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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


4.12.4 ダイレクトアクセスURLの指定例

ダイレクトアクセスURLの指定例について説明します。

なお,インテリジェント統合管理基盤サービスで,HTTP通信を受け付けるポート番号を変更している場合は,定義例のポート番号「20703」を変更後のポート番号に変更してください。また,JP1/IM - Managerの通信暗号化機能を使用して,Webブラウザーとインテリジェント統合管理基盤の間の通信をhttpsで暗号化する場合は,httpをhttpsにしてください。

〈この項の構成〉

(1) [イベント詳細]ダイアログを指定してアクセスする場合

URL
http://サーバのホスト名:ポート番号/index?seqno=3611&dialog=detail&eou=1
表示される画面

seqno(イベントDB内通し番号)に対応するIM管理ノードが選択された状態で,[イベント詳細]ダイアログが表示されます。

[図データ]

(2) タブを指定してアクセスする場合

URL
http://サーバのホスト名:ポート番号/index?seqno=3611&tab=relation&eou=1
表示される画面

seqno(イベントDB内通し番号)に対応するIM管理ノードが選択された状態で,指定したタブが表示されます。

上記のURLは[関連ノード]タブを指定しています。

[図データ]

(3) タブと[イベント詳細]ダイアログを指定してアクセスする場合

URL
http://サーバのホスト名:ポート番号/index?seqno=3611&dialog=detail&tab=trend&eou=1
表示される画面

seqno(イベントDB内通し番号)に対応するIM管理ノードが選択された状態で指定したタブを表示し,さらに[イベント詳細]ダイアログが表示されます。

上記のURLは[トレンド]タブを指定しています。

[図データ]

(4) 自動アクションの定義例

自動アクション機能でダイレクトアクセスURLを使用する場合の例を,説明します。

例1

[統合オペレーション・ビューアー]画面で,特定のIM管理ノードの業務インパクトを確認するためのURLを,自動アクションで担当者(userA)にメール通知する。

メール受信者がメール本文のURLをクリックすると,ダイレクトアクセスURL機能によって,[業務フロー]タブを開いた状態で[統合オペレーション・ビューアー]画面が表示される。

メールの定義

送信元(From):admin@xxxxx.com

送信先(To):userA@xxxxx.com

メールの主題:業務インパクト確認

メールの本文:http://インテリジェント統合管理サーバのホスト名:20703/index?seqno=73&tab=job&eou=1

コマンドの定義例
jimmail.exe -to userA@xxxxx.com -s "業務インパクト確認" -b "http://$ACTHOST:20703/index?seqno=$EVSEQNO&tab=job&eou=1"
例2

自動アクションで,障害発生時にインテリジェント統合管理の[統合オペレーション・ビューアー]画面で,該当ノードの[イベント詳細]ダイアログを確認するためのURLを,担当者(userA)にメール通知する。

メール受信者がメール本文のURLをクリックすると,ダイレクトアクセスURL機能によって,[イベント詳細]ダイアログを開いた状態で[統合オペレーション・ビューアー]画面を表示する。

メールの定義

送信元(From):admin@xxxxx.com

送信先(To):userA@xxxxx.com

メールの主題:[重大度:Error]障害発生通知

メールの本文:http://インテリジェント統合管理サーバのホスト名:20703/index?seqno=74&detail=1&eou=1

コマンドの定義例
jimmail.exe -to userA@xxxxx.com -s "[重大度:$EVSEV] 障害発生通知" -b "http://$ACTHOST:20703/index?seqno=$EVSEQNO&dialog=detail&eou=1"