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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


6.3.3 監視ツリーの自動生成

監視ツリーを自動生成します。

なお,他製品と連携して監視ツリーを自動生成する場合,連携製品のセットアップ(JP1イベントを発行する設定や,アダプタコマンドの実行など)を事前にしておく必要があります。「6.8 連携製品のセットアップ」を参照して自動生成前にセットアップを終えておいてください。

運用上の理由でjp1adminユーザーを削除している場合は,連携製品の定義情報にアクセスできる権限レベルを持つJP1ユーザーでログインし,自動生成を行ってください。例えば,JP1/AJSのジョブネット情報を取得するには,ジョブネットにアクセスできる権限レベルが必要です。

また,監視ツリーの自動生成機能の詳細は,次の説明を参照してください。

監視ツリーの自動生成について
  • 監視ツリーの自動生成機能について

    参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「5.2 監視ツリー」

    参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「5.3 監視ツリーの自動生成」

  • 自動生成で作成される監視ツリーのモデルについて

    参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「5. 監視ツリーモデル(セントラルスコープ用)」

次に監視ツリー自動生成の手順を示します。

図6‒3 監視ツリーの自動生成の手順

[図データ]

  1. [ツリーの自動生成]を選択する。

    [監視ツリー(編集中)]画面から,[オプション]−[ツリーの自動生成]を選択します。

    なお,すでに監視ツリーを編集中だった場合は,「編集中のツリー構成情報を置き換えますか?」のように確認されます。ここで[はい]を選択すると,編集中の情報は,自動生成した情報で置き換えられます。

  2. サーバにログインする。

    JP1/IM - Manager(セントラルスコープ)にログインするための[ログイン]画面が表示されます。

    jp1adminユーザーでログインしてください。

    接続ホスト名には,ログインするJP1/IM - Managerがあるホストの名称を指定します。ビューアーで定義されているホスト名か,IP アドレスを指定してください。

  3. [自動生成-構成選択]画面で,監視ツリーのモデルを選択する。

    自動生成する監視ツリーのモデルを選択します。

    • 業務指向ツリー

    • サーバ指向ツリー

  4. [生成],[差分]または[追加]のボタンをクリックする。

    • [生成]…新しい監視ツリーを,収集した定義情報から作成します。

    • [差分]…編集画面の監視ツリーと収集した定義情報との差分情報(監視オブジェクトと監視グループを含む)から新規の監視ツリーを作成します。なお,新規の監視ツリーは[NEW_OBJECT]という監視グループに作成されます。

    • [追加]…編集画面の監視ツリーから新規の監視ツリーを作成します。なお,新規の監視ツリーは[NEW_TREE]という監視グループに作成されます。

  5. 監視ツリーが自動的に生成される。

    JP1/IMが管理する各ホストから定義情報を収集し,監視ツリーを自動生成します。しばらくお待ちください。

なお,生成される監視ノードの状態は,最初は非監視の状態になっています。

自動生成した監視ツリーは,監視方法に合わせてカスタマイズしてから運用を始めてください。