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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


3.14 [イベント取得条件一覧]画面

[イベント取得条件一覧]画面では,イベント取得条件を一覧表示します。また,イベント取得条件の追加・編集・複製・削除ができます。

この画面は,[システム環境設定]画面で[一覧編集]ボタンをクリックすると表示されます。

[イベント取得条件一覧]画面で設定した内容は,[OK]ボタンをクリックしたあと,[システム環境設定]画面で[適用]ボタンをクリックすることによって保存されます。

[システム環境設定]画面で[適用]ボタンをクリックしなかった場合は,設定が無効となりますので,注意してください。

なお,フィルター条件文の長さは,JP1/IM - Viewのリリースノートを参照して見積もってください。

[イベント取得条件一覧]画面を次に示します。

図3‒30 [イベント取得条件一覧]画面(基本モード)

[図データ]

表示項目を次に示します。

[適用中のフィルター]

現在,適用しているイベント取得フィルターのフィルターIDとフィルター名が表示されます。

[フィルター一覧]

現在,設定されているイベント取得条件が一覧表示されます。

一つの項目を選択し,ダブルクリックすると[イベント取得条件設定]画面が表示され,選択した項目を編集できます。項目は,複数選択できません。

フィルター一覧に登録できるイベント取得条件は,最大50件です。

フィルター一覧の[適用],[ID],[フィルター]の項目名で,ソート表示できます。項目名をクリックすると,項目名の横に「△」が表示されます。さらにクリックを繰り返すと,「▽」,「 (表示なし)」,「△」の順で表示が変更されます。「△」または「▽」が表示されている状態で,ほかの項目名をクリックすると,前のソートは解除され,新しくクリックした項目のソート順で表示されます。

  • 「 (表示なし)」の場合,イベント取得フィルターは登録順に表示されます。

  • 「△」の場合,イベント取得フィルターは,項目名の昇順に表示されます。

  • 「▽」の場合,イベント取得フィルターは,項目名の降順に表示されます。

[適用]

選択したイベント取得フィルターが適用中のフィルターとなります。

[ID]

イベント取得フィルターのフィルターIDが表示されます。フィルターIDは,[イベント取得条件設定]画面で変更できます。

[フィルター名]

イベント取得フィルターのフィルター名が表示されます。フィルター名は,[イベント取得条件設定]画面で変更できます。

[追加]

新規にイベント取得フィルターを追加する場合は,[追加]ボタンをクリックします。[追加]ボタンをクリックすると,[イベント取得条件設定]画面が表示され,新規のイベント取得フィルターを設定できます。イベント取得フィルターは,最大50件追加できます。イベント取得フィルターが50件まで登録されると,[追加]ボタンは非活性になります。

[編集]

選択しているイベント取得フィルターを編集する場合は,[編集]ボタンをクリックします。一つのフィルターを選択し,[編集]ボタンをクリックすると,[イベント取得条件設定]画面が表示され,選択したフィルターを編集できます。[フィルター一覧]でイベント取得条件を1件選択すると活性化し,それ以外の場合は非活性となります。

[複製]

選択しているイベント取得フィルターを複製する場合は,[複製]ボタンをクリックします。一つのイベント取得フィルターを選択し,[複製]ボタンをクリックすると,選択しているイベント取得フィルターと同じ条件を持ったイベント取得フィルターが複製され,[フィルター一覧]に追加されます。

複製されたイベント取得フィルターのフィルターIDは,イベント取得フィルター一覧の中で,未使用のフィルターIDが数値の昇順に自動的に割り振られます。

複製されたイベント取得フィルターのフィルター名は,複製元のフィルター名の先頭に「コピー」の文字列が追加され,「コピー 複製元のフィルター名」となります。すでに,複製したあとにできるフィルター名が登録されている場合には,「コピー」の後ろに半角数字を付加し,「コピー半角数字 複製元のフィルター名」となります。半角数字は2から始まり,イベント取得フィルター名が複製されるたびに2,3,4と昇順に増えていきます。

[複製]ボタンをクリックした場合,新しく複製されたフィルターが,適用フィルターとして選択状態になります。

イベント取得フィルターが50件まで登録されると,[複製]ボタンは非活性になります。

[削除]

