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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Event Gateway for Network Node Manager i


付録F.1 拡張起動プロセス定義ファイル(jegn_service_0700.conf)

形式
プロセス名|パス|起動オプション|再起動可否|再起動回数|リトライ間隔|再起動回数リセット時間|
ファイル

jegn_service_0700.conf(拡張起動プロセス定義ファイル)

jegn_service_0700.conf.model(拡張起動プロセス定義ファイルのモデルファイル)

説明

JP1/IM - EG for NNMiを構成する機能のプロセス情報を定義するファイルです。

JP1/IM - EG for NNMiはプロセス管理機能によって,プロセス異常終了時の再起動を制御しています。プロセス管理機能は,拡張起動プロセス定義ファイルの定義に従ってプロセスを制御します。

拡張起動プロセス定義ファイルは,あらかじめ必要な定義内容が設定されているモデルファイルを提供しています。設定を変更する場合は,モデルファイルをコピーして,「再起動可否」のパラメーターだけを運用にあわせて編集してください。ほかのパラメーターは,各プロセスに合わせて適切な値がデフォルトで設定されているため,通常は設定を変える必要はありません。

空白など,不要な文字を記述しないでください。「再起動可否」のパラメーターの数値だけを編集してください。

クラスタ構成では,論理ホストのプロセス管理のプロセスを起動する際,論理ホストのconfフォルダに拡張起動プロセス定義ファイルがない場合,物理ホストの拡張起動定義ファイルがコピーされます。

定義の反映時期

定義ファイルの内容は,JP1/IM - EG for NNMiの起動時,またはjegn_spmd_reloadコマンドを実行して定義を再読み込みしたときに有効になります。jegn_spmd_reloadコマンドの詳細については,「7. コマンド」の「jegn_spmd_reload」を参照してください。

記述内容
プロセス名

JP1/IM - EG for NNMiのプロセス管理機能によって起動および停止するプロセス名を指定します。

JP1/IM - EG for NNMiのプロセス名があらかじめ指定されているため,編集しないでください。

なお,ここで指定した名称は,jegn_spmd_statusコマンドでプロセス名として表示されます。

パス

プロセスの実行ファイルを絶対パスで指定します。

JP1/IM - EG for NNMiのプロセスのパスがあらかじめ指定されているため,編集しないでください。

起動オプション

プロセスの起動オプションを指定します。

起動オプションの指定が必要なプロセスについては,あらかじめ指定されているため,編集しないでください。

再起動可否

プロセスが異常終了した場合に,再起動するかどうかを指定します。

再起動しない場合は0,再起動する場合は1を指定します。

デフォルトは0です。

再起動回数

プロセスの再起動の試行回数を指定します。

指定できる値は,0〜99です。デフォルトは3です。

なお,再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は,値が指定されていても無効になります。

リトライ間隔

プロセスの再起動のリトライ間隔を,秒単位で指定します。

指定できる値は,0〜3600です。デフォルトは3です。

なお,再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は,値が指定されていても無効になります。

再起動回数リセット時間

再起動によってプロセスが起動してから何時間後に再起動回数をリセットするかを,秒単位で指定します。

指定できる値は,3600〜2147483647です。デフォルトは21600です。

プロセスが起動してから,指定した時間が経過すると,再起動回数がリセットされます。再度プロセスが異常終了した場合は,再起動回数が1からカウントされます。再起動によってプロセスが起動してから,指定した時間より前に再度異常終了した場合は,前回の再起動回数を引き継ぎます。

なお,再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は,値が指定されていても無効になります。

注意事項
クラスタシステムを運用している場合

JP1のプロセス管理による再起動を使用しないでください。クラスタソフトからの制御でJP1を再起動してください。