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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


3.15 [共通除外条件設定]画面

[共通除外条件設定]画面では,イベントサービスからイベントを取得するときのフィルター(イベント取得フィルター)に対して,取得対象外とするJP1イベントの条件を設定します。なお,共通除外条件を拡張モードで使用する場合には,[共通除外条件設定(拡張)]画面が表示されます。詳細については,「3.16 [共通除外条件設定(拡張)]画面」を参照してください。

この画面の表示方法を次に示します。

条件を一つも登録していない場合
  • [イベント取得条件一覧]画面で,共通除外条件群一覧の[追加]ボタンをクリックする。

条件を登録している場合
  • [システム環境設定]画面で,共通除外条件群一覧から項目を選択し,[設定]ボタンをクリックする。

  • [イベント取得条件一覧]画面で,共通除外条件群一覧から項目を選択し,[編集]ボタンをクリックする。

  • [システム環境設定]画面で,共通除外条件群一覧から項目を選択し,ダブルクリックする。

なお,[共通除外条件設定]画面を表示するには,JP1_Console_Admin権限が必要です。また,業務グループの参照・操作制限を設定している場合,JP1資源グループとJP1権限レベルの組み合わせによっては操作できないことがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.1.4(2) JP1ユーザーに対するJP1資源グループとJP1権限レベルの割り当て」を参照してください。

この画面で共通除外条件を設定し,[OK]ボタンをクリックすると,設定した内容がフィルター条件文に変換されます(設定が有効になるのは[システム環境設定]画面で[適用]ボタンをクリックしたあととなります)。なお,フィルター条件文の長さは,JP1/IM - Viewのリリースノートを参照して見積もってください。

なお,この画面で設定する共通除外条件群に条件を何も設定していない([条件一覧]以下の項目を設定していない)場合,この共通除外条件群を適用すると,すべてのJP1イベントを表示(取得)しません。フィルターをかけたい場合は,必ず一つ以上の条件を設定してください。

[共通除外条件設定]画面を次に示します。

図3‒31 [共通除外条件設定]画面

[図データ]

表示項目を次に示します。

[共通除外条件群ID]

共通除外条件群IDをドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストに表示されるIDは0〜29です。

共通除外条件を追加する場合,共通除外条件群一覧の中で未使用の共通除外条件群IDが,数値の昇順に自動的に割り振られます。

共通除外条件を編集する場合,共通除外条件群一覧から選択した共通除外条件群IDが表示されます。

[共通除外条件群名]

共通除外条件群の名称を入力します。入力できる文字数は1〜50バイトです。

[共通除外条件群一覧]ですでに定義されている共通除外条件群を選択した状態で名称を変更した場合は,新しく指定した名称で上書きされます。

[共通除外条件群一覧]ですでに定義されている共通除外条件群と同じ名称を指定した場合は,KAVB0256-Eのメッセージのダイアログボックスが表示されます。

[クリア]

条件一覧に指定されている内容をすべてクリアします。

[選択イベント条件入力]

[イベントコンソール]画面で選択しているJP1イベントの属性値を,条件一覧に入力します。[選択イベント条件入力]ボタンをクリックしたときの動作は次のようになります。

  • イベント属性値に改行やタブなどの制御文字が含まれる場合

    制御文字の直前の文字までが,条件一覧の条件値として反映されます。オプション条件を指定できる属性の場合は,[から始まる]が選択されます。

  • イベント属性値に改行やタブなどの制御文字が含まれない場合

    イベント属性値がすべて反映されます。オプション条件を指定できる属性の場合は[と一致する]が選択されます。

なお,選択しているJP1イベントの情報がイベント情報マッピング定義でマッピングされている場合は,マッピングしている表示項目の属性値および固有の拡張属性値は,条件一覧に入力されません。イベント情報マッピング定義の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド」の「6.9.2 JP1イベントの固有の拡張属性を表示する(イベント情報のマッピング)」を参照してください。

[登録ホスト名]

JP1イベントが発生したホストのホスト名(イベントサーバ名)を指定します。業務グループは指定できません。複数のホストを指定したい場合は,コンマで区切って指定します。最大100個のホスト名が指定できます。名称に「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。改行やタブは指定できません。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。jcoimdefコマンドの-ignorecasehostオプションの指定には依存しません。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[重大度]

取得するイベントの重大度を指定します。

重大度が設定されているすべてのイベントを取得する場合は[重大度が定義されているすべてのイベント]をチェックします。

重大度が設定されているイベントのうち,特定のイベントを取得する場合は[重大度を指定する]をチェックし,緊急,警戒,致命的,エラー,警告,通知,情報,デバッグの中から必要な項目をチェックします。

JP1/SESイベントを取得する場合は,[JP1/SESイベント]をチェックします。

なお,統合監視DBを使用する場合に重大度変更機能を有効にしたとき,[重大度]は[重大度(変更前)]と表示されます。

[図データ]

[オブジェクトタイプ]

JP1イベントのオブジェクトタイプを指定します。値は,直接入力するかリストボックスから選択します。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[オブジェクト名]

JP1イベントのオブジェクト名を指定します。

複数のオブジェクトを指定したい場合は,コンマで区切って指定します。最大100個のオブジェクト名が指定できます。名称に「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。改行やタブは指定できません。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[登録名タイプ]

JP1イベントの登録名タイプを指定します。値は,直接入力するかリストボックスから選択します。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[登録名]

JP1イベントの登録名を指定します。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[事象種別]

JP1イベントの事象種別を指定します。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[ユーザー名]

JP1イベントのユーザー名を指定します。

複数のユーザーを指定したい場合は,コンマで区切って指定します。最大100人のユーザー名が指定できます。名称に「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。改行やタブは指定できません。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[メッセージ]

JP1イベントのメッセージテキストを指定します。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかが選択できますが,[から始まる]または[を含む]を選択することを推奨します。正規表現で指定する場合は,メッセージテキストの制御コード以外の部分を記述するようにしてください。

[プロダクト名]

JP1イベントを発行したプログラムの名称を指定します。

文字列の英大文字・英小文字を区別します。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[イベントID]

JP1イベントのIDを指定します。

複数のイベントIDを指定したい場合は,コンマで区切って指定します。

最大100個のイベントIDが指定できます。

右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[と一致する][と一致しない]のどちらかを選択します。

[固有の拡張属性]

固有の拡張属性値でフィルタリングするかどうかという条件を設定する画面を表示します。条件を設定する場合は,[固有の拡張属性]チェックボックスをチェックします。[固有の拡張属性]チェックボックスをチェックすると,[設定]ボタンが活性化します。[設定]ボタンをクリックすると,[固有の拡張属性条件設定]画面が表示され,条件を設定できます。

[固有の拡張属性条件設定]画面については,「3.26 [固有の拡張属性条件設定]画面」を参照してください。