選択しているイベント取得フィルターを削除する場合は,[削除]ボタンをクリックします。

選択しているイベント取得フィルターが一つの場合,[削除]ボタンをクリックすると,KAVB0250-Iのメッセージのダイアログボックスが表示されます。

選択しているイベント取得フィルターが複数の場合,[削除]ボタンをクリックすると,KAVB1149-Qのメッセージのダイアログボックスが表示されます。

[はい]ボタンをクリックすると,[フィルター一覧]から選択したイベント取得フィルターが削除されます。

[共通除外条件群一覧]

基本モードまたは拡張モードの共通除外条件の一覧が表示されます。

一つの項目を選択し,ダブルクリックすると[共通除外条件設定]画面または[共通除外条件設定(拡張)]画面が表示され,選択した項目を編集できます。

各一覧は,設定できる条件群の数および項目名が異なります。なお,共通除外条件を拡張モードに切り替える方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「5.2.4(3) 共通除外条件を設定する」を参照してください。

基本モードの共通除外条件の場合

設定できる条件群の数は,最大30件です。

共通除外条件群一覧に表示される項目は,[適用],[ID],および[条件群名]です。

拡張モードの共通除外条件の場合(JP1/IM - Managerのバージョンが10-00以降)

設定できる条件群の数は,JP1/IM - Managerのバージョンによって異なります。JP1/IM - Managerのバージョンが10-00〜11-10の場合は,最大1,024件です。JP1/IM - Managerのバージョンが11-50以降の場合は,最大2,500件です。

共通除外条件群一覧に表示される項目は,次の図に示すとおり,[適用],[種別],[ID],[条件群名],および[コメント]です。また,この項目でソートできます。

[図データ]

拡張モードの共通除外条件の場合(JP1/IM - Managerのバージョンが10-00より前)

設定できる条件群の数は,最大1,024件です。

共通除外条件群一覧に表示される項目は,次の図に示すとおり,[適用],[ID],[条件群名],および[コメント]です。また,この項目でソートできます。

[図データ]

各条件群は,項目名でソートできます。項目名をクリックすると,項目名の横に「△」が表示されます。さらにクリックを繰り返すと,「▽」,「 (表示なし)」,「△」の順で表示が変更されます。「△」または「▽」が表示されている状態で,ほかの項目名をクリックすると,前のソートは解除され,新しくクリックした項目のソート順で表示されます。

  • 「 (表示なし)」の場合,条件群は,登録順に表示されます。

    JP1/IM - Managerのバージョンが10-00以降の場合,共通除外条件群のまとまりの次に追加共通除外条件群のまとまりが表示されます。それぞれの条件群のまとまり内は,登録順に表示されます。ただし,共通除外条件群を追加,共通除外条件群または追加共通除外条件群を複製,または追加共通除外条件を種別変更すると,共通除外条件群のまとまりの次に追加共通除外条件群のまとまりが表示されないことがあります。

  • 「△」の場合,条件群は,項目名の昇順に表示されます。

  • 「▽」の場合,条件群は,項目名の降順に表示されます。

[適用]

チェックした共通除外条件群,拡張モードの共通除外条件群,または拡張モードの追加共通除外条件群が適用中となります。

[種別]

イベントを取得対象外にする共通除外条件の場合,空白(アイコンなし)となります。イベントを取得対象外にする追加共通除外条件の場合,アイコン([図データ])が表示されます。

イベントを取得しアクションの実行対象外にする共通除外条件の場合,アイコン([図データ])が表示されます。イベントを取得しアクションの実行対象外にする追加共通除外条件の場合,アイコン([図データ])とアイコン([図データ])が表示されます。

[ID]

共通除外条件群IDが表示されます。共通除外条件群IDは,[共通除外条件設定]画面または[共通除外条件設定(拡張)]画面で変更できます。ただし,追加共通除外条件群IDは変更できません。

[条件群名]

共通除外条件群,拡張モードの共通除外条件群,または拡張モードの追加共通除外条件群の条件群名が表示されます。条件群名は,[共通除外条件設定]画面または[共通除外条件設定(拡張)]画面で変更できます。

[コメント]

拡張モードの共通除外条件群,または拡張モードの追加共通除外条件群に対するコメントを表示します。

[追加]

