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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


4.12.3 OpenID認証ダイレクトアクセスURL

OpenID認証ダイレクトアクセスURLは,ダイレクトアクセスURL機能をOpenID認証でのシングルサインオンで利用できるようにする機能です。ダイレクトアクセスURLのクエリパラメーターと同時に指定できます。

クエリパラメーターに指定するパラメーターを次に示します。なお,各パラメーターにはURLエンコードした値を指定してください。

表4‒7 OpenID認証のダイレクトアクセスURLのクエリパラメーター

項番

クエリパラメーター

指定規則

説明

1

op

任意

OpenIDプロバイダ名を指定します。OpenIDプロバイダ名には,インテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)で定義した<OpenIDプロバイダのキー名>と同じ値を指定する必要があります。

このパラメーターを指定した場合,インテリジェント統合管理基盤のログイン画面を経由しないで,指定されたOpenIDプロバイダの認証URLに認証リクエストを実行します。

存在しないOpenIDプロバイダのキー名を指定した場合は,OPパラメーターが指定されていないものと仮定して動作します。

opパラメーターの指定有無と,インテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)のjp1.imdd.jp1LoginFormパラメーター,およびOpenIDプロバイダ定義機能に定義したOpenIDプロバイダ定義数によるOpenID認証ダイレクトアクセスURL機能の動作を次の表に示します。

表4‒8 opパラメーター,OP定義数,jp1.imdd.jp1LoginFormパラメーターの関係

opパラメーター

OP定義数

jp1.imdd.jp1LoginFormの指定値

true

false

指定なし

なし

ログイン画面を表示

ログイン画面を表示

(JP1/Base認証ログインフォームが表示されます)

1

OpenIDプロバイダの認証URLに認証リクエストを送信

2以上

ログイン画面を表示

指定あり

なし

ログイン画面を表示

opパラメーターの指定は無視されます)

1

OpenIDプロバイダの認証URLに認証リクエストを送信

2以上

なお,jp1.imdd.jp1LoginFormパラメーターにfalseを指定し,かつOpenIDプロバイダの定義が一つだけの場合は,opパラメーターを省略したときでも,定義したOpenIDプロバイダに直接認証します。

重要

[統合オペレーション・ビューアー]画面の[操作メニュー]−[ツリーのURLをコピー]で取得したURLには,opパラメーターは付与されません。

次の条件の場合のダイレクトアクセスURLの指定例を示します。

http://インテリジェント統合管理サーバのホスト名:ポート番号/index?op=okta&sid=%5FROOT%5FAllSystems%2F%5FSYSTEM%5FSYSTEM01%2F%5FHOST%5FHOSTB&view=sunburst&eou=1