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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


9.2.4 構成例4(クラスタ運用,コマンド実行)

マネージャーが互いにルーティングできない二つのLANに接続され,クラスタ運用されているとき,一方のLANからJP1/IM - Viewでマネージャーに接続し,もう一方にあるホスト上でコマンドを実行する場合の例を次に示します。

図9‒4 複数LAN環境でのコマンド実行(クラスタ運用)

[図データ]

この場合の各ホストの設定を次の表に示します。

表9‒7 HostX,HostY,HostLの設定(JP1/IM - Manager)

ホスト名

バインド方式

jp1host設定

HostX(物理ホスト)

送信ANY,受信IP

10.1.1.2,20.1.1.2

HostY(物理ホスト)

送信ANY,受信IP

10.1.1.3,20.1.1.3

HostL(論理ホスト)

送信ANY,受信IP

10.1.1.11,20.1.1.11

なお,JP1/Baseの通信設定が必要になります。設定の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のネットワーク構成に応じたJP1/Baseの通信設定の章を参照してください。

表9‒8 HostAの設定(JP1/IM - View)

ホスト名

接続

ホスト

その他条件

図中の丸付き

数字との対応

HostA

HostX

ホスト名HostX→10.1.1.2の変換ができること

1,4

HostY

ホスト名HostY→10.1.1.3の変換ができること

2,5

HostL

ホスト名HostL→10.1.1.11の変換ができること

3,6