新規に共通除外条件群を追加する場合は,[追加]ボタンをクリックします。[追加]ボタンをクリックすると,[共通除外条件設定]画面または[共通除外条件設定(拡張)]画面が表示され,新規の共通除外条件群または拡張モードの共通除外条件群を設定できます。なお,追加共通除外条件群は追加できません。

共通除外条件群は,最大30件追加できます。共通除外条件群を30件登録すると,[追加]ボタンは非活性になります。

拡張モードの共通除外条件群は,拡張モードの追加共通除外条件群と合わせて最大2,500件追加できます。拡張モードの共通除外条件群と追加共通除外条件群を2,500件登録すると,[追加]ボタンは非活性になります。

[編集]

選択している共通除外条件群,拡張モードの共通除外条件群または拡張モードの追加共通除外条件群を編集する場合は,[編集]ボタンをクリックします。

一つの共通除外条件群または追加共通除外条件群を選択し,[編集]ボタンをクリックすると,[共通除外条件設定]画面または[共通除外条件設定(拡張)]画面が表示され,選択した共通除外条件群,拡張モードの共通除外条件群または拡張モードの追加共通除外条件群を編集できます。なお,追加共通除外条件群の場合,IDの変更はできません。

[複製]

選択している共通除外条件群,拡張モードの共通除外条件群または拡張モードの追加共通除外条件群を複製する場合は,[複製]ボタンをクリックします。ただし,拡張モードの追加共通除外条件群を選択して複製された除外条件群は,拡張モードの共通除外条件群となります。

一つの共通除外条件群または追加共通除外条件群を選択し,[複製]ボタンをクリックすると,選択している共通除外条件群または追加共通除外条件群と同じ条件を持った共通除外条件群が複製され,[共通除外条件群一覧]に追加されます。

複製された共通除外条件群IDは,共通除外条件群一覧の中で,未使用の共通除外条件群IDが数値の昇順に自動的に割り振られます。

複製された共通除外条件群の条件群名は,複製元の条件群名の先頭に「コピー」の文字列が追加され,「コピー 複製元の条件群名」となります。すでに,複製したあとにできる条件群名が登録されている場合には,「コピー」の後ろに半角数字を付加し,「コピー半角数字 複製元の条件群名」となります。半角数字は2から始まり,条件群名が複製されるたびに2,3,4と昇順に増えていきます。

[複製]ボタンをクリックした場合,新しく複製された共通除外条件群が選択状態になります。

共通除外条件群が30件まで登録されると,[複製]ボタンは非活性になります。

拡張モードの共通除外条件群を2,500件まで登録すると,[複製]ボタンは非活性になります。

[削除]

選択している共通除外条件群,拡張モードの共通除外条件群または拡張モードの追加共通除外条件群を削除する場合は,[削除]ボタンをクリックします。

選択している除外条件群が一つの場合,[削除]ボタンをクリックすると,KAVB0257-Iのメッセージダイアログボックスが表示されます。

選択している除外条件群が複数の場合,[削除]ボタンをクリックすると,KAVB1151-Qのメッセージダイアログボックスが表示されます。

[はい]ボタンをクリックすると,[共通除外条件群一覧]から選択した共通除外条件群,拡張モードの共通除外条件群または拡張モードの追加共通除外条件群が削除されます。

[種別変更]

選択している拡張モードの追加共通除外条件群を,追加共通除外条件から共通除外条件に種別を変更する場合は,[種別変更]ボタンをクリックします。

共通除外条件から追加共通除外条件には種別を変更できません。

[種別変更]ボタンをクリックすると,種別を変更するかどうかを確認するメッセージが表示され,[OK]ボタンをクリックすると,選択した追加共通除外条件が共通除外条件に種別変更されます。

種別を変更すると,共通除外条件群IDが変更されます。

変更後の共通除外条件群IDは,すでに定義されている共通除外条件群IDの中で最も大きいIDの値に1を加えた値です。変更後の条件群IDが最大値を超えた場合は,0から順に使用していないIDを割り当てます。

なお,追加共通除外条件から共通除外条件に誤って種別を変更してしまった場合は,[適用]ボタンをクリックする前に[システム環境設定]画面で[閉じる]ボタンをクリックして変更内容をキャンセルしてください。