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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド


6.7 表示するJP1イベントの期間を指定して絞り込む

指定期間のイベント表示を有効にすると,指定期間のJP1イベントの一覧を表示できます。

指定期間のイベント表示が使用できる画面を次に示します。

指定期間のイベント表示は,すべてのフィルター(イベント取得フィルター,ユーザーフィルター,重要イベントフィルター,表示フィルター)を通過し,繰り返しイベントの集約処理をしたあとのJP1イベントを対象とします。

ここでは,指定期間のイベント表示機能を有効にし,期間を指定する手順について説明します。

なお,指定期間内のJP1イベントかどうかは,JP1/IM - ManagerにJP1イベントが到着した時刻とJP1/IM - Viewが稼働しているホストの現在時刻を比較して判定します。そのため,JP1/IM - ManagerとJP1/IM - Viewの時刻が異なっていた場合,指定期間外のJP1イベントが表示されることがあります。事前にJP1/IM - ManagerとJP1/IM - Viewの時刻を合わせておくことをお勧めします。

  1. [イベントコンソール]画面のメニューから[オプション]−[ユーザー環境設定]を選択する。

    [ユーザー環境設定]画面が表示されます。

  2. [イベント表示項目]−[指定期間のイベント表示]の[有効]をチェックする。

    [基準時刻]および[表示期間]が活性となります。

  3. [基準時刻]および[表示期間]を指定する。

    [基準時刻]は,1日の区切りとする時刻を00:00〜23:59の範囲で指定できます。デフォルトは,09:00です。

    基準時刻と現在時刻の大小関係により,イベントの表示範囲が変わります。それぞれの場合のJP1イベントの表示範囲について次に示します。

    • JP1/IM - Viewが稼働しているホストの現在時刻が基準時刻より大きい場合

      (表示期間-1)日前の基準時刻から,明日の基準時刻までの範囲。

    • JP1/IM - Viewが稼働しているホストの現在時刻が基準時刻より小さい場合

      表示期間前の基準時刻から,今日の基準時刻までの範囲。

    終端の基準時刻は,範囲に含まれません。

    例えば,現在時刻が「09:15」の時に表示期間を「2日分」,基準時刻に「09:30」を指定した場合,「2日前」の「09:30」から「今日」の「09:29」までのJP1イベントの一覧を表示します。

    [表示期間]は,過去何日分のJP1イベントを表示するか1〜31日の範囲で指定できます。デフォルトは,1日です。

  4. [OK]をクリックする。

    設定した内容(指定期間のイベント表示)が有効となり,[ユーザー環境設定]画面が閉じます。[イベントコンソール]画面に,指定した期間のJP1イベントが表示されます。

指定期間のイベント表示機能が有効な場合,[イベントコンソール]画面の[指定期間のイベント表示]チェックボックス,または[イベントコンソール]画面のメニューから[表示]−[指定期間のイベント表示]を選択することで,指摘期間のイベント表示の適用と未適用を切り替えられえます。

再ログインした場合に[ユーザー環境設定]画面の指定期間のイベント表示機能が有効だったときは,[指定期間のイベント表示]チェックボックスと[指定期間のイベント表示]メニューのチェックを付け,指定期間のイベント表示を適用して各ページのイベント一覧を表示します。無効だった場合は,[指定期間のイベント表示]チェックボックスと[指定期間のイベント表示]メニューを非表示にし,指定期間のイベント表示を適用しないで各ページのイベント一覧を表示します。

指定期間のイベント表示の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.18 指定期間のイベント表示」を参照してください。