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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


2.3.2 [イベント一覧]領域

[イベント一覧]領域は,選択したシステム構成要素で発生しているJP1イベントを表示する領域です。定期的に最新のイベントを取得して表示します。また,インテリジェント統合管理基盤の繰り返しイベントの表示抑止で,JP1イベントが集約されていると,イベント一覧に集約イベントが表示されます。

[イベント一覧]領域について説明します。

図2‒22 [イベント一覧]領域の画面例

[図データ]

[図データ][操作メニュー]ボタン

次の操作メニューを表示します。

  • [繰り返しイベント一覧]:選択した1件のJP1イベントが,集約開始イベントの場合に活性化します。クリックすると,[繰り返しイベント一覧]画面が別画面で表示されます。

  • [モニター起動]:選択した1件のJP1イベントが,モニター起動対象のイベントの場合に活性化します。クリックすると,選択したJP1イベントに対応する画面が表示されます。

ツールバー
[図データ][もっとも古い]ボタン

イベント一覧に表示されている最も古いイベント(ダミーイベントを除く)を起点として,100件分古いイベントを表示します。

[図データ][戻る]ボタン

イベント一覧の前ページの100件を表示します。

[図データ][進む]ボタン

イベント一覧の次ページの100件を表示します。

[図データ][最新]ボタン

イベント一覧に表示されている最も新しいイベント(ダミーイベントを除く)を起点として,100件分古いイベントを表示します。

[図データ][状態絞込み]ボタン

選択したボタンの色で,イベント一覧の状態を絞込みします。複数のボタンを選択して,絞込みすることもできます。

例えば,「エラー」を表す[図データ]ボタンをクリックすると,イベント一覧を橙のJP1イベントに絞込み,ボタンが[図データ]に変わります。

[図データ]ボタン

絞込みを実行すると,ボタンが[図データ]に変わります。クリックすると,イベント一覧の絞込みを解除します。

[イベントビュー]

[稼働状況]領域や各タブで選択された構成要素で発生しているJP1イベントを表示します。

[イベントビュー]に表示できるイベントは100件です。新しいJP1イベントほど下に表示されます。

対処状況,集約,[図データ](重要イベント),重大度,イベントDB内通し番号,登録時刻,発生元ホスト名,ユーザー名,イベントID,メッセージ,オブジェクトタイプ,アクションの各項目を表示します。

項目の列幅は,マウスでドラッグすると任意の幅に変更できます。また,列自体をドラッグして,列の順番を入れ替えることもできます。

[図データ][全選択/選択解除]チェックボックス

イベント一覧のヘッダーのチェックボックスを選択すると,イベント一覧のすべてのJP1イベントが選択されます。全選択を解除する場合は,クリックしてチェックを外します。

特定のイベントだけを選択する場合は,イベント個別のチェックボックスを選択します。

[図データ][詳細]ボタン

選択したイベントの[イベント詳細]ダイアログを表示します。

[図データ]

  • [図データ][全画面]ボタン

    [イベント詳細]ダイアログを全画面表示にします。[図データ]ボタンをクリックすると,元のサイズに戻ります。

  • [図データ][閉じる]ボタン

    [イベント詳細]ダイアログを閉じます。

  • [モニター起動]ボタン

    選択したJP1イベントが,モニター起動対象のイベントの場合に活性化します。クリックすると,選択したJP1イベントに対応する画面が表示されます。

  • [ガイド]

    表示されているJP1イベントに対応したイベントガイド情報が表示されます。なお,イベントガイド機能が無効になっている場合,またはJP1 イベントに対応するイベントガイド情報が無い場合は,[ガイド]は表示されません。

    [ガイド]に表示されるイベントガイド情報は,あらかじめイベントガイド情報ファイルに記述しておく必要があります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「イベントガイド情報ファイル(jco_guide.txt)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

[対処状況]

[対処状況]欄には,そのイベントへの対処状況(対処済,未対処,処理中,保留)を示す対処状況マークが表示されます。集約イベントの場合は,集約開始イベントの対処状況が表示されます。

対処状況ごとに次の対処状況マークが表示されます。なお,集約開始イベントと集約している繰り返しイベントの対処状況が異なる場合は,集約開始イベントの対処状況欄に「!」が表示されます。

このメニューは,JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限を持つユーザーが使用できます。

表2‒9 対処状況と対処状況マーク

対処状況

対処状況マーク

対処済

[図データ]

処理中

[図データ]

保留

[図データ]

未対処

(無印)

対処状況を変更する場合は,変更するイベントのチェックボックスを選択し,[対処状況]のプルダウンメニューから対処状況を選択します。

なお,集約開始イベントのチェックボックスを選択した場合は,集約開始イベントの対処状況だけが変更されます。繰り返しイベントの対処状況は変更されません。

[集約]

イベントが集約開始イベントの場合に,[図データ]を表示します。

[図データ][重要イベント]

