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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


2.3.1 [タブ]領域

[稼働状況]領域で選択した構成要素に関連した情報を,[詳細表示]領域のタブに表示します。[タブ]領域に表示されるタブについて,次の表に示します。

表2‒2 [タブ]領域に表示されるタブ

タブ表示順序(左から)

タブ名

説明

1

[パフォーマンス]タブ

JP1/PFMと連携した場合に表示されるタブです。JP1/PFM - Web Consoleの画面を表示します。

画面の詳細については,バージョン12-10以降のマニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。

2

[カスタムUI]タブ

IM管理ノードに対応するユーザー定義の画面が設定されている場合に,その画面を表示するタブです。ユーザー定義の画面が複数存在する場合は,画面の数分のタブが表示されます。

IM管理ノードに対応する任意の画面が設定されていない場合は,このタブは表示されません。

3

[提案]タブ

提案アイコンが表示されたIM管理ノードを選択した場合に,表示するタブです。

システムの状況に応じた対処を提案できます。

4

[業務フロー]タブ

選択したIM管理ノードがルートジョブネットの場合に,ルートジョブネットとの関連性を線のつながりで表示するタブです。ジョブ以外のIM管理ノードの場合は,このタブは表示されません。

5

[関連ノード]タブ

選択したIM管理ノードの各ノードの関連性を線のつながりで表示するタブです。

6

[トレンド]タブ

選択したIM管理ノードまたはその関連ノードが持つ,ジョブの滞留状況や性能情報などのトレンド情報を表示するタブです。

選択中のタブから他のタブに移動しても,移動する前のタブに表示した画面情報は保持されます。ツリー上から他のノードを選択すると,各タブの画面情報は初期化されます。

〈この項の構成〉

(1) [パフォーマンス]タブ

[パフォーマンス]タブは,JP1/PFMのIM管理ノードを選択した際に,JP1/PFM - Web Consoleの画面を表示するタブです。

選択したIM管理ノードがJP1/PFM - Managerの場合は,[システム稼働状況サマリ監視]画面が表示され,システムの稼働状況を確認できます。JP1/PFM - Agentの場合は,[アラーム状態の表示]画面が表示され,アラームの状態を確認できます。それぞれの画面から[レポートの表示]によって[レポート]画面を確認したり,[アラームテーブルのバインド設定]画面で監視のしきい値や収集条件を変更したりするなど,システム運用中のさまざまな調整が[パフォーマンス]タブ上で操作できます。

[パフォーマンス]タブの例を次に示します。

図2‒4 [パフォーマンス]タブの例

[図データ]

JP1/PFM - Web Consoleの画面の操作については,バージョン12-10以降のマニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。

(2) [カスタムUI]タブ

[カスタムUI]タブは,特定のIM管理ノードを選択した際に,あらかじめユーザーが定義した画面を表示するタブです。表示される画面は,定義内容により異なります。

[カスタムUI]タブの例を次に示します。この例では,[All Systems]を選択した際に,特定の画面が表示されるように定義されています。

図2‒5 [カスタムUI]タブの例

[図データ]

カスタムUIタブを表示するための設定については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「6. [統合オペレーション・ビューアー]画面のカスタマイズ」を参照してください。

(3) [提案]タブ

[提案]タブは,提案アイコンが表示されたIM管理ノードをクリックした場合に表示されるタブです。[提案一覧]と[提案詳細]の二つの領域で構成されます。[提案一覧]領域は,[稼働情報]領域で選択したIM管理ノードに紐付けられた提案情報の一覧を表示する領域です。[提案詳細]領域は,[提案一覧]領域で選択した提案の詳細を表示する領域です。

[提案]タブの構成を次に示します。

図2‒6 [提案]タブの構成

[図データ]

(a) [提案一覧]領域

[提案一覧]領域について説明します。

図2‒7 [提案一覧]領域の表示例

[図データ]

[メッセージ]

メッセージ「現時点で実行可能な対処アクションの有無を[提案]ボタンで確認してください。」が表示されます。

[提案]ボタン

対処アクションの提案を行うために,表示されている[提案バー]の条件を判定するボタンです。クリックすると,提案に紐づけられた条件が現在のシステムの状態に一致するかが判定され,[提案バー]を活性または非活性に切り替えます。活性化した[提案バー]からソートして,[提案一覧]領域の表示を更新します。

[提案件数:提案件数/提案定義数]

提案件数には,活性化した提案バーの件数が表示されます。提案定義数には,[提案バー]の件数が表示されます。

[提案バー]

選択したIM管理ノードに定義された提案が表示されます。[提案バー]は,[提案]ボタンをクリックして条件を判定したかどうかによって,表示状態が活性または非活性に切り替わります。

  • 非活性(条件未判定)

    [提案]ボタンを一度もクリックしていない場合

  • 活性(条件判定済み)

    [提案]ボタンをクリックして提案の条件を判定し,条件に一致した提案の場合

  • 非活性(条件判定済み)

    [提案]ボタンをクリックして提案の条件を判定し,条件に一致しなかった提案の場合

提案の条件の判定に失敗した場合は,[提案バー]の先頭にエラーであることを示す[図データ]アイコンが表示されます。

[提案バー]を選択すると,選択中であることを示す青色の枠で囲まれます。

一つの[提案バー]に,それぞれ次の項目が表示されます。

提案アイコン

[提案バー]が活性化している場合は,[図データ]が表示されます。[提案バー]が非活性の場合は,提案アイコンも非活性となります。

[提案名]

提案名が表示されます。提案名が表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。

[開始日時]

