jcfmkcsdata
機能
ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)とセントラルスコープのエクスポートファイルから,仮想化構成の監視ツリー情報を追加したセントラルスコープのインポートファイルを生成します。または,業務グループ情報ファイル(monitoring_system_data.csv),監視グループ情報ファイル(monitoring_group_data.csv)およびセントラルスコープのエクスポートファイルから,業務グループの監視ツリー情報を追加したセントラルスコープのインポートファイルを生成します。
業務グループ情報ファイル(monitoring_system_data.csv),および監視グループ情報ファイル(monitoring_group_data.csv)については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド」の「9.7.1(5) 業務グループ情報」および「9.7.1(6) 監視グループ情報」を参照してください。
形式
jcfmkcsdata { -f ホスト入力情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名 | -g 業務グループ情報ファイル名 監視グループ情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名 } -o エクスポートファイル名 [-r]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Managerパス\bin\imcf\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1imm/bin/imcf/
引数
- -f ホスト入力情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名
-
jcfexportコマンドでエクスポートしたホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)とjcsdbexportコマンドでエクスポートしたファイルを,相対パスまたは絶対パス形式で指定します。このオプションは-gオプションと同時には指定できません。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。
セントラルスコープのエクスポートファイルには,サーバ指向ツリーをエクスポートしたファイルを指定します。
ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド」の「9.7.1(1) ホスト情報」を参照してください。
- -g 業務グループ情報ファイル名 監視グループ情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名
-
jcfexportコマンドでエクスポートした業務グループ情報ファイル(monitoring_system_data.csv),監視グループ情報ファイル(monitoring_group_data.csv)とjcsdbexportコマンドでエクスポートしたファイルを,相対パスまたは絶対パス形式で指定します。このオプションは-fオプションと同時には指定できません。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。
セントラルスコープのエクスポートファイルには,サーバ指向ツリーをエクスポートしたファイルを指定します。なお,エクスポートファイルにはデータバージョンが0810以降の監視オブジェクトDBからエクスポートしたファイルを指定してください。
- -o エクスポートファイル名
-
コマンドが出力するセントラルスコープのインポート用ファイルのファイル名を,相対パスまたは絶対パス形式で指定します。このオプションは省略できません。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。
- [-r]
-
このオプションは,引数で指定したJP1/IM - Manager(セントラルスコープ)のエクスポートファイルに含まれる仮想化システム構成ツリーを使用するかどうかを設定します。このオプションを指定する場合,JP1/IM - Manager(セントラルスコープ)のエクスポートファイルの仮想化システム構成ツリーを使用しないで,このコマンドで新しく作成します。このオプションを指定しない場合,JP1/IM - Manager(セントラルスコープ)のエクスポートファイルに含まれる仮想化システム構成ツリーに対して,新たに仮想化システム構成ツリーを追加します。
注意事項
09-00以前のIM構成管理からバージョンアップした場合,次のようにファイルを操作してください。
-
ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)
09-00のJP1/IM - Manager(IM構成管理)からバージョンアップした場合,ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)のフォーマットバージョンが0900になっているため,jcfmkcsdataコマンドを実行できません。次の手順でフォーマットバージョンを変更してください。
-
jcfimportコマンドを実行して,ホスト入力情報ファイルをIM構成管理にインポートする。
-
jcfexportコマンドを実行して,ホスト入力情報ファイルをエクスポートする。
ホスト入力情報ファイルのフォーマットバージョンが0901になり,jcfmkcsdataコマンドが実行できるようになります。
-
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
引数エラー |
2 |
指定したファイルが不正 |
3 |
指定した入力ファイルが存在しない |
4 |
エクスポートファイルがすでに存在する |
5 |
指定したファイルに対するアクセス権がない |
6 |
メモリー不足 |
7 |
入出力エラーが発生した |
9 |
ディスク不足 |
10 |
実行権限エラー |
11 |
[Ctrl]+[C]キーでコマンドを強制終了した |
12 |
指定したセントラルスコープのエクスポートファイルのデータバージョンが古い |
20 |
ファイルパスに予約デバイスを指定した |
99 |
その他のエラー |
122 |
管理者コンソールから実行されなかった(Windows限定) |