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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Event Gateway for Network Node Manager i


3.2.2 待機系サーバのインストールとセットアップ

待機系サーバのインストールとセットアップ手順を次に示します。

  1. JP1/Baseをインストールおよびセットアップする。

    JP1/Baseのインストールおよびセットアップ手順については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  2. JP1/Baseの共通定義情報をコピーする。

    実行系サーバのJP1/Baseの共通定義情報を待機系サーバにコピーします。

    実行系サーバで退避した共通定義情報を,FTPなど任意の方法で待機系サーバにコピーしてください。実行系サーバからコピーした退避ファイルを使って,JP1/Baseのjbssetcnfコマンドで共通定義情報を設定します。

    jbssetcnf 退避ファイル名

    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  3. JP1/Baseのクラスタ設定をする。

    待機系の論理ホストの設定をします。手順の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  4. JP1/IM - EG for NNMiをインストールする。

    JP1/IM - EG for NNMiのインストール手順については,「2.2 インストール(Windowsの場合)」または「2.3 インストール(UNIXの場合)」を参照してください。

  5. OS環境をセットアップする(Windows限定)。

    Windowsの場合,エラー発生時にワトソン博士のダイアログボックスやMicrosoftへのエラー報告のダイアログボックスが表示されると,JP1/IM - EG for NNMiが正常にフェールオーバーできないおそれがあります。そのため,これらの表示を抑止してください。抑止方法については,「2.4.5(2) プロセス異常終了時の再起動の設定」を参照してください。

    また,トラブル発生時にトラブルの要因を調査するために,メモリーダンプやクラッシュダンプが必要になることがあります。万一に備えて,これらのダンプファイルを出力するように設定しておくことをお勧めします。設定方法については,「2.4.5(1) トラブル発生時の資料採取の準備(Windows限定)」を参照してください。

  6. クラスタセットアップコマンドを実行する(Windows限定)。

    Windowsの場合,クラスタセットアップコマンド(jegn_setup_cluster)を実行して,JP1/IM - EG for NNMiのクラスタ運用時の動作環境を設定します。

    jegn_setup_cluster -h 論理ホスト名

    jegn_setup_clusterコマンドの詳細については,「7. コマンド」の「jegn_setup_cluster」を参照してください。

    注意

    タイムゾーンは,クラスタ内で統一して運用してください。