この提案を前回実行した際の開始日時が,次の形式で表示されます。

YYYY-MM-DD HH:mm:ss

対処アクションが一度も実行されていない場合は,[開始日時]には何も表示されません。

[終了日時]

この提案を前回実行した際の終了日時が,次の形式で表示されます。

YYYY-MM-DD HH:mm:ss

対処アクションが一度も実行されていない場合,実行中の場合,呼び出しエラーの場合は,[終了日時]には何も表示されません。

[実行状態]

対処アクションを前回実行した際の実行結果が,次の文字色で表示されます。

  • 実行完了(青色)

  • 呼び出しエラー(赤色)

  • 未実行(灰色)

  • 実行中(緑色)

[実行]ボタン

[提案]ボタンをクリックして,提案の条件を判定すると表示されるボタンです。[提案バー]が活性の場合,または対処アクションが実行中ではない場合に,ボタンが活性化します。

[実行]ボタンをクリックすると,対処アクションの実行を確認するダイアログが表示されます。ダイアログで[OK]ボタンをクリックすると,[実行]ボタンは[実行中]に切り替わり,選択した提案が実行されます。

(b) [提案詳細]領域

[提案詳細]領域は,[提案一覧]領域で選択した[提案バー]の詳細を表示する領域です。[提案バー]を選択していない場合は,メッセージ「提案を選択すると,条件の詳細が表示できます。」だけが表示されます。

なお,[提案一覧]領域で選択した[提案バー]の条件によって,[提案詳細]領域に表示される内容は異なります。

図2‒8 [提案詳細]領域の表示例

[図データ]

[メッセージ]

メッセージ「提案を選択すると,提案の詳細が表示できます」が表示されます。

[提案ID]

提案のIDが表示されます。

[提案名]

[提案一覧]領域で選択した[提案バー]の[提案名]が表示されます。

[条件の状態]

[提案]ボタンをクリックして提案の条件を判定した際に,定義された条件が成立したかどうかが表示されます。また,ユーザーへ通知する情報がある場合は,赤色の文字でメッセージが表示されます。メッセージが表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。[図データ]をクリックするとメッセージの全文を確認できます。[図データ]をクリックすると,元の表示に戻ります。

表示される状態は次のどれかです。

  • 成立

    [提案バー]が活性(条件判定済み)の場合に表示されます。

  • 不成立

    [提案バー]が非活性(条件判定済み)の場合に表示されます。提案でエラーが発生した場合は,[図データ]アイコンが表示されます。

  • 未判定

    [提案]ボタンがクリックされていない場合に表示されます。

[条件詳細表示]ボタン

選択した[提案バー]に定義されている条件の詳細を,[条件詳細]画面に表示します。このボタンは,[提案一覧]領域の[提案]ボタンをクリックすると,活性化します。

[対処アクション]

選択した[提案バー]に定義されている対処アクションの説明が表示されます。[提案一覧]領域の[提案]ボタンをクリックしていない場合,[対処アクション]は表示されません。

[対処アクション]の各項目にマウス操作でカーソルを当てると,[図データ]が表示されます。クリックすると,選択した内容をコピーします。

[実行状態]/[前回の実行結果]

選択した[提案バー]が実行中の場合は[実行状態],それ外の場合は[前回の実行結果]が表示されます。

この対処アクションの実行状態,または前回実行した際の実行結果が,次の文字色で表示されます。

  • 実行完了(青色)

  • 呼出しエラー(赤色)

  • 未実行(白色)

  • 実行中(緑色)

[開始日時]

対処アクションを前回実行した際の開始日時が,次の形式で表示されます。

YYYY-MM-DD HH:mm:ss

一度もこの対処アクションを実行していない場合は,開始日時は表示されません。

[終了日時]

対処アクションを前回実行した際の終了日時が,次の形式で表示されます。

YYYY-MM-DD HH:mm:ss

一度もこの対処アクションを実行していない場合,および実行中の場合は,終了日時は表示されません。

[実行ユーザー]

対処アクションを前回実行したユーザーのユーザー名が表示されます。一度もこの対処アクションを実行していない場合は,ユーザー名は表示されません。

(c) [条件詳細]画面

[条件詳細を表示]ボタンをクリックすると,[条件詳細]画面が表示されます。[条件詳細]画面には,[提案一覧]領域で選択した[提案バー]の活性条件の状態を表示します。

図2‒9 [条件詳細]画面の表示例

[図データ]

提案名

提案名が表示されます。

条件の状態

提案活性条件の状態が表示されます。

  • 成立

    提案活性条件が成立している場合に表示されます。

    なお,一部の条件の判定に失敗した場合は,[図データ]アイコンが表示されます。

  • 不成立

    提案活性条件が不成立の場合に表示されます。

メッセージ

ユーザーへ通知する情報がある場合は,[条件セットn]の上部に赤色の文字でメッセージが表示されます。メッセージが表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。[図データ]をクリックするとメッセージの全文を確認できます。[図データ]をクリックすると,元の表示に戻ります。

[条件セットn]

nには,提案活性条件群の順番が1から表示されます。

提案活性条件群はAND条件の配列で定義された提案が活性化するための条件のことです。詳細は,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「提案定義ファイル」(2. 定義ファイル)を参照してください。

[判定結果]

提案活性条件群の判定結果が表示されます。次のどちらかを表示します。

  • 成立

  • 不成立

なお,一部の条件の判定に失敗した場合は,[図データ]アイコンが表示されます。

[判定]

提案活性条件群の条件ごとの判定結果が表示されます。次のどれかを表示します。

  • 一致

  • 不一致

  • エラー

  • 未判定

[条件]

条件の説明が表示されます。説明を表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。[図データ]をクリックすると,説明の全文を確認できます。[図データ]をクリックすると,元の表示に戻ります。