イベントが重要イベントの場合に,[図データ]が表示されます。集約開始イベントの場合は,集約開始イベントが重要イベントの場合に,[図データ]が表示されます。

重要イベントとして集約された繰り返しイベントに,重要イベントと重要ではないイベントが混在している場合は,「!」が表示されます。

[重大度]

[重大度]欄は,そのイベントの重大度(緊急,警戒,致命的,エラー,警告,通知,情報,デバッグ)を示します。この列には,そのイベントの重大度の種類を示す文字と,それに対応するマークが表示されます。文字色および背景色の変更はできません。

重大度の種類に対応するマーク,文字色,および背景色を次に示します。

表2‒10 重大度の種類に対応するマーク,文字色,および背景色

重大度の種類

マーク

文字色

背景色

緊急

[図データ]

重要イベントの場合:赤

重要イベント以外の場合:白

警戒

[図データ]

致命的

[図データ]

エラー

[図データ]

重要イベントの場合:橙

重要イベント以外の場合:白

警告

[図データ]

重要イベントの場合:黄

重要イベント以外の場合:白

通知

[図データ]

情報

[図データ]

デバッグ

[図データ]

[イベントDB内通し番号]

受信したJP1イベントのイベントDB内通し番号を表示します。イベントDB内通し番号は10進数で表示されます。

[登録時刻]

受信したJP1イベントの登録時刻を表示します。

統合オペレーション・ビューアーを表示するマシンのタイムゾーンで,YYYY-MM-DD hh:mm:ssの形式で表示されます。

[発生元ホスト名]

JP1イベントの発行契機となった事象が発生したホストのホスト名を表示します。ホスト名に制御文字が含まれる場合は,制御文字は削除して表示されます。

[ユーザー名]

JP1イベントのユーザー名を表示します。ユーザー名に制御文字が含まれる場合は,制御文字は削除して表示されます。

[イベントID]

JP1イベントのイベントIDを表示します。イベントIDは8桁の16進数で表示されます。A〜Fは,大文字です。

[メッセージ]

JP1イベントのメッセージテキストを表示します。

[オブジェクトタイプ]

JP1イベントのオブジェクトタイプを文字列で表示します。文字列に制御文字が含まれるは,制御文字は削除して表示されます。

[アクション]

自動アクションの抑止機能を使用している場合,[統合オペレーション・ビューアー]画面にアクション抑止の状態を示すマークが表示されます。

表2‒11 アクション抑止の状態

アクション抑止の状態

説明

[図データ]

抑止されなかったアクション

[図データ]

抑止されたアクション

[図データ]

一部抑止されたアクション

また,繰り返しイベントの監視抑止でアクションの実行を抑止している場合にイベントが大量発生したとき,[図データ]が表示されます。共通除外条件によって,アクションの実行対象外になった場合,[図データ]が表示されます。

集約開始イベントと繰り返しイベントのアクション状況が異なる場合,アクション欄に「!」が表示されます。

〈この項の構成〉

(1) [繰り返しイベント一覧]画面

[繰り返しイベント一覧]画面は,統合オペレーション・ビューアーとは別画面で表示されます。

なお,ここで説明する項目以外は,[イベント一覧]領域と同じ項目が表示されます。

重要

[繰り返しイベント一覧]画面は,Webブラウザーの同じセッションで,複数を起動することはできません。Webブラウザーのセッションが異なる場合は,セッションごとに繰り返しイベント一覧画面を起動できます。

図2‒23 [繰り返しイベント一覧]画面の例

[図データ]

[繰り返しイベント一覧]画面の表示項目について説明します。

[集約イベント]

集約開始イベントが表示されます。

[図データ][操作メニュー]ボタン

次の操作メニューを表示します。

  • [一括対処状況変更]:繰り返しイベントの対処状況を一括で変更します。クリックすると,次のメニューが表示されます。

    ・未対処

    [図データ]対処済

    [図データ]処理中

    [図データ]保留

    メニューを選択すると[繰り返しイベントの一括対処状況変更]ダイアログが表示されます。

    [OK]ボタンをクリックすると,すべての繰り返しイベントの対処状況の変更を開始します。変更が終了すると,ダイアログにメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログを閉じます。繰り返しイベントの一括対処状況変更中にWebブラウザーを閉じると,対処状況の変更を中断します。その場合,Webブラウザーを閉じるまでに変更した対処状況の変更が反映されます。

  • [モニター起動]:選択したJP1イベントが,モニター起動対象のイベントの場合に活性化します。クリックすると,選択したJP1イベントに対応する画面が表示されます。

[更新]ボタン

集約イベントの情報を更新します。

[繰り返しイベント条件:条件名]

繰り返しイベント条件の条件名が表示されます。

[繰り返しイベント一覧]

集約された繰り返しイベントの一覧が表示されます。

[図データ][操作メニュー]ボタン

次の操作メニューを表示します。

  • [モニター起動]:選択したJP1イベントが,モニター起動対象のイベントの場合に活性化します。クリックすると,選択したJP1イベントに対応する画面が表示されます。