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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


3.38 [アクション結果一覧]画面

[アクション結果一覧]画面は,ログインしているJP1/IM - Manager(セントラルコンソール)で設定した自動アクションの実行結果の一覧を表示します。この画面は,[イベントコンソール]画面で[表示]−[自動アクション結果一覧表示]を選択すると表示されます。

[アクション結果一覧]画面を次に示します。

図3‒73 [アクション結果一覧]画面

[図データ]

また,JP1/IM - Rule Operation連携機能が有効の場合は,次のように,[アクション結果一覧]画面の実行結果一覧に[種別]が追加され,[ルール結果詳細]ボタンが追加された状態で表示されます。

図3‒74 [アクション結果一覧]画面(JP1/IM - Rule Operation連携機能が有効の場合)

[図データ]

表示項目を次に示します。

[対象イベント検索]

[実行結果一覧]で選択した項目のアクションの契機となったイベントを検索します。

[実行結果一覧]から項目を一つ選択して[対象イベント検索]ボタンをクリックすると,[イベントコンソール]画面の[イベント検索]ページにアクションの契機となったイベントが表示されます。

なお,次の場合には,このボタンは非活性となります。

  • 複数のアクションを選択した場合

  • アクションを選択しない場合

[更新]

[更新]ボタンをクリックすると,自動アクションの実行結果の表示内容が更新されます。[図データ][図データ]で表示位置を変更している場合,変更した表示位置のまま情報が更新されます。

[更新条件設定]

[更新条件設定]ボタンをクリックすると,自動アクションを表示するための条件を変更する[アクション結果更新条件設定]画面が表示されます。

[実行結果一覧]

ログインしているJP1/IM - Manager(セントラルコンソール)で設定した自動アクションの実行結果の一覧が表示されます。1行に一つのアクションの実行結果が表示されます。

アクション結果の表示件数は,[アクション結果更新条件設定]画面で指定した表示件数に従います。

複数選択したアクションに対して行える操作は[アクションキャンセル]ボタンだけです。アクションを一つ選択してダブルクリックすると,[アクション結果詳細]画面が表示されます。

[図データ]

[実行結果一覧]に表示されている項目より前のアクション結果を表示します。アクション結果の表示件数は,[アクション結果更新条件設定]画面で指定した表示件数に従います。[図データ]をクリックして表示位置を変更したあとに,[更新]ボタンをクリック(自動更新を含む)すると,現在表示している内容を最新に更新します。

[図データ]

[実行結果一覧]に表示されているアクション結果を更新します。[図データ]をクリックすると,[図データ][図データ]で変更した表示位置がリセットされます。

なお,[図データ][図データ]で表示位置を変更していない場合,このボタンは非活性です。

[図データ]

[実行結果一覧]に表示されている項目よりあとのアクション結果を表示します。アクション結果の表示件数は,[アクション結果更新条件設定]画面で指定した表示件数に従います。[図データ]をクリックして表示位置を変更したあとに,[更新]ボタンをクリック(自動更新を含む)すると,現在表示している内容を最新に更新します。

[抑止契機詳細]

[実行結果一覧]でアクション状態が「抑止」,またはアクション状態に「-RD」,「-RUD」が付加されている項目を選択した場合に,抑止を開始する契機となったアクションの詳細を表示します。

アクション状態に「-RD」,「-RUD」,「-D」が付加される項目の内容は,次のとおりです。

  • 「-RD」

    jcoimdefコマンドで-rオプションにOFF以外を指定し,アクション実行サービス起動時に抑止されたアクションについてコマンドを再実行した場合。または,アクション再実行用ファイルに出力された場合。(例:「終了-RD」)

  • 「-RUD」

    抑止されたアクションについて,[アクション結果]画面または[アクション結果一覧]画面の[再実行]ボタンをクリックして,アクションが再実行された場合。(例:「終了-RUD」)

  • 「-D」

    抑止されたアクションでアクションの状態が「実行不可」の場合は「実行不可」の状態の後ろに「-D」が付く。(例:実行不可-D)

