Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


3.32 [アクション設定]画面

[アクション設定]画面は,自動アクションの設定一覧を表示します。

[アクション設定]画面を表示するには,JP1_Console_Admin権限が必要です。なお,業務グループの参照・操作制限を設定している場合,JP1資源グループとJP1権限レベルの組み合わせによっては操作できないことがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.1.4(2) JP1ユーザーに対するJP1資源グループとJP1権限レベルの割り当て」を参照してください。

自動アクションを設定するには,この画面から[アクション詳細設定]画面を呼び出します。

[アクション設定]画面は,自動アクション定義ファイルのバージョンが09-00以降(DESC_VERSIONが3または4)の場合に表示されます。

自動アクション定義ファイルのバージョンが11-10以前(DESC_VERSIONが3)の場合,[アクション設定]画面に次の項目は表示されません。

自動アクション定義ファイルがバージョン8以前の場合は,[アクション設定]画面(互換用)が表示されます。[アクション設定]画面(互換用)の詳細については,「[アクション設定]画面(互換用)」を参照してください。

次の場合,[アクション設定]画面および[アクション設定]画面(互換用)は表示されません。

自動アクション定義ファイルの記述内容によって[アクション設定]画面が表示されない場合,テキストエディターで自動アクション定義ファイルを編集してください。「自動アクション定義パラメーター」の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「自動アクション定義ファイル(actdef.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

[アクション設定]画面は,[イベントコンソール]画面で[オプション]−[自動アクション設定]を選択すると表示されます。[アクション設定]画面を次に示します。

図3‒60 [アクション設定]画面

[図データ]

JP1/IM - Rule Operation連携機能が有効の場合は,次のように,[アクション設定]画面の設定一覧に[種別]が追加された状態で表示されます。

図3‒61 [アクション設定]画面(JP1/IM - Rule Operation連携機能が有効の場合)

[図データ]

JP1/IM - Rule Operation連携用の設定の詳細は,次を参照してください。

JP1/IM - Rule Operation連携機能の有効設定手順

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「10.3.1 JP1/IM - Rule Operation連携機能の有効設定」

表示項目を次に示します。

[状態監視]

アクションの状態を監視するかどうかを設定します。

  • [する]:アクションの状態を監視します。

  • [しない]:アクションの状態を監視しません。

デフォルトは[しない]です。

アクションの状態を監視する場合,アクションが異常状態(「実行不可」,「実行失敗」)になったときに,異常状態を通知するために,JP1イベントが発行または通知コマンドが実行されます。なお,通知方法は,自動アクション通知定義ファイル(actnotice.conf)であらかじめ設定しておく必要があります。自動アクション通知定義ファイル(actnotice.conf)については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「自動アクション通知定義ファイル(actnotice.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

アクションの状態は,[アクション結果]画面,[アクション結果一覧]画面,[アクション結果詳細]画面で確認できます。また,アクションが異常状態であるかどうかを,[イベントコンソール]画面で確認できます。

アクションの状態監視は,設定後に監視条件に一致したアクションに対して有効になります。それ以前のアクションに対しては,変更前の設定に従います。

[設定一覧]

設定されている自動アクション定義の一覧を表示します。一覧には,[図データ]編集アイコン,適用,ID,グループ,アクション名,イベントID,種別,アクション,実行ホスト名,およびコメントが表示されます。

上に表示されている自動アクション定義ほど,優先順位が高くなります。優先順位については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「6.3.2 実行条件の優先度」を参照してください。

自動アクションは,1,000件まで登録できます。AND条件の自動アクション定義は,一つ上に設定されている自動アクション定義に対するAND条件になります。

AND条件については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「6.3.3 パラメーターグループとAND条件」を参照してください。

[図データ]編集アイコン

編集した自動アクション定義に,このアイコンが表示されます。

[適用]

自動アクション定義の状態(有効,無効)を指定するチェックボックスです。チェックの入った自動アクション定義が有効です。

[ID]

アクションIDを表示します。AND条件の場合は,AND条件内の先頭のアクション実行条件のアクションIDだけ表示します。

[グループ]

パラメーターグループを表示します。

[アクション名]

アクション名を表示します。

[イベントID]

イベントIDを表示します。

[種別]

アクションの種別に対応するアイコンを表示します。

[図データ]:コマンドを実行する

[図データ]:JP1/IM - Rule Operationへルール起動要求を通知する

[実行ホスト名]

実行ホスト名を表示します。

[コメント]

コメントを表示します。

[上へ移動]

一覧で選択した自動アクション定義を,1行上へ移動します。自動アクション定義の優先順位を変更するために使用します。

[下へ移動]

一覧で選択した自動アクション定義を,1行下へ移動します。自動アクション定義の優先順位を変更するために使用します。

[追加]

新規に自動アクション定義を作成する場合に,[追加]ボタンをクリックします。クリックすると,[アクション詳細設定]画面が表示されます。

なお,自動アクションが1,000件以上定義されている場合は,このボタンは非活性です。

[編集]

[設定一覧]ですでに表示されている自動アクション定義を編集する場合に,編集したい自動アクション定義を[設定一覧]で選択し,[編集]ボタンをクリックします。

[削除]

[設定一覧]ですでに表示されている自動アクション定義を削除する場合に,削除したい自動アクション定義を[設定一覧]で選択し,[削除]ボタンをクリックします。

[定義を変更していない実行条件の状態を維持する]

編集していないアクション定義の抑止状態とAND条件の部分成立状態を維持する場合に指定するチェックボックスです。このチェックボックスをチェックして[適用]ボタンをクリックすると,編集したアクション実行条件の抑止状態とAND条件の部分成立状態だけ初期化されます。このチェックボックスのチェックを外して[適用]ボタンをクリックすると,すべてのアクション実行条件の抑止状態とAND条件の部分成立状態が初期化されます。

[適用]

設定内容を反映します。

[アクション設定]画面(互換用)

バージョン8以前のアクション定義ファイルを使用している場合,[設定一覧]の[アクション名]の列は,表示されません。バージョン8以前のアクション定義ファイルは,[アクション設定]画面(互換用)を使用して設定します。

[アクション設定]画面(互換用)を次に示します。

[図データ]