[データ取得日時]

判定に使用した条件の情報の取得日時が,次の形式で表示されます。

YYYY-MM-DD HH:mm:ss

[判定]に「エラー」または「未判定」が表示されている条件の場合は,「−」が表示されます。「失敗」の場合は文字色が灰色で表示されます。

[図データ][閉じる]ボタン

[条件詳細]画面を閉じます。

(4) [業務フロー]タブ

[業務フロー]タブは,[業務関連]と[業務関連のプロパティ]の二つの領域で構成されます。[業務関連]領域は,[稼働情報]領域で選択したシステム構成要素がジョブの場合に,ルートジョブネットの関連を線のつながりで表示する領域です。[業務関連のプロパティ]領域は,[業務関連]領域の中心ノードと選択したノードのプロパティを表示する領域です。

[業務フロー]タブの構成を次に示します。

図2‒10 [業務フロー]タブの構成

[図データ]

(a) [業務関連]領域

[業務関連]領域について説明します。

図2‒11 [業務関連]領域の表示例

[図データ]

[影響情報の取得]ボタン

先行ルートジョブネットの障害が後続ルートジョブネットに影響するかどうかの情報をインテリジェント統合管理基盤サーバから取得し,業務フローに業務影響アイコンを表示します。

[アクセス時刻]

先行ルートジョブネットの障害が後続ルートジョブネットに影響するかどうかの情報をインテリジェント統合管理基盤サーバから取得した時間です。

[影響情報の取得]ボタンをクリックすると,アクセス時刻が次の形式で表示されます。

アクセス時刻:YYYY-MM-DD hh:mm:ss

情報の一部が更新された日時を表示している場合は,末尾に「(*)」が表示されます。

ノード

ルートジョブネットを四角形で表示します。ノードの色は,サンバーストの色と連動しています。ノードをクリックすると,中心ノードとして画面中央に配置し,クリックしたノードの情報で画面を更新します。ただし,灰色のノードはクリックできません。

ノード名は,ノードの色に関わらずクリックできます。クリックした場合は,[業務関連のプロパティ]領域の情報だけが更新されます。

重要イベントとして定義されているJP1イベントの場合は,重大度,対処状況を基に,ノードの色が表示されます。重要イベントとして定義されていないJP1イベントの場合は,ノードの色は白となります。

重要イベントとして定義されている場合のノードの色とJP1イベントの重大度,対処状況の関係について,次の表に示します。

表2‒3 ノードの色とJP1イベントの重大度,対処状況の関係

重大度の種類

対処状況

UNKNOWNノード

未対処

保留

処理中

異常なし/対処済み

緊急

灰色

警戒

致命的

エラー

警告

通知

情報

デバッグ

注※

ユーザーに権限が無いルートジョブネット,またはツリーのSIDが存在しないルートジョブネット(ノード)を意味します。

マウス操作でアイコンにカーソルを当てると,ノードのツリーパスがツールチップで表示されます。

中心ノード

[稼働状況]領域,[業務フロー]タブまたは[関連ノード]タブで選択した構成要素(ルートジョブネット)を,画面中央に中心ノードとして配置し,他のノードとの関連を表示します。中心ノードが他のノードとの関連を持たない場合,中心ノードだけが表示されます。中心ノードは,青色の枠で囲んで表示されます。

中心ノードに対して,画面左側に先行するルートジョブネット,右側に後続のルートジョブネットのノードが,それぞれ表示されます。先行するルートジョブネット,または後続のルートジョブネットが無い場合は,灰色のノード(UNKNOWNノード)が表示されます。

[イベント一覧]領域には,中心ノードの情報が表示されます。

ルートジョブネット名

ノードの名前を「ルートジョブネット名」で表示します。マウス操作でノード上にカーソルを当てると,ツリーパスが表示されます。文字を表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。

クリックするとルートジョブネット名が青色に変わり,[業務関連のプロパティ]領域に,情報が表示されます。なお,[稼働状況]領域の選択個所は変更されません。

ルートジョブネット間のつながり

ルートジョブネット間のつながりを曲線で表示します。

ルートジョブネットの接続がループしている場合は,一つのノードを画面右端と左端に別のノードとして表示します。

業務影響アイコン

障害が発生している場合に,先行ルートジョブネットの障害が後続ルートジョブネットに影響するかどうかを,次のアイコンで表示します。

アイコンが表示されていない場合は,影響はありません。

  • [図データ]:影響あり

  • [図データ]:影響の確認時にエラーが発生した

  • [図データ]:影響の有無が不明

    注※ インテリジェント統合管理基盤定義ファイルの定義が,アイコンを表示しない設定の場合は,空欄が表示されます。

マウス操作でアイコンにカーソルを当てると,アイコンの意味がツールチップで表示されます。

業務影響アイコンをクリックすると,アイコンが表示されている関連情報の連携ユニットの情報が[連携ユニット]ダイアログに表示されます。[連携ユニット]ダイアログについては,「(b) [業務関連のプロパティ]領域」の説明を参照してください。

なお,ルートジョブネットA,ルートジョブネットB,ルートジョブネットAの順番に実行されるようなルートジョブネットの定義の場合,ルートジョブネットの関係性が繰り返し[業務フロー]タブに表示されることがあります。繰り返し表示されるノードに業務影響アイコンが表示されている場合,同じルートジョブネット名のノードに表示された業務影響アイコンから表示される[連携ユニット]ダイアログには,同じ情報が表示されます。このため,繰り返し表示されるノードに表示されるすべての業務影響アイコンから[連携ユニット]ダイアログを確認する必要はありません。