[実行結果一覧]から項目を一つ選択して[抑止契機詳細]ボタンをクリックすると,[アクション結果詳細]画面が表示され,アクションの詳細を確認できます。

詳細を表示できる項目は,アクションの状態が「抑止」,またはアクション状態に「-RD」,「-RUD」が付加されている項目です。

なお,次の場合には,このボタンは非活性です。

  • アクション状態が「抑止」,またはアクション状態に「-RD」,「-RUD」が付加されている項目以外の項目を選択した場合

  • 複数の項目を選択した場合

[詳細]

実行結果の詳細な内容を表示します。

[実行結果一覧]から項目を一つ選択して[詳細]ボタンをクリックします。クリックすると,[アクション結果詳細]画面が表示されます。

[再実行]

[実行結果一覧]に表示されているアクションの再実行を要求します。

再実行できるアクションの状態は,「キャンセル」,「強制終了」,「実行失敗」,「抑止」,「終了」です。

このボタンを使用して再実行要求をするには,JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限が必要です。

[実行結果一覧]から項目を一つ選択して[再実行]ボタンをクリックします。再実行要求をするかどうかの確認ダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,選択した自動アクションの再実行要求の受け付けが完了します。

アクションの再実行を要求した場合は,[更新]ボタンをクリックして,アクションの状態を確認することをお勧めします。

なお,次の場合は,このボタンは非活性です。

  • 「キャンセル」,「強制終了」,「実行失敗」,「抑止」,「終了」以外のアクション状態の項目を選択した場合

  • 複数の項目を選択した場合

[アクションキャンセル]

[実行結果一覧]で選択した項目のアクションのキャンセルを要求します。

アクションのキャンセルができる項目のアクションの状態は,「送信待機」,「キューイング」,「実行中」です。ただし,アクション実行先ホストのJP1/Baseのバージョンが07-00以前である場合には,キャンセル処理が失敗します。

このボタンを使用してアクションのキャンセルを要求するには,JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限が必要です。

[実行結果一覧]から項目を選択して[アクションキャンセル]ボタンをクリックします。アクションのキャンセルを要求するかどうかの確認ダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,選択した自動アクションのキャンセル要求の受け付けが完了します。ただし,「送信待機」,「キューイング」,「実行中」以外のアクション状態の項目に対してはキャンセル要求をしません。

アクションのキャンセルを要求した場合は,[更新]ボタンをクリックして,アクションの状態を確認することをお勧めします。

なお,「送信待機」,「キューイング」,「実行中」のアクション状態の項目を選択していない場合は,このボタンは非活性です。

[ルール結果詳細]

JP1/IM - Rule Operationへルール起動要求を通知したルールの実行結果を参照するために,JP1/IM - Rule Operationの[ルール結果詳細]画面を起動します。

このボタンは,JP1/IM - Rule Operation連携用の設定をした場合にだけ表示されます。

JP1/IM - Rule Operation連携用の設定の詳細は,次を参照してください。

JP1/IM - Rule Operation連携機能の有効設定手順

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「10.3.1 JP1/IM - Rule Operation連携機能の有効設定」

また,次の場合,このボタンは非活性となります。

  • 選択したアクションの種別が「ルール」でない場合

  • 選択したアクションの終了コードが0でない場合

  • 複数のアクションを選択した場合

なお,[アクション結果一覧]画面を更新した場合に,選択していたアクション結果が再実行されているときは,選択が解除されます。

また,実行したアクションの情報量がアクション情報ファイルの設定容量を超えた場合は,[アクション結果一覧]画面に表示されているアクション結果の情報が消えることがあります。これは,実行したアクションの情報量がアクション情報ファイルの設定容量を超えると,アクション情報ファイルが上書きされるためです。このようなことが頻発し,運用に差し支える場合は,アクション情報ファイルの容量を大きくすることを検討してください。アクション情報ファイルの容量の設定,見積もり方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「自動アクション環境定義ファイル(action.conf.update)」(2. 定義ファイル)を参照してください。