Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド


2.2.2 マネージャーまたはエージェントのホスト名を変更した場合の作業

〈この項の構成〉

(1) フィルター条件で設定したホスト名

[重要イベント定義]画面,[表示フィルター設定]画面,または[ユーザーフィルター詳細設定]画面で定義してある登録ホスト名が変更対象であった場合は,それぞれの設定画面で登録ホスト名の設定を変更する必要があります。

(2) [アクション設定]画面または自動アクション定義ファイルで設定したホスト名

[アクション設定]画面または自動アクション定義ファイルで定義してある実行ホスト名が変更対象であった場合は,[アクション設定]画面または自動アクション定義ファイルで実行ホスト名の設定を変更する必要があります。

ホスト名を設定したあとに次のどちらかの作業をします。

(3) 監視オブジェクトの状態変更条件で設定したホスト名

[状態変更条件設定]画面または[共通条件詳細設定]画面で設定したホスト名が変更対象であった場合は,それぞれの設定画面でホスト名の設定を変更する必要があります。

ホスト名を設定してからシステム構成の再配布を実施します。詳細については,「2.2.3 マネージャーまたはエージェントのホスト名を変更した場合のシステム構成の再配布手順」を参照してください。

(4) 相関イベント発行定義ファイルで設定したホスト名

相関イベント発行定義ファイルで,相関イベントの発行条件として定義してあるホスト名が変更対象であった場合は,相関イベント発行定義ファイルでホスト名の設定を変更する必要があります。

相関イベント発行定義ファイルでホスト名を設定してから,jcoegschangeコマンドで相関イベント発行定義を有効にします。

(5) 重大度変更定義ファイルで設定したホスト名

重大度変更定義ファイルで,重大度変更条件として定義してあるホスト名が変更対象であった場合は,重大度変更定義ファイルでホスト名の設定を変更する必要があります。

イベントの重大度変更機能が有効な場合に,次のどれかの操作を実施してホスト名の変更を有効にします。

(6) 表示メッセージ変更定義ファイルで設定したホスト名

表示メッセージ変更定義ファイルで,表示メッセージ変更条件として定義してあるホスト名が変更対象であった場合は,表示メッセージ変更定義ファイルでホスト名の設定を変更する必要があります。

イベントの表示メッセージ変更機能が有効な場合に,次のどれかの操作を実施してホスト名の変更を有効にします。

(7) サーバ証明書のCNおよびSANに記載したホスト名

通信暗号化機能が有効の場合に,サーバ証明書のCNおよびSANに記載したホスト名が変更対象のときは,サーバ証明書を作成し直す必要があります。

サーバ証明書を作成し直す手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「9.4.2 設定済みの証明書を変更する」を参照してください。