(b) [業務関連のプロパティ]領域

[業務関連のプロパティ]領域について説明します。なお,選択したIM管理ノードの条件によって,プロパティとして表示される内容は異なります。

図2‒12 [業務関連のプロパティ]領域の表示例

[図データ]

[ツリー選択ノード情報]

ツリー選択したノードの情報が表示されます。値にカーソルを当てると,[図データ]アイコンが表示され,クリックするとクリップボードに値がコピーされます。

[図データ]をクリックすると,[ツリー選択ノード情報]を閉じます。[図データ]をクリックすると,[ツリー選択ノード情報]を開きます。

プロパティ名と値を次に示します。なお,表示する情報が無い場合,値は空欄です。

  • ツリーのSID:ツリーのSIDが表示されます。

  • ツリーのパス:ツリーパスが表示されます。ノード上にカーソルを当てると表示されるツリーパスと同じ情報です。

  • ノード名称:ツリーのノード名称が表示されます。

  • IM管理ノードタイプ:ツリーのSIDの種別名が表示されます。

  • 資源グループ:資源グループ名が表示されます。

  • SID:構成情報のSIDが表示されます。

  • オブジェクトタイプ:オブジェクトタイプが表示されます。

  • 連携製品リンク:ツリー選択ノードが所属するルートジョブネットのJP1/AJS3 - Web Consoleのリンクが表示されます。リンクをクリックすると,JP1/AJS3 - Web Consoleの画面が表示されます。表示する情報が無い場合は,項目自体が表示されません。

[連携ユニット表示]ボタン

選択したノードにつながる関連線に,連携ユニットが存在する場合にボタンが活性化します。

クリックすると,[連携ユニット]ダイアログが表示され,ツリーで選択中のIM管理ノードが先行ルートジョブネット,または後続ルートジョブネットとのどちらかとなる連携ユニットが表示されます。

選択したIM管理ノードに連携ユニットが無い場合は,このボタンは非活性です。

[選択ノード情報]

選択したノードの情報が表示されます。[連携ユニット表示]ボタン以外に表示される情報は,[ツリー選択ノード情報]と同じです。

(c) [連携ユニット]ダイアログ

JP1イベント送信ジョブやJP1イベント受信監視ジョブなど,ルートジョブネット間の関連を実現しているユニットを,連携ユニットと言います。

[連携ユニット]ダイアログには,各関連線の連携ユニット情報が,関連線ごとに一覧で表示されます。表示内容は[連携ユニット]ダイアログを起動した画面によって異なります。

  • [業務関連のプロパティ]領域の[連携ユニット表示]ボタンから起動した場合

    ツリーで選択したノードにつながるすべての関連線の連携ユニットを表示します。

  • [業務関連]領域のアイコンから起動した場合

    [業務関連]領域で選択したアイコンが表示されている関連線の連携ユニットを表示します。

    図2‒13 [連携ユニット]ダイアログの表示例

    [図データ]

各項目は項目名でソートできます。また,ヘッダーをドラッグすると,列の順序を変更できます。

なお,次のどれかの条件を満たす場合は,「NO DATA」と表示されます。

  • 先行ルートジョブネットまたは後続ルートジョブネットが,次の連携ユニットを表示する場合

    JP1/AJS - Manager 12-00配下のルートジョブネットのリンクの連携ユニット

  • 次のリンクの連携ユニットを表示する場合

    IM管理ノードリンク定義ファイルで定義された,連携ユニット情報が指定されていないリンク

  • JP1/IMを12-00から12-10以降にバージョンアップしたあとに,jddcreatetreeコマンド,jddupdatetreeコマンドを実行しないで連携ユニットを表示した場合

[連携ユニット]ダイアログの表示項目について説明します。

[アクセス時刻]

[連携ユニット]ダイアログを起動した日時が,次の形式で表示されます。

アクセス時刻:YYYY-MM-DD hh:mm:ss

情報の一部が更新された日時を表示している場合は,末尾に「(*)」が表示されます。

[図データ][更新]ボタン

[連携ユニット]ダイアログの情報を最新に更新し,[業務関連]領域の情報を更新します。

[図データ][全画面]ボタン

[連携ユニット]ダイアログを全画面表示にします。[図データ]ボタンをクリックすると,元のサイズに戻ります。

[図データ][閉じる]ボタン

[連携ユニット]ダイアログを閉じます。

[先行ユニット]

選択したIM管理ノードが先行ユニットとなる連携先のユニット名が,リンクで表示されます。

待ち合わせの関連の場合は,待ち合わせ対象ユニット名が,リンクで表示されます。ジョブネットコネクタの関連の場合は,ジョブネットコネクタ,または接続先のルートジョブネット名が,リンクで表示されます。

リンクをクリックすると, JP1/AJS3 - Web Consoleの[モニター]画面が先行ユニットを選択した状態で表示されます。[モニター]画面に表示される世代は,[連携ユニット]ダイアログで影響有無の情報を取得した世代です。

[後続ユニット]

選択したIM管理ノードが後続ユニットとなる連携先のユニット名が,リンクで表示されます。

待ち合わせの関連の場合は,待ち合わせ条件付きユニット名が,リンクで表示されます。ジョブネットコネクタの関連の場合は,ジョブネットコネクタ,または接続先のルートジョブネット名が,リンクで表示されます。

リンクをクリックすると,JP1/AJS3 - Web Consoleの[モニター]画面が後続ユニットを選択した状態で表示されます。[モニター]画面に表示される世代は,後続ユニットの連携予定時刻を取得した世代です。

注※

ジョブネットコネクタの場合は,実行順序制御方式の設定値によって[先行ユニット],[後続ユニット]に表示されるユニットの関係が変わります。実行順序制御方式を「同期」とした場合は,次のユニット名が表示されます。

