Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


3.7 [イベント詳細(編集)]画面

メモ情報の設定機能を有効にしている場合に,JP1イベントのメモ情報を編集および設定します。

メモ情報の設定機能とは,統合監視DBを使用する場合,[イベントコンソール]画面に表示されている統合監視DBに保存されたJP1イベントに対して,メモを追加できる機能です。この機能は,JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限を持つユーザーが使用できます。

この画面は,次の方法で表示できます。

[イベント詳細(編集)]画面を次に示します。

図3‒13 [イベント詳細(編集)]画面

[図データ]

[コマンド]ボタンを有効にした場合,次のように,[イベント詳細(編集)]画面下部のボタンに[コマンド実行]ボタンが追加された状態で表示されます。

図3‒14 [イベント詳細(編集)]画面([コマンド]ボタンが有効の場合)

[図データ]

JP1/Service Support連携機能が有効の場合,次のように,[イベント詳細(編集)]画面下部のボタンに[インシデント登録]ボタンが追加された状態で表示されます。

図3‒15 [イベント詳細(編集)]画面(連携機能が有効の場合)

[図データ]

事象発生元ホストの性能レポート表示機能が有効の場合,次のように,[イベント詳細]画面下部のボタンに[性能表示]ボタンが追加された状態で表示されます。

図3‒16 [イベント詳細]画面(事象発生元ホストの性能レポート表示機能が有効の場合)

[図データ]

メモ

BJEXまたはJP1/AS連携用の機能を有効にした場合は,表示される項目が一部異なります。BJEXまたはJP1/AS連携用の機能を有効にした場合の画面については,「3.44.3 [イベント詳細]画面」を参照してください。

表示項目を次に示します。

[イベント属性]

JP1イベントの属性名と属性値が表示されます。属性の種類はイベントによって異なります。

[メッセージ]

JP1イベントのメッセージテキストが表示されます。

[変更後/変更前]

表示メッセージ変更機能によって変更したメッセージ,変更前のメッセージの表示をラジオボタンで切り替えます。[変更後]を選択すると,「メッセージ(変更後)」を表示し,[変更前]を選択すると,変更前の「メッセージ」を表示します。

メッセージを変更していないJP1イベントの場合(E.@JP1IM_CHANGE_MESSAGEが1以外の場合)は,ラジオボタンは非活性で,[変更前]を選択した状態になります。

10-50以前からバージョンアップインストール後にjimdbupdateコマンドでIMデータベースを更新していない場合,ラジオボタンは非活性で[変更前]を選択した状態になります。

[ガイド]

表示されているJP1イベントに対応したイベントガイド情報が表示されます。なお,JP1イベントに対応するイベントガイド情報がない場合は,KAVB1588-Iのメッセージが表示されます。

イベントガイド機能が無効になっている場合は,[ガイド]は表示されません。

[ガイド]に表示されるイベントガイド情報は,あらかじめイベントガイド情報ファイルに記述しておく必要があります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「イベントガイド情報ファイル(jco_guide.txt)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

[メモ]

表示されているJP1イベントのメモ情報を表示したり編集したりできます。[メモ]にはUTF-8コードで最大512バイトの文字列が入力できます。

[メモ]には,次のボタンがあります。

[クリア]

[メモ]に入力された文字列が削除されます。

[適用]

[メモ]に入力された文字列が,表示されているJP1イベントのメモ情報として登録されます。登録されるとこのボタンは,非活性になります。

[コマンド実行]

コマンドを実行するための[コマンド実行]画面を表示します。このボタンは,[コマンド]ボタンを有効にした場合だけ表示されます。JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限を持つユーザーが使用できます。

[コマンド]ボタンを設定する手順については,Windowsの場合,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「1.15 コマンド実行環境の設定(Windowsの場合)」,UNIXの場合,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「2.14 コマンド実行環境の設定(UNIXの場合)」を参照してください。

[モニター起動]

表示されているJP1イベントのモニター画面を起動します。このボタンは,モニター画面が設定されていないJP1イベントが表示されているときは,クリックできません。

[アクション結果]

表示されているイベントに自動アクションが設定されている場合に,アクションの結果を表示します。ボタンをクリックすると,[アクション結果]画面が表示されます。

[インシデント登録]

表示されているJP1イベントをインシデントとして登録するために,JP1/Service Supportの[登録先プロセスワークボード選択]画面を起動します。

このボタンは,JP1/Service Support連携機能が有効の場合にだけ表示されます。

連携用の設定の詳細は,次の内容を参照してください。

JP1/Service Supportの画面呼び出し設定手順

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「10.1.1 JP1/Service Support画面呼び出し設定」

関連定義ファイル

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「インシデント手動登録定義ファイル(incident.conf)」(2. 定義ファイル),および「インシデント引き継ぎ情報設定ファイル(incident_info.conf)」(2. 定義ファイル)

また,次の場合,このボタンは非活性となります。

  • JP1_Console_User権限しか持たないJP1ユーザー,またはどの権限も持たないJP1ユーザーでJP1/IM - Manager(セントラルコンソール)に接続している場合

  • [イベントコンソール]画面でJP1イベントを選択していない場合

  • [イベント検索]で接続先ホスト以外のホストを検索し,そのホストに登録されたJP1イベントの詳細を表示した場合

メモ

KAVB0291-Eのメッセージが[メッセージ]欄に表示されている場合,[インシデント登録]ボタンは非活性となります。

この現象は,JP1/BaseのイベントDBがラップしたことによってJP1イベント情報もラップした場合など,[イベント詳細]画面に表示するイベント詳細情報を取得できなかったときに発生します。

[性能表示]

イベント一覧で選択したイベントの事象発生元ホストを対象として,事象が発生した時刻の性能を示すJP1/PFM - Web Consoleのレポート画面を起動します。

このボタンは,事象発生元ホストの性能レポート表示機能が有効の場合にだけ表示されます。事象発生元ホストの性能レポート表示機能の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「9.8 JP1/PFMとの連携」を参照してください。

次の場合,このボタンは非活性となります。

  • [イベントコンソール]画面でJP1イベントを選択していない場合

  • [イベントコンソール]画面で複数のJP1イベントを選択している場合

  • ダミーイベントを選択している場合