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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


通信環境定義ファイル(view.conf.update)

〈このページの構成〉

形式

[JP1_DEFAULT\JP1CONSOLEVIEW]
"COM_SO_TIMEOUT"=dword:16進数値
"COM_RMI_TIMEOUT"=dword:16進数値

ファイル

view.conf.update(通信環境定義ファイルのモデルファイル)

格納先ディレクトリ

Viewパス\default\

説明

JP1/IM - ViewとJP1/IM - Manager(セントラルコンソール)間の通信でのタイムアウト時間を定義するファイルです。

ネットワークに低速の回線が使われていたり,ビューアーの負荷が高かったりするときに,ビューアーの通信処理でタイムアウトによる通信エラーが発生することがあります。このような場合に,通信のタイムアウト時間を変更することで通信エラーの発生を防げます。タイムアウト時間を設定する場合は,接続するJP1/IM - Manager(セントラルコンソール)でも同様の設定が必要です。

なお,この定義ファイルの値を変更する場合は,JP1/IM - Manager(セントラルコンソール)用の通信環境定義ファイルの値も変更する必要があります。

必要な定義内容をモデルファイルとして提供しています。設定を変更する場合は,モデルファイルをコピーして,内容を編集してください。

定義の反映時期

jbssetcnfコマンドを実行し,JP1/IM - Viewを再起動したあとに有効になります。

記述内容

[JP1_DEFAULT\JP1CONSOLEVIEW]

JP1/IM - View環境設定のキー名称です。

JP1/IM - Viewの場合,このパラメーターは固定です。

"COM_SO_TIMEOUT"=dword:16進数値

受信データの到着待ち時間(ソケットタイムアウト値)を16進数で指定します。単位はミリ秒です。デフォルト値はdword:0000EA60(60,000ミリ秒)です。

低速回線や,イベントトラフィックが高い環境の場合は長めに設定します。

指定できる値の範囲は0x00000001〜0x0036EE80(3,600,000ミリ秒)です。

また,通信環境定義ファイル(view.conf.update)の"COM_RMI_TIMEOUT"値(デフォルト:0000EA60)を超えないように指定してください。

"COM_RMI_TIMEOUT"=dword:16進数値

次に示す操作または設定時に発生する通信処理のタイムアウト時間(サーバ処理タイムアウト値)を16進数で指定します。単位はミリ秒です。

  • ログイン

  • ログアウト

  • [イベントコンソール]画面の手動および自動更新

  • イベントの対処状況の変更

  • 重要イベントの削除

  • イベント検索

  • ユーザー環境設定

  • 重要イベント設定

  • 自動アクション設定

  • フィルター設定

  • コマンド実行操作

  • 機能状態通知復帰の操作

  • 応答待ちイベントに対する応答・滞留解除

指定できる値は0000EA60〜0036EE80(60,000〜3,600,000ミリ秒),デフォルト値はdword:0000EA60(60,000ミリ秒)です。

定義例

[JP1_DEFAULT\JP1CONSOLEVIEW]
"COM_SO_TIMEOUT"=dword:000009C4
"COM_RMI_TIMEOUT"=dword:0000EA60