  • [先行ユニット]がジョブネットコネクタ,[後続ユニット]が接続先ルートジョブネット

  • [先行ユニット]が接続先ルートジョブネット,[後続ユニット]がジョブネットコネクタ

実行順序制御方式を「非同期」とした場合は,次のユニットが表示されます。

  • [先行ユニット]が接続先ルートジョブネット,[後続ユニット]がジョブネットコネクタ

実行順序制御方式については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編)」を参照してください。

メモ

[業務関連のプロパティ]領域の[連携ユニット表示]ボタンから[連携ユニット]ダイアログを起動した際に,表示ユニットがツリーで選択したノード(ルートジョブネット)のユニットの場合は,ユニット名が太字で表示されます。[業務関連]領域の業務影響アイコンから[連携ユニット]ダイアログを起動した場合は,ユニット名は太字になりません。

[影響有無]

先行するルートジョブネットの障害が後続のルートジョブネットに影響がある場合に,アイコンが表示されます。

ルートジョブネットの終了日時が現在時刻に最も近い結果世代,または実行中の世代の情報を取得して表示します。アイコンが表示されていない場合は,影響はありません。

  • [図データ]:影響あり

  • [図データ]:影響の確認時にエラーが発生した

  • [図データ]:影響の有無が不明

[連携予定日時]

連携の予定日時が表示されます。表示される日時はJP1/AJSで実行シミュレーションされた日時です。

  • [先行ユニット]が待ち合わせ対象ユニットのルートジョブネット,[後続ユニット]が待ち合わせ条件付きユニットの場合

    実行中世代または予定世代のうち,先行ユニットの実行IDを待ち合わせている,後続ユニットの世代の開始予定日時を表示します。

    なお,待ち合わせ条件付きユニットに実行予定がなく,JP1/AJS - Managerの環境設定パラメーターPREWAITNOSCHUNITSyesの場合は,[連携予定日時]には「−」が表示されます。

  • [先行ユニット]および[後続ユニット]が,ジョブネットコネクタまたは接続先のルートジョブネットの場合

    実行中世代または予定世代のうち,先行ユニットの実行IDと紐づいている世代の後続ユニットの終了予定日時,または開始予定日時を表示します。後続ユニットがジョブネットコネクタの場合は終了予定日時,後続ユニットが接続先のルートジョブネットの場合は開始予定日時が表示されます。

  • [先行ユニット]および[後続ユニット]が,上記以外の場合

    実行中世代または予定世代のうち,開始予定日時または終了予定日時が現在時刻に最も近い世代の情報を表示します。

[メッセージ]

連携ユニットの情報取得に失敗した場合にメッセージが表示されます。

(5) [関連ノード]タブ

[関連ノード]タブは[関連ノード]と[関連ノードのプロパティ]の二つの領域で構成されます。[関連ノード]領域は,連携した各製品の関連と[稼働状況]領域に表示されたシステム構成の関連を,線のつながりで表示する領域です。[関連ノードのプロパティ]領域は,[関連ノード]領域の起点ノード,選択したノードおよび選択した関連線のプロパティを表示する領域です。

[関連ノード]タブの構成を次に示します。

図2‒14 [関連ノード]タブの構成

[図データ]

(a) [関連ノード]領域

[関連ノード]領域について説明します。

図2‒15 [関連ノード]領域の表示例

[図データ]

メモ

[関連ノード]領域で,関連ノードアイコンをクリックしドラッグすると,画面での表示位置を変更できます。ダブルクリックすると拡大表示されます。また,マウスホイールによって拡大率を変更できます。

関連ノードアイコン

[稼働情報]領域,または[業務フロー]タブで選択したIM管理ノードを起点に,関連するノードの種類をアイコンで表示します。関連ノードアイコンの種類については「(7) 関連ノードアイコンの種類」を参照してください。

関連ノードアイコンの左下には,関連ノードの状態を表すアイコンが表示されます。状態アイコンの色は,サンバーストの色と連動しています。関連ノードアイコンをクリックすると,プロパティの[選択ノード情報]に選択したノードの情報が表示されます。関連ノードアイコンおよび関連ノード名は,状態アイコンの色に関わらずクリックできます。

重要イベントとして定義されているJP1イベントの場合は,重大度,対処状況を基に,状態アイコンの色が表示されます。重要イベントとして定義されていないJP1イベントの場合は,状態アイコンの色は白となります。

重要イベントとして定義されている場合の状態アイコンの色とJP1イベントの重大度,対処状況の関係について,次の表に示します。

表2‒4 状態アイコンの色とJP1イベントの重大度,対処状況の関係

重大度の種類

対処状況

UNKNOWNノード

未対処

保留

処理中

異常なし/対処済み

緊急

灰色

警戒

致命的

エラー

警告

通知

情報

デバッグ

注※

ユーザーに権限が無い関連ノード,またはツリーのSIDが存在しない関連ノードを意味します。

関連ノード名

関連ノードの名前を表示します。マウス操作でノード上にカーソルを当てると,ツリーパスが表示されます。文字を表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。

ノード間の関連情報を表示した際に,先行ノードに対する後続ノードが存在しない場合.または後続ノードに対する先行ノードが存在しない場合は,「UNKNOWN」と表示されます。

ノード間のつながり(関連線)

ノード間のつながりを線(関連線)で表示します。

初期表示では,選択したノードとリンク情報を持つノードとの関連,およびサンバースト,ツリーの上位階層(インフラノード)までが表示されます。下位階層は表示されません。

