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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


1.4.1 IMデータベースを構築するための準備(Windowsの場合)

IMデータベースを構築するために必要なデータベース領域のサイズやデータベース格納ディレクトリの情報を記述したセットアップ情報ファイルを準備します。

  1. セットアップ情報ファイルを編集する。

    設定例を次に示します。

    #IM DATABASE SERVICE - DB Size

    IMDBSIZE=S

    #IM DATABASE SERVICE - Data Storage Directory

    IMDBDIR=Managerパス\database

    #IM DATABASE SERVICE - Port Number

    IMDBPORT=20700

    #IM DATABASE SERVICE - DB Install Directory

    IMDBENVDIR=Managerパス\dbms

    JP1/IM - MOを使用する場合で,JP1/IM - ManagerとJP1/IM - MOが異なるホストで動作するときは,セットアップ情報ファイルに記載する項目に「IMDBHOSTNAME」を追加する必要があります。セットアップ情報ファイルについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「セットアップ情報ファイル(jimdbsetupinfo.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

  2. セットアップ情報ファイルの設定値を確認する。

    次の項目を確認してください。

    • IMDBENVDIRおよびIMDBDIRに,ネットワークドライブやWindowsの予約デバイスファイルを指定していないか。また,シンボリックリンクを含むパスを指定していないか。

  3. Application Experienceサービスが存在する場合は,Application Experienceサービスのスタートアップの種類が無効になっていないことを確認する。

    無効の場合,jcodbsetupコマンド,またはjcfdbsetupコマンドを実行した際に,次のメッセージを出力してIMデータベースのセットアップに失敗する可能性があります。

    KNAN11141-E システムDB領域の作成中にエラーが発生しました。 (エラーコード:-1073741811)。

    重要
    • システム環境変数TEMPに200バイト以上のパスを指定しないでください。200バイト以上のパスを指定している場合,IMデータベースのセットアップ,アンセットアップに失敗することがあります。セットアップに失敗した場合は,システム環境変数TEMPの値を修正した後,一度,統合監視DB,IM構成管理DBの両方をアンセットアップし,再セットアップを行ってください。アンセットアップに失敗した場合は,システム環境変数TEMPの値を修正した後,統合監視DB,IM構成管理DBの両方をアンセットアップしてください。

    • jcodbsetupコマンド,またはjcfdbsetupコマンドを実行する際は,Managerパスのディスク容量が不足していないか確認してください。ディスク容量が不足している場合,次のメッセージを出力して異常終了する問題が発生します。

      KNAN11053-E ファイルの読み込みに失敗しました。 (ファイル名:instdb.log)