en」を指定したものと仮定されます。詳細は「4.4 実装可能なメソッド」の「ユーザー作成プラグインの言語規約」を参照してください。

jp1User

次のJP1権限レベルが設定されたJP1ユーザー名を,1〜31バイトの範囲で指定します。

  • JP1_Console_Admin

  • JP1_Console_Operator

jp1Token

jp1Userで指定したJP1ユーザーに対応するJP1認証トークンを指定します。

戻り値

対処状況の変更に成功した場合は,イベントの情報を格納したオブジェクトが返却されます。オブジェクトに格納されるキーと値を,次に示します。

項番

キー

1

eventData

対処状況を変更したイベントの一覧をイベント情報オブジェクトの配列として返却します。イベント情報オブジェクトについては「7.2.1(1) イベント情報オブジェクト」を参照してください。権限不足で一部のイベントを操作できなかった場合,操作に成功したイベントだけを返却します。

2

messageId

イベント検索の途中で発生した一時的なエラーのメッセージIDを返却します。通知すべきメッセージがない場合はnullを指定します。

対処状況の変更に失敗した場合にオブジェクトに格納されるキーと値を,次に示します。

項番

キー

1

errorMessage

エラーメッセージです。引数が不正な場合はKAJY22043-Eのエラーメッセージが設定されます。JP1/IM2 - Managerサービス停止中にこのメソッドを実行した場合はKAJY32100-Eのメッセージが設定されます。

その他の場合に設定されるエラーメッセージについては,「5.6.1 イベント検索」のステータスコードを参照してください。

2

errorMessageId

エラーメッセージのidを返却します。

このメソッドを呼び出す製品プラグインのメソッドは,キーerrorMessageIdの値に応じて,プラグインの仕様に基づいたエラーメッセージやエラー処理を検討してください。

キーerrorMessageは製品プラグインの内部ログに出力し,製品プラグインの障害調査に活用してください。

例外

なし