関連線の色と意味を次に示します。

  • 赤紫色:関連種別がTreeかつ関連の向きが「先行ノード(左)」→「後続ノード(右)」の場合

  • 黄色:関連種別がTreeかつ関連の向きが「後続ノード(左)」→「先行ノード(右)」の場合

  • 青緑:関連種別がTree以外の関連(リンク情報)の場合

  • 白:関連種別が複数混在する場合(関連種別Treeとそれ以外,または複数のTree以外の関連(リンク情報)が混在する場合)

関連線の関連種別

関連線にカーソルを当てると,関連線の関連種別がツールチップで表示されます。

  • 複数の関連種別が混在する関連線(青色)の場合は,各関連種別の間を改行で区切って表示します。

  • 混在する関連種別の一部の関連種別が,[関連線フィルター]によって非表示にされている場合は,該当する関連種別の末尾に「(-)」が表示されます。

  • 複数のTree以外の関連(リンク情報)が存在し,すべて同じ関連種別の場合は,一つの関連種別として表示されます。

関連線の選択

関連線をクリックすると線の幅が太くなり,[プロパティ]の[選択関連線情報]に選択した関連線の情報が表示されます。

表示したことのある関連線の組み合わせと同じ組み合わせを表示しようとした場合は,関連線は表示されずに,すべてのボタンが展開済みに切り替えられます。

[図データ][関連ノードの展開]ボタン

クリックすると,右側に関連ノードおよびシステム構成の上位階層,下位階層が展開されます。すべての関連線が表示済みの場合は,[図データ]アイコンが表示されます。

[図データ][関連ノードの折り畳み]ボタン

クリックすると,右側に表示された関連ノードがすべて折り畳まれます。

[ズームの初期化]ボタン

クリックすると,[関連ノード]タブの表示位置および拡大率が初期状態に戻ります。

[関連線フィルター]

[関連ノード]タブに表示する関連線の種類を,フィルター項目の選択によって設定できます。フィルター項目をクリックすると,関連線の表示/非表示が切り替えられます。デフォルトではすべての関連線が表示されます。表示される関連線フィルターの項目とその意味を,次に示します。

  • rootJobnetExecutionOrder:ルートジョブネット実行順序の関連

  • rootJobnetAgent:ルートジョブネットとAJSエージェントの関連

  • managerAgent:JP1製品のマネージャーとエージェントの関連

  • sameNode:名称が同一のノードの関連

  • tree:IM管理ノードのツリーの親ノードと子ノードの関連

(b) [関連ノードのプロパティ]領域

[関連ノードのプロパティ]領域は,[関連ノード]領域の起点ノード,選択したノードおよび選択した関連線のプロパティを表示するエリアです。

[関連ノードのプロパティ]領域について説明します。なお,選択したIM管理ノードの条件によって,プロパティとして表示される内容は異なります。

図2‒16 [関連ノードのプロパティ]領域の表示例

[図データ]

[ツリー選択ノード情報]/[選択ノード情報]

[業務関連のプロパティ]領域と同じプロパティ情報,およびユーザーが作成したプラグインで設定したプロパティ情報が表示されます。ただし,連携製品リンクの項目は,プラグインから取得した情報を表示します。ユーザー作成プラグインの詳細は,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「4. ユーザー作成プラグイン」を参照してください。

2.3.1 (4)(b) [業務関連のプロパティ]領域」の[ツリー選択ノード情報]および[選択ノード情報]を参照してください。

[選択関連線情報]

選択した関連線の情報が表示されます。

値にカーソルを当てると,[図データ]が表示され,クリックするとクリップボードに値がコピーされます。

[図データ]をクリックすると,[選択関連線情報]を閉じます。[図データ]をクリックすると,[選択関連線情報]を開きます。

プロパティ名と値を次に示します。なお,表示する情報が無い場合,値は空欄です。

[選択関連線]
  • 関連種別:関連線の種別が表示されます。

  • 先行ノード:先行ノードのツリーパスが,次の形式で表示されます。

    先行ノード名 (先行ノードの構成情報のSIDまたはツリーのSID)

  • 後続ノード:後続ノードのツリーパスが,次の形式で表示されます。

    後続ノード名 (後続ノードの構成情報のSIDまたはツリーのSID)

[左側ノード]/[右側ノード]
  • ツリーのSID:ツリーのSIDが表示されます。

  • ツリーのパス:ツリーパスが表示されます。ノード上にカーソルを当てると表示されるツリーパスと同じ情報です。

  • ノード名称:ノード名称が表示されます。

  • IM管理ノードタイプ:IM管理ノードタイプが表示されます。

  • 資源グループ:資源グループ名が表示されます。

  • SID:構成情報のSIDが表示されます。

  • オブジェクトタイプ:オブジェクトタイプが表示されます。

  • 連携製品リンク:プラグインから取得した連携製品のリンクが表示されます。リンクをクリックすると,連携製品の画面が表示されます。表示する情報が無い場合は,項目自体が表示されません。

なお,[左側ノード]/[右側ノード]には,ユーザーが作成したプラグインで設定したプロパティ情報も表示されます。ユーザー作成プラグインの詳細は,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「4. ユーザー作成プラグイン」を参照してください。

(6) [トレンド]タブ

[トレンド]タブは[トレンドグラフ表示]と[トレンドグラフ設定]の二つの領域で構成されます。[トレンドグラフ表示]領域は,[稼働状況]領域で選択したノードが持つトレンド情報を,チャートにグラフとして表示する領域です。[トレンドグラフ設定]領域は,[トレンドグラフ表示]領域にグラフを表示するために必要な情報を設定する領域です。

[トレンド]タブの構成を次に示します。

図2‒17 [トレンド]タブの構成

[図データ]

なお,JP1/AJSおよびJP1/PFMと連携した場合に取得できるメトリック(時系列データ)の種類については,「2.4 連携製品から取得できるメトリック」を参照してください。

(a) [トレンドグラフ表示]領域

[トレンドグラフ表示]領域について説明します。

図2‒18 [トレンドグラフ表示]領域の表示例

[図データ]

[表示期間]

トレンド情報の表示期間が,次の形式で表示されます。

YYYY-MM-DD△hh:mm:ss(YYYY:年,MM:月,DD:日,△:半角

スペース,hh:時間,mm:分,ss:秒)

[タイトル]

次の情報が表示されます。タイトルの文字を表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。

  • メトリックを選択しない場合:IM管理ノードのラベル名

  • メトリックを選択した場合:IM管理ノードのラベル名 - メトリック名

表示されているグラフの値が要約されている場合は,[[図データ]タイトル]の形式で,タイトルが表示されます。[図データ]にマウスカーソルを当てると,ツールチップに「要約しました」と表示されます。要約される前の値を確認する場合は,[表示期間の変更]で表示期間を短くしてください。

[図データ][チャート情報]

マウスカーソルを当てると,表示しているチャートのツリーパスがツールチップに表示されます。

[図データ][ノード遷移]

クリックすると,表示されているグラフの情報取得元のIM管理ノードが[稼働状況]領域で選択状態となり,選択しているIM管理ノードのイベントが[イベント一覧]領域に表示されます。

[トレンドグラフ設定]領域のメトリック一覧や期間表示,チャートは遷移前の状態が維持されます。その他のタブは,初期化されます。

チャートで異常値が見られる場合など,特異なノードを発見した際に,当該ノードに遷移してイベント一覧で事象を確認します。

なお,遷移先と現在選択しているノードが同じ場合,このアイコンは非活性となります。

[図データ][上へ]ボタン

選択したチャートを一つ上に移動します。

[図データ][下へ]ボタン

選択したチャートを一つ下に移動します。

[図データ][最小化]ボタン

選択したチャートを最小化します。

[図データ][元に戻す]ボタン

最小化したチャートを元のサイズに戻します。

[図データ][閉じる]ボタン

選択したチャートを閉じます。

グラフのポイント情報

グラフのポイントにマウスカーソルを当てると,時刻とグラフの凡例,値が表示されます。

発生時刻

イベント一覧で選択したイベントの発生時刻を,イベントDB内通し番号と合わせて表示します。発生時刻が同じイベントを複数選択している場合は,イベント通し番号が大きい番号の発生時刻が表示されます。

凡例

グラフの凡例を表示します。凡例にマウスカーソルを当てると,選択したグラフが強調され,凡例がツールチップで表示されます。

特定のグラフだけをチャートに表示する場合は,非表示とするグラフの凡例をクリックします。クリックしたグラフが非表示となります。もう一度凡例をクリックすると,元の表示に戻ります。

[図データ]

(b) [トレンドグラフ設定]領域

[トレンドグラフ設定]領域について説明します。

図2‒19 [トレンドグラフ設定]領域の表示例

[図データ]

[変更を適用して表示を更新]ボタン

チャートの編集で設定した内容で,トレンド情報の表示領域を更新します。

[表示期間の変更]

トレンド情報の表示領域に表示する期間が,次の形式で表示されます。

YYYY-MM-DD△hh:mm:ss(YYYY:年,MM:月,DD:日,△:半角

スペース,hh:時間,mm:分,ss:秒)

[図データ]をクリックすると,[表示期間の変更]を閉じます。[図データ]をクリックすると,[表示期間の変更]を開きます。

[開始]/[終了]
  • イベントを選択していない場合:「59分59秒前〜現在時刻」の期間が表示されます。

  • イベントを選択している場合:イベント発生時刻の29分59秒前〜30分後までが表示されます。

  • 複数のイベントを選択している場合:イベント発行日時が最も新しいイベントの発生時刻の29分59秒前〜30分後までが表示されます。

  • 現在時刻から30分以内に発生したイベントの場合:イベント発生時刻の29分59秒前〜現在の時刻までが表示されます。

表示期間を変更する場合は[図データ]をクリックしてカレンダーを表示し,年,月,時刻を変更します。1970/01/01:00:00〜2099/12/31 23:59:59の範囲を指定できます。

時刻はマウスカーソルを当てると,時刻設定のボタンが表示されます。年は1年,時間は1時間,分は5分,秒は5秒ごとに設定できます。時刻は手動で入力することもできます。

カレンダーの時刻で,開始時刻に終了時刻よりも未来の時刻を指定した場合,または終了時刻に開始時刻よりも過去の時刻を指定した場合は,終了時刻に指定した時刻が開始時刻,開始時刻に指定した時刻が終了時刻として扱われます。

[図データ]

[入力をリセット]ボタン

[表示期間の変更]で設定した時間をリセットします。

[過去1時間]ボタン

[表示期間の変更]の[開始時間]と[終了時間]が,過去1時間に設定されます。

[チャート]

選択したIM管理ノードのチャートを表示します。

[図データ]をクリックすると,[チャート]を閉じます。[図データ]をクリックすると,[チャート]を開きます。

[図データ][IM管理ノード名]

IM管理ノード名の[図データ]をクリックすると,ノードが非活性となり[図データ]が表示されます。[図データ]をクリックすると,元に戻ります。

非活性となったノードを削除する場合は,[変更を適用して表示を更新]ボタンをクリックします。削除したノードは元に戻せません。

ノード名にマウスカーソルを当てると,次の情報が表示されます。なお,情報の文字を表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。

  • IM管理ノードのツリーパス

  • メトリックの種類

  • メトリック名

カテゴリ名

選択したノードのカテゴリ名が表示されます。カテゴリ名が無い場合は,「カテゴリなし」と表示されます。

[図データ]をクリックすると,[カテゴリ]を閉じます。[図データ]をクリックすると[カテゴリ]を開き,メトリック名を表示します。

  • メトリック名:選択したノード配下のメトリック名がチェックボックスで表示されます。[トレンドグラフ表示]領域にグラフを表示するメトリックのチェックボックスを選択します。

    連携製品から取得できるメトリックについては「2.4 連携製品から取得できるメトリック」を参照してください。

[[+]ノード追加]ボタン

[ノードの追加]ダイアログが表示されます。

(c) [ノードの追加]ダイアログ

[ノードの追加]ダイアログは,[関連ノード]領域を表示し,そこから選択したノードを追加する画面です。

なお,ここで説明する項目以外の表示項目は[関連ノード]領域と同じです。詳細は「2.3.1(5)(a) [関連ノード]領域」を参照してください。

図2‒20 [ノードの追加]ダイアログの例

[図データ]

[ノードの追加]ダイアログの表示項目について説明します。

[図データ][全画面]ボタン

[ノードの追加]ダイアログを全画面表示にします。[図データ]ボタンをクリックすると,元のサイズに戻ります。

[図データ][閉じる]ボタン

[ノードの追加]ダイアログを閉じます。

ノードアイコン

追加できるノードは,ノード名が白色のノードだけです。

ノードアイコンにマウスカーソルを当てると,マウスカーソルが[図データ]に変わり,ツールチップテキストが表示されます。また,マウスカーソルを当てたノードアイコンにつながる関連線が不透明になります。

非活性のノード名にマウスカーソルを当てた場合,マウスカーソルが[図データ]に変わります。

ノードアイコンを選択すると,ノードアイコンが青色の枠で囲まれ,ノード名の文字色が青色になります。

一度追加したノードを,もう一度追加することはできません。また,一度に複数のノードを選択して追加することもできません。複数のノードを追加する場合は,ノードの追加を繰り返してください。

ノード名の文字色

ノード名の文字色の意味を次に示します。

  • 白色:トレンド情報が存在しかつ[トレンドグラフの設定]領域に追加されていないノード

  • 灰色:トレンド情報が存在しないノード

  • 灰色太字:すでに追加済みのノード

ノード間のつながり(関連線)

ノード間のつながりを線(関連線)で表示します。関連線は選択できません。

[選択ノード:ノード名]

選択したノード名が表示されます。ノードを選択していない場合は「-」を表示します。文字を表示しきれない場合,末尾は「...」と表示されます。

[追加]ボタン

選択したノードが追加されます。

[閉じる]ボタン

[ノードの追加]ダイアログを閉じます。

追加したノードのメトリックを選択して[変更を適用して表示を更新]ボタンをクリックすると,トレンド情報の表示領域に追加したノードのグラフが追加されます。

図2‒21 ノードの追加例

[図データ]

(7) 関連ノードのアイコンの種類

[関連ノード]領域,および[ノードの追加]ダイアログに表示される関連ノードアイコンの種類と意味を,次の表に示します。

表2‒5 関連ノードアイコンの種類と意味(IM管理ノード別)

項番

アイコンファイル名

アイコン

意味

1

ROOT

[図データ]

ルートノードを表します。

2

SYSTEM

[図データ]

システムノードを表します。

3

SUBCATEGORY

[図データ]

サブカテゴリノードを表します。

4

HOST

[図データ]

ホストノードを表します。

5

_OTHER_

[図データ]

項番1から5以外のIM管理ノードのタイプを表します。

表2‒6 関連ノードアイコンの種類と意味(カテゴリノード別)

項番

アイコンファイル名

アイコン

意味

1

CATEGORY_job

[図データ]

Jobを表します。

2

CATEGORY_serviceResponse

[図データ]

Service Responseを表します。

3

CATEGORY_enterprise

[図データ]

Enterpriseを表します。

4

CATEGORY_transactionProcessing

[図データ]

Transaction Processingを表します。

5

CATEGORY_applicationServer

[図データ]

Application Serverを表します。

6

CATEGORY_database

[図データ]

Databaseを表します。

7

CATEGORY_platform

[図データ]

Platformを表します。

8

CATEGORY_virtualMachine

[図データ]

Virtual Machineを表します。

9

CATEGORY_managementApplications

[図データ]

Management Applicationsを表します。

10

CATEGORY_otherApplications

[図データ]

Other Applicationsを表します。

11

CATEGORY__OTHER

[図データ]

項番1から10以外のカテゴリノードを表します。

表2‒7 関連ノードアイコンの種類と意味(オブジェクトノード-JOBオブジェクト別)

項番

アイコンファイル名

アイコン

意味

1

OBJECT_JP1ROOTJOBNET

[図データ]

ルートジョブネットを表します。

2

OBJECT_JP1AJSMJOB

[図データ]

JP1 / AJS - Managerを表します。

3

OBJEC_JP1SCHE

[図データ]

スケジューラーサービスを表します。

4

OBJECT_JP1JOBG

[図データ]

ジョブグループを表します。

5

OBJECT__OTHER_

[図データ]

項番1から4以外のオブジェクトノードを表します。

表2‒8 関連ノードアイコンの種類と意味(IM管理ノードの取得に失敗)

項番

アイコンファイル名

アイコン

意味

1

_UNKNOWN__JP1ROOTJOBNETDUMMY

[図データ]

ルートジョブネット(リンク情報が不明)を表します。

2

_UNKNOWN___OTHER

[図データ]

項番1以外であることを表します。